富弘美術館
2023年5月7日(日)、雨の中を桐生新町のまち並みを歩いてめぐった後、「富弘美術館」で星野富弘氏の詩画を鑑賞。
本ブログ記事「桐生のまち並み(重伝建)」のつづき。
14:00、桐生市観光バス駐車場を出発。次の目的地の「富弘美術館」へ向かう。「富弘美術館」は、桐生市から日光に向かう122号線を北上、「草木ダム」を過ぎて草木湖の西岸を走り、「草木ドライブイン」からすぐのところにある。雨はやまない。
14:50、入館。入館料520円、館内撮影禁止。
10年以上前に一度来たことがあったが、美術館は新しくなっていて、大小の展示室、ロビー、図書コーナー、ショップ、トイレどすべての部屋が円形の空間だった。
東村(現・みどり市)のふるさと創生事業により1991年春に開館した「富弘美術館」は、美しい山々と湖にとけこむように建っている。不慮の事故での9年間の入院生活から、久しぶりにふるさとに帰った星野氏を迎えたのは、子どもの頃から慣れ親しんだそんな東(あずま)村の自然だった。絶望の中で苦しい闘病生活を支えた母の献身的な看病、覚えていた詩人の言葉、そして信仰。彼は口に筆をくわえて文や絵を描いた。
館内に入ると、星野氏の透明感あふれる水彩で描かれた草花と、素朴で美しい文字が調和した独特な「詩画」の世界が広がる。星野氏の作品は「生きる勇気」や「生きることのすばらしさ」をなにげない毎日のなかから、自然に教えてくれているという。
以下、富弘美術館のパンフレットから転載。
15:45、富弘美術館発。18:00、自宅着。
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●星野富弘
星野富弘氏は、日本の詩人、画家。1946年4月24日、群馬県勢多郡東村(現・みどり市)に生まれる。
1970年、群馬大学教育学部保健体育科を卒業し高崎市の中学校体育教師になるが、同年6月17日、クラブ活動の指導中の墜落事故で頸髄を損傷、手足の自由を失う。

1972年、群馬大学病院入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始め
1974年、キリスト教の洗礼を受ける。
1979年入院中、前橋で最初の作品展を開く。同年9月に退院し、帰郷。
1981年、結婚。雑誌や新聞に詩画作品やエッセイを連載。
1982年、高崎で「花の詩画展」開催。以後、全国各地で開かれる詩画展は、大きな感動を呼び現在も続いている。
1991年5月、東村に村立「富弘美術館」が開館。「花の詩画展」は、ブラジル各都市をはじめ、ニューヨーク、ハワイ、サンフランシスコ、ロサンゼルスと開催された。
2005年4月、「富弘美術館」新館が開館。近接の商業施設(草木ドライブイン)と併せ、道の駅に登録。
2006年3月、勢多郡東村は、新田郡笠懸町、山田郡大間々町と合併し、みどり市になった。
2006年5月、熊本県葦北郡芦北町に姉妹館として町立「星野富弘美術館」開館。
2006年6月、群馬県名誉県民となる。
富弘美術館と草木湖 Googleマップより転載
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