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2024年3月の5件の投稿

2024年3月19日 (火)

映画「ゴジラ-1.0」

 2024年3月16日(土)、映画『ゴジラ-1.0』(ゴジラ マイナス・ワン)を観る。

 第96回米アカデミー賞の授賞式が3月10日(日本時間11日午前)、ロサンゼルスで開かれ、山崎貴監督(59)の『ゴジラ-1.0』が日本映画として初めて「視覚効果賞」を受賞した。2023年12月にはアメリカでも公開され、全米歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど、大ヒットを記録していた。また、宮崎駿監督(83)の『君たちはどう生きるか』は、同賞の「長編アニメーション賞」を受賞、日本勢がダブル受賞を果たした。

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 『ゴジラ-1.0』公開は2023年11月3日、この映画を観るのをすっかり忘れていた。米アカデミー賞の「視覚効果賞」としてノミネートされているニュースを見て、まだ上映していることに気がついた。さっそく最寄りの映画館の上映スケジュールを見ると、夜の21:00~23:17で厳しい。諦めかけていたが、アカデミー賞受賞のニュース。そのせいか15日(金)からは、午後の13:40からと夜21:00からの1日2回の上映になった。

 日本が生んだ特撮怪獣映画のレガシー「ゴジラ」の70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目だそうだ。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズをはじめ『永遠の0』などの山崎貴が、監督・脚本・VFXを手がけた。第47回日本アカデミー賞の授賞式も38日に東京・高輪で開催され、『ゴジラ-1.0』は「最優秀作品賞」ほか、同年度最多の8部門の「最優秀賞」を受賞している。

 神木隆之介が主人公の敷島浩一、浜辺美波がヒロインの大石典子を演じる。そのほかのキャストに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介。神木隆之介と浜辺美波は、2023年4月から放送のNHK連続テレビ小説『らんまん』でも夫婦役を演じている。

 以下7枚の写真は、『ゴジラ-1.0』のパンフレット(東宝株式会社)から引用。

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 タイトルに付けられた「-1.0」の読みは、「マイナスワン」。戦争によって何もかもを失い、「戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラが、この国を負(マイナス)に叩き落とす」という意味だそうだ

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 舞台は戦後の日本。東京は焦土と化して両親を失った敷島浩一(神木隆之介)は、元特攻隊員の生き残り。焼け野原の中で赤ん坊を抱え一人強く生きる女性、大石典子(浜辺美波)に出会う。戦争を生き延びた人々が復興を目指すなか、体高15mの伝説恐竜「呉爾羅(ゴジラ)」は、米軍による核実験で被爆して50mに巨大化、怪獣ゴジラとなって東京に向かう。

 圧倒的な力を持つゴジラに、米軍はソ連を刺激するとして軍事行動を控える。終戦後の政府はうまく機能していなく、軍隊を持たないために為す術(すべ)もない。戦争を経験した名もなき民間の有志たちは、ゴジラに対して「生きて抗う(あらがう)」ための策を探っていく。映画の中でゴジラに立ち向かったのは民間人だけ。でも、政治家、官僚、科学者といった人たちが、ストーリーに出てこないのでやや不自然。

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 ★ ★ ★

 3月16日は、土曜日とあって映画館は混雑していた。上映の10分前くらいに窓口に行くと、『ゴジラ-1.0』の座席はほとんど満席に近い。やはりアカデミー賞受賞の影響か。最前列目の席しかチケットが残っていなかったが、なんとか2列目の1席が空いていて入場した。

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 宮崎駿監督のアニメ映画『君たちはどう生きるか』は、太平洋戦争の空襲で母親を失った少年が、疎開先で不思議な世界に迷い込む物語。米アカデミー賞で日本の「長編アニメ賞」受賞は、同じく宮崎監督の『千と千尋の神隠し』が2003年に受賞して以来、2作目。一方、クリストファー・ノーラン監督(53)が「原爆の父」と呼ばれる物理学者の苦悩を描いた『オッペンハイマー』は、「作品賞」や「監督賞」、「主演男優賞」など7部門で受賞した。

 2022年のロシアのウクライナ侵攻直後の現地を撮影した『実録 マリウポリの20日間』が「長編ドキュメンタリー賞」。ナチス・ドイツの強制収容所の所長の暮らしを描いた『関心領域』が「国際長編映画賞」と「音響賞」を受賞。今年は、現在の社会情勢を反映した「戦争」をモチーフにした作品の受賞が目立ったという。

 『ゴジラ-1.0』は、70年前の1954年のシリーズ第1作目と同様で、水爆実験の影響で生まれた怪獣。今回受賞した山崎貴監督は、授賞式後の会見で「日本人としては『オッペンハイマー』に対するアンサーの映画を作らないといけないと思っています」と述べたという。

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 映画の舞台が現代ではなく、終戦直後の日本だったことに驚いた。戦争で焼け野原の東京、そしてゴジラが破壊した瓦礫の山は、阪神淡路大震災、東日本大震災、そして最近の能登半島地震の被災地、更にはウクライナやパレスチナの戦災の風景を想起させられる。もっと驚いたのは、銀座をゴジラが破壊するシーンは、広島・長崎に投下された原爆の閃光、爆風、キノコ雲の様なモノを描かれていることだ。

 昔のハリウッド映画のように、日本では「戦争」は娯楽映画にはならない。水爆実験で巨大怪獣になったゴジラの襲来は、日本における反戦、反核の映画、疑似戦争の娯楽映画として定着したのだと思う。

 岩のような皮膚、天を刺すような鋭い背ビレ。猛禽類を思わせる鋭利な爪先。太い脚と長い尻尾を持つゴジラのビジュアルは、これまでにない怖さ、リアルさを表現している。そして歩くときや、海を泳ぐときの筋肉の動きがリアル。円谷監督時代のぬいぐるみやミニチュア模型で撮影した頃とは、比べものにならない。そして建物がバラバラに破壊される様子、波や飛沫(しぶき)、燃焼や爆発の煙、土煙(つちけむり)のVFX(視覚効果)は見ごたえがあった。

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 コンピュータ・グラフィックス(CG)などの視覚効果(VFX)を駆使する国内外の映画では、監督のほかにVFX専門の監督がいる。山崎監督は両方を統括し、今回のゴジラでは脚本も書いた。つまり山崎監督は「三刀流」なのだ。過去のハリウッド大作と比べて、「人数の少なさ、期間の短さ、予算の少なさ。自分でやるから、この金額とこの時間で頭の中にあるものをそのままストレートに映像化できる」と山崎監督は語っている。

 ゴジラが銀座の街を襲撃し逃げ惑う群衆の中の典子を敷島が見つけて救い出すシーンは、現実離れしている。何故か、戦後に旧軍の戦車や駆逐艦「雪風」など数隻が出てくるのは飛躍しすぎ。旧海軍が試作飛行の段階で、終戦となった幻の戦闘機「震電」が見つかったという設定。先尾翼型の独特な機体を持つこの戦闘機を修復して、敷島が操縦してゴジラと戦うところは、ストーリーとして面白い。

 連合国軍の命令により外観のみ修復した震電 出典:ウキメディア・コモンズ

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 戦時中は技術士官として武器の開発に携わった野田(吉岡秀隆)は、死にきれなかった元特攻隊員の敷島に「私も戦争の頃を思うと、眠れなくなる時があります」と亡くなった人たちへの想いがある。また最後の方で、「この国は、命を粗末にし過ぎてきました」と言う野田は、敷島も含めて戦争で生き残ってきた人々が、ゴジラと自ら進んで戦うこと対する言葉だ。この映画が、エンタメだけではなく、根底には人間ドラマが描いてある。

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2024年3月17日 (日)

越生梅林梅まつり

 2024年3月3日(日)、「越生梅林梅まつり」(埼玉県越生町)に行く。
 
  
 「越生(おごせ)梅林」は、茨城県の「水戸偕楽園」、静岡県の「熱海梅園」とともに「関東三大梅林」の一つとして知られている。今年、「越生町」は、町制施行135周年の年にも当たり、2月11日(日)~3月17日(日)で「越生梅林梅まつり」が開催されている。梅まつり期間中には越生特産物や越生の梅干しの販売や郷土芸能、さらには園内にミニSLの運行などのイベントも催される。


 園内には約1,000本もの梅の木が植えられていて、梅林周辺も含むと約20,000本の梅の花が咲き誇り、町全体が梅まつりを盛り上げているという。

 県道61号線を「黒山三滝」方面に向かい、「梅林入口」バス停のT字路で右折、「梅園橋」を渡ってすぐの「越生梅林」に車で10:00到着。入園料400円、駐車料金500円。

 暖冬の影響で、例年より1週間ほど早く先月上旬から咲き始め、早咲きの梅は見頃を過ぎ、ちょうど遅咲きが満開。

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 足元には福寿草も咲いていた。

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 雪の影響で枝が折れる被害が出たそうだが、関東で積雪のあった先月2月の5日~6日の雪だろうか、裂け目が痛々しい。

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 蒸気で走るミニSLが園内を走る。

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 売店や屋台で買い物を楽しむ。

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 会場のステージでは、地元の歌や踊りなど催し物もあり、観梅客を楽しませていた。

 この日は、「越生の里(うた)を踊る会」と、「北坂戸フォークソング倶楽部」が出演。

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 そのほか、越生陶器市、梅ジュース作り体験、突き鉄砲遊びなど。

 販売していた梅の盆栽。これら梅の方が、写真映えが良い。

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  12:00前に会場を出て、車で2,3分の県道61号線沿いの「うめその梅の駅」(越生自然休養村センター)の農産物直売所に立ち寄り、買い物。手作りまんじゅう4個(480円)。

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 県道61号線を引き返し、車で20分ほどの鳩山町の手打そば「楓」で昼食。鴨汁せいろ(1,500円)。13:10頃店を出る。

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 この日の関東は、高気圧に覆われて晴れ渡り、穏やかな風と暖かい春の日差しの中の観梅だった。 

 

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  「武州・越生の梅林」 2021年3月 6日 (土)投稿

   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-b9fd9a.html

 

 ★ ★ ★

 「越生町」(おごせまち)は、埼玉県のほぼ中央付近に位置し、入間郡に属する。1889年(明治22年)4月、入間郡越生、上野、如意、黒岩、西和田、大谷、鹿下、成瀬村、比企郡古池村の9か村が合併、「越生町」となった。1955年(昭和30年)2月、梅園村を編入。人口は約1万1千人。江戸時代から越生梅林に代表されるように行楽地として知られ、梅を栽培している農家が多い。梅や柚子などの果樹生産・加工業が盛ん。

 越生の梅は、南北朝時代の1350年頃に九州の「大宰府天満宮」から武蔵国小杉村に「小杉天満宮」(現在の「梅園神社」)に分祀した際、菅原道真にちなんで梅を植栽したのが起源と伝えられている。

 町の名所として、「黒山三滝」がある。室町時代に山岳宗教修験道の拠点として開かれ、江戸時代に人気の行楽地となった。また「山吹の里歴史公園」は、「七重八重花は咲けども山吹の 実の一つだに無きぞ悲しき」という古歌で有名な太田道灌ゆかりの地とされ、毎年4月~5月にかけて、園内の約3,000株もの山吹が咲き誇る。

 旧埼玉厚生年金休暇センターの「ニューサンピア埼玉おごせ」は、東京から約1時間で温泉の大浴場や露天風呂が楽しめ、テニスコート、体育館、ゴルフ練習、キャンプ場、プールを備えたホテルとして有名。

2024年3月16日 (土)

菅谷城跡 ー 比企城館跡群

 2024年2月25日(日)、比企城館跡群の一つ「菅谷城跡」(埼玉県嵐山町)に行く。
 

 「菅谷城」(すがやじょう)は、武蔵国比企郡(埼玉県比企郡嵐山町菅谷)にあった城。「菅谷館」(すがややかた)とも呼ばれる。鎌倉幕府の有力御家人として知られ、武蔵武士の典型的人物で武将の鑑(かがみ)として尊敬されてきた畠山重忠の居館。1973年(昭和48年)、居城跡は、国の史跡に指定された。館跡には埼玉県立「嵐山史跡の博物館」が設置されている。2017年(平成29年)4月、「続日本100名城」(120番)に選定された。

 畠山氏は、重忠の父・畠山重能の代から大里郡畠山荘(現在の深谷市畠山)の荘司であり、重忠も当初は同荘内に館を置いていたが、やがて鎌倉街道の要衝にあたる菅谷の地に移って館を構えたのが始まり。

 8:59、東武東上線の武蔵嵐山駅に到着。

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 武蔵嵐山駅でボランティアガイドと合流し、駅西口から歩いておよそ1Kmほどの「菅谷城跡」に向かう。朝から曇りだが、このあと雨の予報が心配。

 9:30、「菅谷城跡」の「搦手(からめて)門」跡に到着。

 国道254号線から見る「菅谷城跡」の土塁と搦め手門 出典:Googleマップ 

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 「菅谷城跡」内にある県立「嵐山史跡の博物館」の入り口。

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 9:35入館(入館料100円)。エントランスに「菅谷城跡」のほか、「杉山城跡」、「松山城跡」、「小倉(おぐら)城跡」の「比企地区の城館跡群」の立体模型や写真が展示。

 「畠山重忠」のロボット(何故か動かない?)。

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 「重忠の参陣」の展示。

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 源頼朝が房総半島で勢力を回復して鎌倉を目指して長井の渡し(現在の横須賀市)に達したとき、それまで平家方に属していた畠山重忠は、源氏の白旗を掲げて頼朝に参陣した。1180(治承4)年、重忠は17歳。父が平家に仕えていたため、平家軍に加わっていたが、在京中の父・重能に代わり、河越氏、江戸氏らの同族や一族郎党を率いて頼朝の傘下に入り、頼朝の忠実な御家人となった。 

 企画展「武蔵武士の食と信仰 -食べて 祈って 戦って-」1月13日~3月3日)が開催中。

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 武蔵武士の食の風景を紹介。

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 「第1章 掘り出された食」の展示。

 比企地域を中心とする中世の遺跡の出土物から、煮炊きに関する道具や食器、食材など、食に関するものを紹介。

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 「2章 食を得る」の展示。

 食材を得る手段として、狩猟や農林漁業、市での購入や領内からの貢納などがあった。それぞれの場面の美術工芸品や古文書を紹介。

 犂先(すきさき)鋳型(金井遺跡B区-坂戸市) 出典:当博物館のホームページ 犂の説明図(上の右図)の出典は、「デジタル大辞泉」。

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 犂とは、牛や馬に引かせ、畑や田を耕す農具。犂の先端の鉄製部分が犂先。

 「3章 食の風景」の展示。

 鎌倉時代の料理に関する記録や、武士が食事の時の行儀を記した家訓など資料を展示。また復元写真や絵画資料などで武士の食の風景を紹介。

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 「絹本着色酒飯論絵巻模本」(群馬県立歴史博物館蔵) 出展:当博物館のホームページ

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 「第4章 食と信仰」の展示。

 武士は、合戦に赴き殺生を生業としていたが、さらに食においても肉食も得ていた。鎌倉時代の武蔵武士たちが殺生をどのように贖罪していたのか、仏教や神道といった信仰を紹介。

 「銅造阿弥陀三尊像懸仏」(古尾谷神社蔵で県指定文化財)は、古尾谷神社(川越市)の神宝として秘蔵されていた懸仏(かけぼとけ)。

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 『吾妻鏡』『今昔物語集』などの古文書。

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 10:15、博物館を出て、城跡内をめぐる。「嵐山史跡の博物館」の建物。

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 しばらくすると雨が降り出す。

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 10:30、竹筋コンクリート製の畠山重忠の像

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 菅谷城の二ノ郭(くるわ)の土塁上に建っている。1929年(昭和4年)に造られ、鎌倉の南の方角の空を仰いでいる。2011年度(平成23年度)に嵐山町の文化財に指定された。 

 この辺りが本郭(ほんぐるわ)跡とされている。奥まった場所で、土塁と空堀に囲まれ、南側は都幾川の絶壁。

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 1205年(元久2年)、北条氏の策略により畠山重忠が武蔵国二俣川(現・横浜市旭区)で戦死した。その後は、畠山の名跡を継いだ足利義純の子孫に伝えられたというが、15世紀後半に至るまでの詳細は不明だという。

 

 11:05「安岡正篤記念館」の前を通過。

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 1970年に安岡正篤氏が昭和初期に創立した「日本農士学校」の跡地に、「財団法人郷学研修所」が設立。2012年に「公益財団法人 郷学研修所・安岡正篤記念館」が正式名称となった。「日本農士学校」の精神を継承しつつ、郷学の振興を図ると共に、今の世にこそ必要とされる安岡正篤の教学・人間学を後世に伝えるために活動しているそうだ。

 広い敷地の左手の平屋の小さい建物のほうが記念館らしいが、ちょっと入りにくい。

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 11:15、昼食のために「国立女性教育会館」に入館。

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 「国立女性教育会館」(NWEC)は、文部科学省所管の独立行政法人が運営する研修施設。1977年に「国立婦人教育会館」として宿泊棟も備えた研修施設の運営をし、地域活動の主婦リーダーの育成を主な事業として設立されたという。広大な敷地は、元々は「日本農士学校」だった。建物も50年近くなり老朽化し、あまり利用されてないようだ。国が嵐山町に譲渡、または撤去を提示しているという。

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 館内のエントランス。

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 11:30、教育会館のレストランで、日替りランチ(とんかつ定食880円)。12:30、教育会館を出て、武蔵嵐山駅まで歩いて戻る。

 次の予定地、戦国期城郭の最高傑作とされる国指定史跡「杉山城跡」(嵐山町杉山)は、東口から約4.4km(徒歩で約50分)。雨のため中止となった。

 

 ★ ★ ★

●嵐山町(らんざんまち)

 埼玉県の中央、比企郡に属する。人口は約1万8千人。「武蔵の小京都」と称され、全国京都会議に加盟。昭和初期には、現在の「嵐山渓谷」が京都の嵐山(あらしやま)の風景に似ていたことから、「公園の父」といわれる本多静六(林学者、造園家、旧名;折原静六)により「武蔵嵐山」と命名され、評判になって多数の観光客が訪れた。

 平安時代末期は、武将・源義仲や畠山重忠ゆかりの地。江戸時代には江戸と上州を結ぶ川越児玉往還(川越道)の菅谷宿として栄えた。1889年(明治22年)、比企郡菅谷村が成立。1955年(昭和30年)比企郡七郷村と新設合併し、改めて菅谷村が発足。1967年(昭和42年) 町制施行で嵐山町となる。日本の国蝶・オオムラサキの生息地としても有名。

●国指定史跡「比企城館跡群」

 埼玉県比企地方には現在、69ヵ所の城館跡が確認されている。その多くが15世紀から16世紀にかけて築城された。2007年(平成19年)、文化審議会から文科大臣に答申が出され、「杉山城跡」が国指定史跡になることが決まった。指定の名称は『比企城館跡群』で、埼玉県の比企地方でで、既に国指定されている「菅谷館跡」に「杉山城跡」、「松山城跡(吉見町)」、「小倉城跡(ときがわ町・嵐山町・小川町)」が加わり、4つの城館跡の広域指定された。

 比企地方は埼玉県のほぼ中央に位置していて、東松山市、比企郡滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町にまたがる地域。秩父山地から関東平野に突き出るように比企丘陵があり、東側は位置の側や越辺川が形成した沖積地が広がる。鎌倉〜戦国時代には、鎌倉と上野国(群馬県)を結んでいた鎌倉街道が通る交通の重要ポイントで、また河川を利用した物流でも重要な地域だった。

●安岡正篤(まさひろ)

 1898年(明治31年)大阪市生まれ、(大正11年)東京帝国大学法学部政治学科卒業。昭和2年「金鶏学院」、昭和6年「日本農士学校」を設立、陽明学を基礎とした東洋思想の研究と後進の育成に努める。昭和24年「師友会」を設立、政財界のリーダーの啓発・教化に努め、その精神的支柱となった。東洋古典の研究と人材育成に尽力する一方で、体制派「右翼」の長老としても政財官界に影響力を持ち続けた。

 安岡正篤(1971) 出典:ウキメディア・コモンズ

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 佐藤栄作首相から中曽根康弘首相に至るまで、歴代首相の指南役を務め、さらには三菱グループ、東京電力、住友グループ、近鉄グループ等々、昭和を代表する多くの財界人に師と仰がれた。1983年(昭和58年)、愛人の細木数子との再婚騒動があったが、12月に逝去。死後に婚姻無効が調停されている。昭和20年8月15日、昭和天皇の「玉音放送」で発せられた「終戦の詔勅」の草案作成にかかわり、また「平成」の元号の考案者でもあったという。

●国立女性教育会館

 文部科学省所管の独立行政法人で、宿泊研修施設を運営する。広大な敷地(東京ドーム5つ分、23ha)は元々は、農村の指導的人材の養成を目的として設立された「日本農士学校」だった。1977年に「国立婦人教育会館」として宿泊棟も備えた研修施設の運営をし、地域活動の主婦リーダーの育成が主な事業として、設立された。残りの部分は「日本農士学校」設立者である安岡正篤を後世に伝える「郷学研修所・安岡正篤記念館」となった。

 1999年以降の目的は、男女共同参画社会の形成の促進。具体的には、女性教育指導者その他の女性教育関係者に対する研修、女性教育に関する専門的な調査及び研究等を行う。本館に男女共同参画および女性・家庭・家族に関する専門図書館である「女性教育情報センター」、女性教育や男女共同参画施策等に関わった女性団体や女性の史・資料の収集・整理・保存・提供を行う「女性アーカイブセンター」がある。

2024年3月12日 (火)

長崎ランタン祭り

 2024年2月15日(木)~19日(月)、4泊5日の長崎への旅。

 

 2024年2月9日(金)~2月25日(日)、中国の旧正月(春節)を祝うお祭り 「長崎ランタンフェスティバル」が開催。今回のフェスティバルは、例年の15日間に2日間延長し、17日間にわたり開催された。

 長崎の中華街の人たちが、街の振興のために中国の旧正月(春節)を祝う行事として親しまれていた「春節祭」を、1994年(平成6年)から「長崎ランタンフェスティバル」として規模を拡大した。秋の「おくんち」と並んで、長崎の冬を彩る一大風物詩となっている。

 期間中は、中国のランタン(中国提灯)を飾る風習に習い、長崎新地中華街から市内中心部は、極彩色のランタンなどで彩られる。また、中国色豊かなイベントも繰り広げられる。

 

 2月15日(木)、11:45長崎空港着。昼食後、西九州新幹線の「新大村駅」や大村市内をめぐり、長崎市内へ移動。

 西九州新幹線の「新大村駅」 出典:ウキメディア・コモンズ

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 「新大村駅」は、西九州新幹線の開業に合わせて設置された駅で、在来線の大村線の2路線が乗入れており、乗換えが可能。

 大村市から長崎市に移動し、JR長崎駅前のホテル泊。

 

 2月16日(金)朝9:40頃の長崎駅前。

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 長崎駅前広場には、長崎ランタンフェスティバルの大型オブジェ。

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 長崎駅に停車する西九州新幹線「かもめ」。西九州新幹線は、九州新幹線西九州ルート(福岡市・長崎市間)のうち、2022年9月23日に武雄温泉・長崎間の路線が開業した。

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 N700S「かもめ」(2023年1月 新大村駅) 出典:ウキメディア・コモンズ

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 駅構内のお土産「かもめ市場」。【かもめ市場©NAGASAKI CITY2022/12/14

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 お土産と食事が楽しめる駅中の本格横丁「かもめ横丁」、地元でも人気のご当地レストランなど56店舗。2022年3月18日、JR長崎駅改札前にオープン。「五島うどん だしぽんず」で、アゴだし、鯛だし、鶏だしと出汁にこだわったのうどんで早めのランチ。

 昼頃、駅前南口11:46発のバスで深堀町へ向かう。その日も長崎駅前のホテル泊。

 

 2月17日(土)、この日は朝から車で深堀町に行く。伊王島でランチの後、長崎駅前に戻る。

 13:30~15:00、出島から出島メッセ長崎までのコースで、「皇帝パレード特別版」が開催された。清朝時代の正月に皇帝・皇后がそろって町中に出かけ、民衆と一緒に新しい年を祝う様子をイメージしたパレード。皇帝・皇后の御輿を中心に、旗隊など総勢約150名が豪華な中国衣装を身にまとってパレード。皇帝役として福山雅治、 皇后役の仲里依紗が出演した。

 沿道には観覧エリア(定員:約2万人)が設置され、入場を希望者は抽選だった。

 時間の関係で見に行けなかった。福山雅治のインスタグラム(@masaharu_fukuyama_official)より写真を引用する。

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 フェスティバルの最多の人出となったのは、この『皇帝パレード特別版』が行われた17日(土)。1日の集客数として過去最多となる約18万5千人が訪れたそうだ。

 14:10ごろの大浦海岸通り。昨日まで見なかった「飛鳥Ⅱ」が、国際ターミナルに停泊中。

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 「飛鳥Ⅱ」は、15日(木)17:00に横浜港を出港、ランタンフェスティバルの観光だろうか、この日の13:00頃に長崎港に入港したようだ。

 国道499号を南下してドライブ、「女神大橋」を渡る。 

 「女神大橋」 写真提供:(一社)長崎県観光連盟 鍋冠山から女神大橋

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 14:40、稲佐山展望台。長崎駅方面を望む。

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 稲佐山展望台から長崎港を望む。

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 稲佐山展望台から「飛鳥Ⅱ」を望む。

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 稲佐橋を渡って宝町から駅前へ。

 17:30過ぎ、長崎駅前から路面電車で、新地中華街下車。ランタンフェスティバルを見に行く。。

 中華街入り口の「新地橋」のオブジェ。

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 中華街の北門(玄武)

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 中華街の人波を撮ってみた。この人波みの先には、中華街の南門(朱雀)があり、「湊公園」のイベント会場がある。

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 「湊公園」会場のステージでは、沖縄の伝統芸能「エイサー」、「龍(じゃ)踊り」、「二胡演奏」などがプログラムされていたがこの混雑では行くになれない。

 「浜町アーケード」も凄い人波。

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 「眼鏡橋」まで歩き、18:30頃到着するが、ここも観光客でいっぱい。

 黄色いランタンと「眼鏡橋」が、中島川の水面に映るのがとても良い。

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 人が多くて、なかなかイベント会場までたどり着かなかった。

 新地中華街の電停に戻り、再び路面電車で長崎駅前に帰る。ホテル泊。

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 2月18日(日)、「かもめ市場」の長崎ちゃんぽんの店「蘇州林」で早めのランチ。長崎駅前から路面電車に乗車、新地中華街電停で乗り換え、大浦天主堂で下車。

 12:30頃、「長崎孔子廟」へ。入館料660円。本廟の正門となる「儀門」(ぎもん)。

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 長崎孔子廟は、1893年(明治26年)に、清国政府と在日華僑が協力して建立した。日本で唯一の本格的中国様式の霊廟。孔子は、『論語』で知られる中国の春秋時代の思想家。

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 孔子座像。

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 「大成殿」の奥につづいている建物で、2階フロアが「中国歴代博物館」、3階フロアが「長崎孔子廟史料館」となっている。

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 14:00、孔子廟大正殿前の広場で「変面ショー」が始まる。広場の左右には、72賢人たちの白い像が並ぶ。

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 変面ショーのために大勢の人が集まっていて、後の方からでは人の頭でよく見えない。

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 [変面」は、中国・四川の川劇に属する伝統芸能。音楽に合わせた演舞に、お面が瞬時に10数枚変わる、その仕掛けは中国国家級無形文化財に指定されているという。

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 19日(土)は、長崎駅から佐世保行きの列車「シーサイドライナー」で空港のある大村市のJR大村駅へ。

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  昼頃には、折り畳み傘のが折れるほどの強風と大雨となった。雨の中、県営大村バスターミナル移動して、友人と待ち合わせ。近くの食事処でランチ。大村駅も大村バスターミナルにも、コインロッカーがなかったのは想定外だった。ターミナルのお店の人に旅行バッグを預かってもらい、傘まで貸してもらって、大変親切にしていただく。

 バスターミナルからで路線バスでおおむらしないのおおむらしないの長崎空港へ。16:25発の羽田行きの便で帰路へ。

 4年ぶり通常開催の「長崎ランタンフェスティバル」は25日閉幕し、長崎市は過去最多121万の集客を発表した。

2024年3月10日 (日)

新型コロナ2024.02 第10波出口

 新型コロナウイルスが感染症法の5類に移行した2023年5月以降の第9波の感染拡大は、9月下旬にはピークアウト、11月中旬には11週連続で減少した。しかし、11月下旬にはおよそ3か月ぶりに増加に転じた後、緩やかな増加を続けた。感染力の高い新たな変異株「JN.1」が広がり、感染流行の「第10波」、インフルエンザとの同時流行との見方も出ている。

 厚労省は2月16日、11日までの1週間に報告された患者数は1定点あたり13.75人と発表。前週(16.15人)の0.85倍で、12週ぶりに減少した。2月26日には、18日までの1週間の患者数が10.10人で、前週の0.73倍。2週連続で減少した。第10波の出口に向かっている。厚労省は「このまま減少傾向が続く可能性があり、ピークは過ぎたと考えられる。例年、春先は感染が落ち着くが、感染は繰り返し拡大するので引き続き感染対策を続けて欲しい」とした。

 2024年2月1日から29日までの新聞、テレビ、ネット情報から、新型コロナの主なニュースを辿る。本ブログ記事「新型コロナ2024.01 能登地震」の続き。【写真や図をクリックすると、拡大表示します】


【2月1日】

●東京都のコロナ感染者、続く増加 新年度から通常医療に完全移行へ

 東京都は1日、新型コロナの感染状況を発表。1月22~28日の1定点あたりの患者報告数は11.27人(前週8.33人)で増加が続いている。特に10代以下と40代の感染が増えている。オミクロン株の新変異株で、免疫を回避する力が強まっているとされる「JN.1」への置き換わりも進んでいる。都はこの日の感染症対策連絡会議で、国の方針に基づき、発熱などの新型コロナの相談センターや高齢者等医療支援型施設などについて、3月末で終了することを明らかにした。

 都内のインフル感染者は1月28日までの1週間で、1定点あたり18.53人で、前の週の1.14倍で引き続き、注意報が出されている。主に子どもが感染し、発熱などの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は4.11人で、前の週と比べて横ばい。

【2月2日】

●新型コロナ患者数、10週連続増加 「特に若い世代で増加」

 厚労省によると、先月28日までの1週間に全国およそ5千の医療機関(定点)から報告された新型コロナの患者数は、前週から1万3339人増えて7万3607人。また、1定点当たりの患者数は14.93人で前週の1.22倍の増加。増加が続くのは10週連続。このうち、10歳未満の子どもの患者数が4.73人とすべての年代の中で最も多かった。一方、80歳以上の患者数は0.81人で前週より減少した。

 都道府県別では多い順に、福島23.94人、愛知21.24人、茨城県21.15人、栃木21.01人、長野21.01人など、40都道府県で前週より増加している。厚労省は全国の流行状況について「特に若い年代で感染者の増加が目立っている。新たに入院した患者数は3311、前週と比べて151人の減少したが、去年夏の感染拡大時と同じ程度の水準だ。冬休みが終わり学校が再開したことも要因として考えれる」としている。

 2月2日発表の定点把握(1月22日~28日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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●インフルエンザ患者数、1医療機関19.2人 前週からやや増加

 国立感染研などによると、先月28日までの1週間に全国およそ5千か所の医療機関から報告されたインフル患者数は9万4694人で、1医療機関当たりでは19.2人、前週よりも1.48人増えた。福岡県と沖縄県は「警報レベル」とされる30人を超えている。この1週間の全国の患者数はおよそ62万7000人、去年9月4日以降の今シーズンの累積の患者数はおよそ1284万4000人と推計。

 1定点当たりの患者数を都道府県別に見ると、福岡県が最も多く34.89人、沖縄31.83人で、この2県は「警報レベル」とされる30人を超えている。このほか、宮崎が29.86人などと、40の都府県で「注意報レベル」とされる10人を超えている。

 インフルエンザ患者数(1月22~28日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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【2月5日】

●米CDC、新たに日本に事務所を開設で記念の式典

 米国で新型コロナの対応を中心的に担ったCDC(疾病対策センター)が、新たに日本に事務所を開設し、5日午後、来日したCDCトップも参加して記念式典が行われた。東京港区の米国大使館の中に新たに開設されたのはCDCの「東アジア・太平洋地域事務所」で、日本や韓国、太平洋島嶼国など、合わせて26か国を担当する。

 CDCが新たな事務所を設けた背景には、新型コロナが当初、中国を中心に感染が広がったことがあり、今後、日本を含めた各国と速やかな情報共有を行うとともに、検査能力やウイルスの変異を調べるゲノム解析の能力について、各国を支援していくという。CDCが米国国外に設ける地域事務所としては、これが6か所目。

【2月7日】

●PCR検査事業装い5千万円詐取疑い、男4人再逮捕 収益隠匿容疑も

 PCR検査事業をかたり出資を持ちかけて現金をだましとったとして、健康関連ベンチャー「ICheck(アイチェック)」(東京都中央区)代表取締役の金子容疑者(44)らが逮捕された事件で、警視庁は金子容疑者ら4人は共謀して2022年8月、別の被害者である会社役員に対し、PCR検査事業への出資名目で「月利8%」などと嘘をつき、5千万円をだまし取った詐欺容疑で再逮捕し、7日に発表した。

 また資金調達役の曽我容疑者(29)を組織犯罪処罰法違反容疑で再逮捕した。同事業への出資名目で2022年4~10月に6人から集めた計3億7300万円について、曽我容疑者が代表の会社「Dave」(中央区)への貸付金と装った。両容疑者らは、2022年3~11月、135人から計32億円超を集めたとみている。

【2月8日】

●法人クレカ、コロナ対策費と偽り私的使用で逮捕 ホンダ元社員

 本田技研工業のサプライチェーン購買統括部に勤務していた小島容疑者(33)は、2019年からおととしにかけて法人契約のクレジットカードをおよそ2000回、私的に使い、会社におよそ2300万円の損害を与えたとして、背任の疑いで逮捕され、8日午前、検察庁に送られた。容疑者は当時、法人契約のクレカを管理する担当で、利用明細を添付しなくても決裁が下りる仕組みを悪用し、「新型コロナ対策費」などと偽って経理処理していたという。

●新型コロナ感染者数、前週から横ばい 入院患者数は増加 東京都

 東京都は、今月4日までの1週間の1医療機関当たりの感染者数などを公表した。新型コロナは11.38人で前の週の1.01倍と横ばいとなった。一方、入院患者数は今月5日の時点で1820人と前の週より221人増えた。また、インフルエンザは20.29人で前の週の1.09倍となっていて、都は、引き続き「注意報」を出している。このほか「溶連菌感染症」の一種A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は4.18人で、前の週の1.02倍と横ばい。

●コロナ対策の助成金1億円をだまし取った疑い 自営業の男を再逮捕

 新型コロナ禍に国が支給した雇用調整助成金をだまし取ったとして、大阪府警は8日、大阪市東住吉区の自営業、小川容疑者(64)を詐欺の疑いで再逮捕し、発表した。再逮捕容疑は2021年1~12月、池田市の土木建築会社が従業員に休業手当を払ったとする虚偽の申請書類などを労働局に提出し、国の雇用調整助成金計約1億400万円を詐取したという。

【2月9日】

●新型コロナ、11週連続で患者数増加 

 厚労省によると、2月4日までの1週間に全国およそ5千の医療機関(定点)から報告された新型コロナの患者数は、前の週から5998人増えて7万9605人。また、1定点当たりの平均の患者数は16.15人で、前週の1.08倍。増加が続くのは11週連続。都道府県別では、多い順に石川が24.52人、福島24.49人、愛知22.55人など、41都道府県で前週より増加している。

 2月4日までの1週間に全国およそ500の医療機関から報告された新たな入院患者数は3459人で、前週と比べて135人の増加。厚労省は全国の流行状況について「引き続き増加傾向が続いていて、手洗いや、こまめな換気を行うなど対策を徹底してほしい」としている。

 2月9日発表の定点把握(1月29日~2月4日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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●インフルエンザ、1医療機関当たり患者数22.62人 前週より増加

 国立感染研などによると、2月4日までの1週間に全国およそ5千か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は11万1501人で、1定点当たりでは22.62人と、前週よりも3.42人増えた。この1週間の全国の患者数はおよそ73万8000人、去年9月4日以降の今シーズンの累積の患者数はおよそ1358万2000人と推計される。

 1定点当たりの患者数を都道府県別に見ると、福岡が最も多く57.36人、沖縄41人、佐賀40.31人などと、8府県で「警報レベル」の30人を超えたほか、35都道府県で10人を超える「注意報レベル」。34都道府県で前の週より増加している。

 インフルエンザ患者数(1月29日~2月4日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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●専門家「新型コロナとインフルエンザの同時流行と考えられる」

 感染症に詳しい東京医科大学の濱田特任教授は、新型コロナの流行状況について「全国の患者数は先月、増加のペースが上がったが、このところ少し緩やかになり、ピークを迎えつつあると考えられる。ただ、高齢者の患者数が増えていることが気がかり。この傾向が続くと、入院患者や重症者が増え、医療が逼迫する懸念もあり、油断はできない」話した。

 一方で「オミクロン株の一種で従来のウイルスよりも感染力がやや高く、過去の感染やワクチンによる免疫を逃れる能力が高い『JN.1』という変異ウイルスが国内でも広がっている。感染拡大の要因になりうるので注意が必要」と話した。また「インフル患者数は年末に一度減ったが、年明けから『B型』のウイルスが増えていることに伴い、第2波のような形で広がっている。しばらくは増加が続くとみられ、注意が必要」と話している。

●石川県 新型コロナとインフルとも患者数増加

 石川県で2月4日までの1週間に報告された1定点当たりの新型コロナの患者数は、県全体で24.52人で、前の週から3.61人増加。インフル患者数は県全体で15.07人で、前の週から1.05人増加した。「注意報レベル」とされる10人を超えている。

 濱田特任教授は「石川県の被災地では、医療機関を受診できず、報告されていない患者も一定数いるとみられ、少なくともこの数以上の患者がいると受け止めるべき。被災地に出入りするボランティアなど支援者は、感染を広げないようマスク着用の徹底など対策を心がけてほしい」と話していた。

●医療機関と協定、目標の6割 次の感染症巡り都道府県 厚労省調査

 新たな感染症の流行時、病床確保や発熱外来設置などに向け都道府県と医療機関が結ぶ協定締結見込みが、国の目標の6割程度にとどまっている。厚労省の専門家部会で9日、調査結果が報告された。新型コロナでの教訓をふまえ4月に施行される改正感染症法では、都道府県は次のパンデミックに備え、病床の確保や発熱外来の設置、自宅や施設で療養する患者への医療提供などについて、事前に各医療機関と協定を結ぶことになっている。

 調査によると、昨年12月15日時点での締結見込みは、病床が国の目標(5万1千床)の約66%、発熱外来が目標(4万2千カ所)の約62%にとどまった。自宅療養者への対応も目標(2万7千カ所)の約61%。医療機関側から、「財政支援が明らかではない」「医療従事者が感染した場合の補償がない」といった懸念が出ている。厚労省は2024年9月末の協定締結完了をめざし、改めて医療関係団体などに協力を要請する。

【2月10日】

新型コロナ、子どもの急性脳症 重症になりやすいタイプ1割以上

 東京女子医科大の高梨教授を中心とする厚労省の研究班が、2022年11月までに、新型コロナに感染し急性脳症と診断された18歳未満の子ども103人を調査した。このうち、発症した急性脳症をタイプ別に分析したところ、インフルなど「従来のウイルスでもよく見られるタイプ」が全体の26%で最も多かった。一方で、新型コロナの流行前には非常に頻度が低かった「重症になりやすいタイプ」が、全体の13%にあたる14人いたことが分かった。

 「重症になりやすいタイプ」の患者14人のうち11人は死亡していた。研究班によると新型コロナによる急性脳症を発症する子どもは希れだというが、「重症になりやすいタイプ」は治療法が十分に確立されていないことから注意が必要。高梨教授は「なぜ重い急性脳症の頻度が高いのかは詳しくは分かっていないが、長く痙攣が続いたり、呼びかけに反応しなかったりなどの症状があるときはすぐに医療機関を受診してほしい」と話していた。

【2月14日】

●コロナ検査キットの単価水増しか 9億円詐取容疑、瑞穂市議ら逮捕

 大阪府の新型コロナ無料検査事業で使った抗原検査キットの仕入れ単価を水増しし、府から補助金約9億円をだまし取ったとして、府警は14日、岐阜県瑞穂市議の松野容疑者(49)ら男女5人を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。ほかに逮捕されたのは、薬局運営会社「StarSeed」(大阪市)会長の中垣容疑者(37)ら。松野容疑者は医薬品販売会社「新日本薬品」(岐阜市)の代表取締役も務めており、同社に抗原検査キットを卸売りしていたという。

【2月16日】

●全国のコロナ感染者数、12週ぶりに減少

 厚労省によると、2月11日までの1週間に全国およそ5千の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前週から1万1991人減って6万7614人となった。また、1定点あたりの患者数は13.75人で前週の0.85倍、12週ぶりに減少した。都道府県別では多い順に石川が21.91人、愛知20.06人、群馬19.89人など、41県で前週より減少した。

 また、2月11日までの1週間に、全国およそ500の医療機関から報告された新たな入院患者数は3257人で、前週と比べて204人の減少。厚労省は全国の流行状況について「11月中旬以降、初めて減少に転じ、都道府県ごとに見ても大半の県で減少となったがこの傾向が続くかは注視が必要。今後も感染対策を続けてほしい」としている。

 2月16日発表の定点把握(2月5日~11日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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インフル 1医療機関当たり患者数、前週より増加

 国立感染研などによると2月11日までの1週間に全国およそ5千か所の医療機関から報告されたインフル患者数は11万7652人、1定点あたりでは23.93人と前週(22.62人)のよりも1.31人増、約1.06倍。5週連続で増加している。休校や学年.学級閉鎖は全国で計6064校で、前週の5976校から88校増えた。

 1週間の全国の患者数はおよそ75万6000人となり、去年9月4日以降の今シーズンの累積の患者数はおよそ1433万8000人と推計。都道府県別にみると福岡が最も多く56.48人で、佐賀38.15人、熊本34.83人などと7府県で「警報レベル」の30人を超えたほか、37都道府県で10人を超える「注意報レベル」。

 インフルエンザ患者数(2月5~11日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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●石川 インフル患者数、前週から増 コロナは減も能登中部、高水準

 石川県では、2月11日までの1週間で、1定点当たりの新型コロナ患者数は県全体で21.91人で前週から2.61人減少したが、能登中部では44人と高い水準となっている。インフル患者の数は21人と、前週から5.93人増えた。石川県では地震の影響で、能登北部の医療機関の一部で、インフルや新型コロナなどの患者数の報告が困難になっている。

●専門家「引き続き予防対策の徹底を」

 感染症に詳しい東京医科大学の濱田特任教授は「インフルエンザは『B型』のウイルスの広がりで患者数が増加しているものの、ペースが緩やかになってきており、そろそろピークを迎えるのではないか。ただ、今後もしばらくは拡大する可能性があるので、手洗いや換気の徹底など予防対策を続けていく必要がある」と話している。

 新型コロナの流行状況について「ピークを迎えた可能性はあるが、年齢を見ると重症化しやすい高齢者では下がり方が緩やかで、引き続き注意が必要」とした。その上で、オミクロン株の1種で従来ウイルスよりも感染力がやや高く過去の感染やワクチンによる免疫を逃れる能力が高い『JN.1』という変異ウイルスが広がっていることなどから「ピークを迎えたかどうかはあと1、2週間ほど傾向を見ていく必要がある」と警戒を呼びかけている。

【2月18日】

●中国春節、国内旅行者がコロナ前超え4.7億人 出入国数も9割回復

 中国文化旅行省は18日、春節(旧正月)の大型連休期間中に中国国内旅行をした人は4億7400万人だったと発表した。今年の春節連休は10~17日の8日間。コロナ禍前の2019年の春節と比べて19.0%増。ゼロコロナ政策の影響などで、ここ数年減っていた旅行者が回復。国内旅行者数は前年の春節連休と比べても34.3%増と大きく増えた。また、国内旅行者の消費額は、日本円で約13兆3000億円余り、こちらも2019年の春節と比べて7.7%増となった。

 出入国管理当局によると、連休中の出入国者数は約1352万人で、前年の2.8倍を記録し、2019年の水準の90%まで回復した。行き先は、香港やマカオ、日本、韓国、東南アジアの国が多くを占めたという。中国では、不動産市場の低迷などを背景に景気回復は力強さを欠く状況が続いているが、国営メディアは中国経済が好調だとアピールしている。

●中国の地方政府、GDP水増し横行か 大幅下方修正が続出

 中国の地方政府が、地域ごとのGDPにあたる「域内総生産」の実績を大幅に下方修正する動きが相次いでいる。地方政府の幹部らが、中央政府の掲げる目標を達成して出世につなげようと、水増した可能性がある。中央政府が不正の調査に力を入れたことで、発覚する例が増えたとみられる。国のGDPは域内総生産を積み上げたものではないので、不正があっても直接は影響しないというが、 
中国のGDPなどの統計をめぐっては、国内外から正確性を疑う声があった。

【2月20日】

●地方自治法改正案まとまる 緊急時に国が自治体へ指示行える

 政府は、新型コロナ対応をめぐって自治体との間で調整が難航するなどの課題が明らかになったことから、国と地方の関係を見直すことを柱とした「地方自治法」の改正案をまとめた。それによると、大規模な災害や感染症の蔓延など、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態が発生した場合、個別の法律に規定がなくても、国が閣議決定を経て、自治体に必要な指示を行うことができるとする特例を設けるとしている。

 改正案の作成過程では全国知事会から「国と地方の対等な関係が損なわれるおそれがある」などといった懸念が出された。このため国が指示を行う際には、あらかじめ自治体に現場の状況が分かる資料や意見の提出を求めるなど、適切な措置を講じるよう努めるとする規定が明記された。政府は、いまの国会で改正案の成立を目指す。

【2月21日】

●1月に訪日の外国人旅行者、260万人余 コロナ拡大前とほぼ同水準

 日本政府観光局によると、1月に日本を訪れた外国人旅行者は推計で268万8100人、2か月連続で250万人を超えた。新型コロナの感染拡大前の2019年1月は268万9300人余りで、ほぼ同じ水準となった。国や地域別では、韓国が85万7000人と最も多く、次いで台湾が49万2300人、中国41万5900人、香港18万6300人などとなっている。

 観光局は「韓国や台湾などアジア圏の幅広い国や地域からはコロナ禍前を上回る旅行者が訪れている。米国や豪州からの旅行者も円安の影響もあって増加したことが回復につながった」と分析している。一方で、中国からの旅行者は回復傾向ではあるものの、2019年1月と比べると半数ほど、観光局は「中国は不動産市場の低迷の長期化で景気の先行きに不透明感が広がっていることも影響しているとみられる」としている。

●中国「警察業務拠点」を警視庁捜索 給付金詐取容疑で2人書類送検へ

 コロナ禍で収入が減った事業者らを支援する国の持続化給付金をだまし取ったとして、警視庁は21日、中国籍の女性2人を詐欺容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。捜査関係者によると、2人は共謀し2020年7月、会社役員の女性(59)が経営する性風俗店を整体院と偽り、持続化給付金100万円をだまし取った疑い。会社経営の女性(44)は店に名義を貸していたという。

 警視庁公安部は2023年5月、中国・福州市の名を冠した一般社団法人が入っていた東京・秋葉原のビルを家宅捜索した。捜査関係者によると、2人は当時、同法人の幹部を務めていた。ビルは、スペインを拠点とする人権NGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が2022年に発表した報告書で、中国が日本に設けた「警察業務拠点」として挙げられていた。同NGOは、中国福建省などが日本を含め50カ国以上に警察業務拠点を設置していると指摘している。

【2月22日】

●新型コロナ公費支援 3月末で終了 4月からは通常の医療体制へ

 厚労省は、新型コロナへの対応をめぐって「5類」となった去年5月以降も、治療薬や入院医療費など患者や医療機関への公費支援を一部継続していたが、4月からは通常の医療体制に移行する。武見厚労大臣は閣議のあとの記者会見で「原則として4月から平時の医療の体制に戻す方針に全く変わりない」と述べ、予定どおり公費支援を来月末で終了し、4月からは季節性インフルなどへの対応と同様の通常の医療体制に移行する方針を示した。

●志村けんさんに「コロナうつした」 投稿者に賠償命じる 大阪地裁

 新型コロナに感染して亡くなったお笑いタレントの志村けんさんに「コロナをうつした」とインターネット上に書き込まれ、名誉を傷つけられたとして、大阪・北新地のクラブに勤める女性が、投稿者2人にそれぞれ約126万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。22日に大阪地裁で「女性が原因かのような印象を与えた」と認定し、2人に12万円ずつの賠償を命じた。

【2月26日】

●新型コロナ患者数、2週連続減少 

 厚労省によると、2月18日までの1週間に全国およそ5千の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前週から1万7793人減って4万9821人となった。また、1定点当たりの平均の患者数は10.10人で、前週の0.73倍となっている。減少が続くのは、2週連続。都道府県別では、多い順に石川が15.48人、茨城15.46人、岐阜15.16人などとなっていて、45の都道府県で前の週より減少している。

 2月18日までの1週間に、全国およそ500の医療機関から報告された新たに入院した患者の数は3150人で、前週と比べて163人の減少。厚労省は「このまま減少傾向が続く可能性があり、ピークは過ぎたと考えられる。例年、春先は感染が落ち着くが、感染は繰り返し拡大するので引き続き感染対策を続けてほしい」としている。

 2月26日発表の定点把握(2月12~18日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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●インフル患者数、20.64人 前週より減少

 全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、2月18日までの1週間で1定点当たり20.64人と、前週よりも3.29人減ったた。今月18日までの1週間に全国およそ5千の医療機関から報告されたインフル患者数は、前週より1万5820人少ない10万1832人だったという。

 この1週間の全国の患者数は、およそ63万3000人となり、去年9月4日以降の累積の患者数は、およそ1497万1000人と推計。都道府県ごとのの患者数は、福岡が37.07人、大分30.47人、熊本29.91人などとなっていて、39都府県で前週よりも減少したが、引き続き患者数が多い地域もある。

 インフルエンザ患者数(2月12~18日) 出典:NHK新型コロナ特設サイト

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●専門家「入院患者数は高い水準続く、注意必要」

 感染症に詳しい東邦大学の舘田教授は、新型コロナの流行状況について「患者数は2週連続で全国で減少傾向が続いているが、この1週間の新規の入院患者の数は3000人を超え、この冬、感染が拡大してから最も高い水準が続いている。また、入院患者の半数は80歳以上の高齢者なので、今後、入院患者数の推移も注意する必要がある」と話していた。

 そのうえで「この冬、同時流行となったインフル患者数も減少傾向がみられているが、新型コロナとともに再び増加することがないか注意が重要。また、気温が低く感染症にかかりやすい時期は続くので、基本的な感染対策は、引き続き心がけてほしい」と話していた。

●石川県 インフルや新型コロナの患者、多い状態続く

 石川県で2月18日までの1週間に調査の対象となっている医療機関から報告された新型コロナの患者数は、県全体で15.48人で前週から6.43人減ったが、1定点当たりの患者数は全国で最も多くなっている。特に能登中部を中心に引き続き高い水準が続いている。またインフル患者数は、1定点当たり25.44人で、前週から4.44人増加した。このうち金沢市では前の週から6.35人増加している。

●去年の出生数75万人余で過去最少を更新 「今後さらに減少か」

 少子化対策が進む中、去年1年間に生まれた子どもの数が、さらに減っている。前年より5.1%減少し、75万8631人。統計開始以来、過去最少を更新し、少子化に歯止めがかからない。コロナ禍で結婚する人が減ったことが一つの要因。しかし、コロナ禍から「平時」に移りつつある2023年も婚姻数が大きく減ったことで、専門家は出生数も減少傾向が続くとみる。

 コロナ禍だった2020年の婚姻数は、53万7583組、12.7%減と落ち込んだ。続く2021年も婚姻数は4.3%減。2022年は1.1%増で「底を打った」との見方もあった。ところが今回も5.9%と大きく減少。戦後初めて50万組を割った。少子化問題に詳しい日本総研の藤波上席主任研究員は「若い人たちの結婚意欲がかなり低下している」と指摘。婚姻数が急に戻るのは難しいとした上で、「出生数の減少トレンドはしばらく続きそうだ」と分析する。

【2月28日】

●PCR検査事業への投資詐欺の疑いで逮捕の会社社長 不起訴に

 東京中央区の医療関連会社「ICheck」の金子社長(44)は、一昨年8月ごろ、新型コロナのPCR検査事業への投資をもちかけ、都内の投資家の男性などから現金をだまし取ったなどとして、詐欺などの疑いで警視庁に逮捕された。その後、金子社長について、東京地方検察庁は不起訴にした。不起訴の理由は明らかにしていない。「ICheck」は先月「今回の逮捕は事実無根であると認識している」とするコメントをホームページに公表していた。

【2月29日】

●去年の国内宿泊者数、延べ5億9275万人 前年比31.6%増加

  観光庁によると、2023年1年間に国内のホテルや旅館などに宿泊した人は、延べ5億9275万人と、前年に比べて31.6%増加した。このうち日本人の宿泊者数は、延べ4億7842万人。前年と比べて10.2%増加、2019年の新型コロナ前の99.6%の水準まで回復した。

 一方、外国人の宿泊者数は、延べ1億1434万人だった。前の年に比べ6.92倍と大幅に増加、2019年と比べても98.9%の水準まで回復した。ホテルや旅館などに宿泊した人の数を都道府県別に見ると、前の年と比べて最も増加率が高かったのは沖縄県で66.2%増加、続いて東京都が64.8%、大阪61.7%、京都51.1%、福岡43.1%の増加となった。

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