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カテゴリー「音楽」の2件の投稿

2012年3月18日 (日)

でんでらりゅうば

 今、トヨタ自動車の「パッソ」のテレビコマーシャルが面白い。女優の仲里依紗(なか・りーさ、22歳)が運転席で、「でんでらりゅうば」を歌っている光景があります。

 

 この歌は、長崎ケンミンならみんなが知っている地方の童謡というか、子供の手遊びです。昔いつのころ、どこで聞いたのか、歌っていたのか、遥かな記憶が呼び起こされました。県民以外は知られてないようなのに、全国放送のCMに出ていたので、びっくりしました。仲里依紗は長崎県東彼杵町出身で、スウェーデン系のクォーターです。

Denderaryuba1

 この中でもう一人の女の子が、「とっとーとっ!?」、「とっとぉとよっ!」は、「(ケータイで)撮ってるの?」、「撮っているのよ!」という意味の長崎弁です。
 このタレントが、最近まで誰だか分からなかったのですが、バラエティ番組に出て自己紹介していたので、やっと分りました。モデル・女優の川口春奈で、長崎県五島市福江島出身(17歳)です。よく他のテレビCMにも出ているようです。

Denderaryuba3

 つまり長崎出身の二人が、長崎弁でCMをやっていたので、納得でした。「でんでらりゅうば」は、長崎出身のさだまさしや福山雅治の映画、CD、ライブにも出てきたそうですが、そこまでは知りませんでした。

 CMの中での歌詞と共通語訳は、

 出ん出らりゅうば 出て来るばってん 出ん出られんけん 出ーて来んけん
 来ん来られんけん 来られられんけん 来ーん 来ん

 出ようとして出られるならば、出て行くけれど、出ようとしても出られないから、出て行かないからね。
 行こうとしても行けないから、行くことはできないから、行かない、行かない。

 埼玉では、「来ない(こない)」を『来ない(きない)』と言ますが、「来ない」は『こん』と言って「行かない」という意味です。

 この歌の由来をネットで調べてみましたが、丸山の遊女、出島の異人、日露戦争のロシア艦隊など、いろいろな説があってよくわかりません。
 

 テレビCMを見て、自分ひとりで面白がっています。

2011年12月 8日 (木)

エミー・ジャクソン

 最近、テレビの懐メロ番組を見てたら、安西マリアが1970年代の曲「涙の太陽」を歌っていた。すぐには名前が出てこなかったが、エミー・ジャクソンを思い出した。もうずーっと彼女をテレビで見たことがない。 

 「涙の太陽」のオリジナルは、エミー・ジャクソンのデビュー作、代表作。
 エミー・ジャクソンは、日本のアイドル歌手で、和製ポップスの元祖。1945年にイギリスで生まれ、父方の祖父がイギリス人という。1964年に、ラジオ関東のDJ番組のアシスタントを勤めていた時、湯川れい子に見いだされ、翌65年4月に日本コロムビアよりデビューした。

Emy_jackson1    Emy_jackson2_2

 同じ年の5月に、青山ミチによる日本語バージョン(作詞:湯川れい子)が発売され競作になったそうだが、あまり憶えていない。むしろ、不祥事を起こして復帰した時に歌った、「叱らないで」という曲が記憶にある。その後、1978年に覚せい剤で逮捕され、芸能界から追放された。

 8年後の1973年、安西マリアが青山ミチの日本語バージョン「ギラギラ太陽が燃えるように・・・」を歌い、ヒットした。

 「涙の太陽」と聞くと、安西マリアよりも自分の世代は、断然60年代のエミー・ジャクソンだ。エミーは、一度芸能界を引退したが、現在はライブハウスなどで歌っているらしい。懐メロ番組には、安西マリアしか出て来ないのは残念だ。

 
 あの60年代には、思い出に残る良い曲がたくさんあった。高校の友人が、洋楽ポップスのレコードを持っていて、よく聞かせてもらった。ラジオの深夜放送も良く聞いていた。

 中でも「涙の太陽」は、エレキギターのリズムにのせた迫力あるイントロで、ハーフの女の子の英語の発音が新鮮で、衝撃を受けた。歌詞も切なくて、彼女は少しボーイッシュで、チャーミングだった。
 当時、プレイヤーは持っていなかったのだが、初めて買ったのがこのレコードだった。

 

 「涙の太陽」 Crying in a storm

  歌手:エミー・ジャクソン Emy Jackson
  作詞:R.H.Rivers (「Reiko Hot Rivers」と名乗っている湯川れい子のこと)
  作曲:中島泰利

 Take me take me
 take my heart and all
 I was born to be yours

 Love me love me
 get me hold me tight
 Now I'm crying in a storm

 この先の歌詞は曲が早すぎて、何度もトライしても、歌えなかった。

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