森林公園2022の福寿草
2022年2月22日(火)、武蔵丘陵森林公園(埼玉県滑川町)の梅林へ行く。
日本周辺での冬の西高東低の気圧配置によって吹く季節風は、山を越えて「からっ風」と呼ばれる。山の名前を付けて「赤城おろし」とか「秩父おろし」と呼ばれる場合もある。関東地方では冬の風物。コロナ禍の中だが、天気予報を見て風の弱い日に出かける。
この日の滑川町の天気は晴れ。北西の風だが、午前から昼頃までは風がない。最高気温9℃、比較的暖かい。
梅の開花は遅れ気味で、残念。早咲きの紅梅が一部だけ見頃。
真紅の紅梅の「鹿児島紅」が開花していたが、見頃を過ぎていた。
「八重冬至」という品種の白梅が満開。
明るい黄色の福寿草が満開。梅の木の足元に、2万5千本が群生。
福寿草は、早春の陽光を受けて温かみを感じる。夜や低温時は閉じ、気温があがる日中に開くという。
蝋梅の植栽は少ないが満開。
滑川町の天気予報では、午前中は平均風速が1~2m毎秒だが15:00頃から5m毎秒前後になりそう。関東北部ではやや強い風が吹くところもあり、次第に南部に広がるそうだ。風速5m毎秒は、早めに自転車を走らせて当たるくらいの風。この後、椿園に寄ってみるが、開花はまだ少ない。北風が強くなる前の14時ころ退園。
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九州や北海道ではあまり馴染みがないが、「からっ風 」は冬の関東で北西の方向、日本海側から山を越えて太平洋側に吹き下ろす強風のこと。冷たくて、乾燥している。晴れていてポカポカの天気でも、風に当たると体感温度は急激に下がる。群馬県の名物は「上州のからっ風」や「赤城おろし」、栃木県那須地方は「那須おろし」、茨城県南部から千葉県北部「筑波おろし」、静岡県西部は「遠州のからっ風」とか呼ばれている。
群馬県では、自転車通学の高校生は向かい風で自転車をこいでもなかなか前に進まず遅刻者が続出、向かい風で歩く小学生は後向きに歩く、畑の土ぼこりが巻き上がり洗濯物が外で干せない、布団を干したら竿ごと飛ばされた、群馬の女性は寒風で肌荒れに悩まされるなどという話を聞く。
一方、「木枯らしは」は秋から冬にかけて吹く風速8m以上の冷たく乾燥した北風で、全国各地で吹く風。「からっ風」とは違うのだそうだ。この時期に、最初に吹く「木枯らし」を「木枯らし一号」と言い、 冬の到来を告げる。気象庁が発表する。
反対に「春一番」は、晩冬から初春にかけて吹く風速8m以上の南風のことで、これも気象庁が発表する。しかし、気温が上がる「春一番」が吹いた翌日は、気温が下がって荒れることが多く、実際にすぐに春がやってくるわけではないそうだ。「春一番」は、元は長崎県壱岐島で起きた安政6年2月(1859年3月)の漁船の転覆事故が起源とされている。この事故で53人の漁師の命が奪われ、以後同じ時期に吹く強い南風に注意を払うという意味で、地元の漁師たちが「春一番」と名付けたという。
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春一番の福寿草。丁度見ごろでしたね。黄色の花は暖かさを感じます。
春がもうすぐに感じます。
友達が秩父には赤い福寿草があると言ってました。行って見たいですね。
投稿: 深澤雪枝 | 2022年2月26日 (土) 20時34分