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2018年11月10日 (土)

秋の富士山麓と箱根仙石原

 2018年11月7日(水)、秋の富士山麓と箱根仙石原に行く。

 

 参加者13人が駅前に集まり、7:30マイクロバスで出発。

 関越道、圏央道、中央道と高速道路を走って、9:10河口湖インターで降りる。河口湖大橋を渡り、河口湖北岸のもみじ街道、湖北ビューライン(県道21号線)を通って、「大石公園」(山梨県富士河口湖町)へ。

 

●大石公園 9:20~10:20

 「大石公園」といえば春の芝桜、夏のラベンダー、秋のコキアが有名。しかし赤くなったコキアの見頃は10月中旬~下旬とか。茶色に枯れたのが数本あったが、抜いてしまったのかほかに見あたらない。

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 来年美しい花を咲かせため、剪定されたラベンダーの株が、整然と並ぶ。正面の建物は、「大石公園」の河口湖自然生活館。

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 富士山と河口湖が一緒の絶景ポイント「大石公園」。この日は雲が多くて、河口湖越しに見える富士山も、太陽もほとんど姿を見せず。

 カモが泳ぐ河口湖の対岸に見えるのは、雲の下の富士山の裾野だけ。河口湖は、「富士山世界文化遺産」の構成資産の一つ。

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●もみじ街道

 湖北ビューライン(県道21号線)、もみじ街道を戻る。バスの中から見るもみじ街道の紅葉がきれい。

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 沿道の近くでは「もみじ回廊」を中心とした「河口湖もみじ祭り」をやってたが、混雑していて車が駐められないのでスルー。祭りは、2018年11月1日(木)~ 23日(金祝)まで。ライトアップもある。

 「もみじ回廊」のほかに、祭りの会場からは車で約15分ほどの距離に、人気の「紅葉トンネル」という紅葉名所もあるそうだ。

 河口湖北岸から、新倉河口湖トンネルを抜けて富士吉田市へ。更に鳥居地トンネルを抜けて忍野村へ入る。
 

●忍野八海(おしのはっかい) 10:50~11:40

 河口湖から南東に下って、富士山の伏流水の湧水池が8つある「忍野八海」(忍野村)。みやげ屋・食事処「ひのでや」の駐車場に車を駐める。

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 「忍野八海」は、富士山信仰にのための巡拝地として、八海それぞれに八大竜王を祀っている。富士登拝を行う行者たちは、ここの水で穢(けが)れを清めたという。国指定の天然記念物。

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 上の二つの写真は、コバルトブルーの美しい池、水深10mで透明度が高い。忍野八海の中心にあって、池の周りに土産屋や食事処が集中しているため、一番賑やかだ。

 澄み切った池にコイが泳ぐ。池の底にはコインがたくさん沈んでいるのが見えるが、環境保全のため「お金投げ入れ厳禁 罰金千円」の看板が、日本語のほか英語、中国語で書いてあった。

 残念ながら後で調べたら、この池は人工池の「中池」で、「忍野八海」の八つの池に含まれてなく、「富士山世界文化遺産」の構成資産ではなかった。

 下の「湧池(わくいけ)」は、「忍野八海」の一つで、富士山の構成遺産の一部として認定されている。

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 中国人観光客が大勢来場していた。富士山に関わる名所に関心があるようで、富士山吉田口の五合目には中国人ツアー客が大勢で行くのだろう。

 

●旭日丘(あさひがおか)湖畔緑地公園 12:00~12:45

 忍野八海から更に国道138号線を南東に下り、山中湖の南岸を走ると、沿道はちょうど紅葉が見頃。紅葉を車内から撮影。

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 「旭日丘湖畔緑地公園」(山中湖村)の紅葉が美しい。

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 山中湖の湖岸には、白鳥ボートが並ぶ。白鳥の形をした遊覧船「白鳥の湖」も運行している。山中湖は、「富士山世界文化遺産」の構成資産の一つ。

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●浅間(せんげん)茶屋 山中湖店 12:50~13:35

 旭日丘の公園から山中湖南岸(138号線)を2Kmほど戻った所、ほうとうの店で昼食。

 山梨名物ほうとう専門店の山中湖店(山中湖村)。

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 浅間茶屋の本店(富士吉田本店)は、「富士山世界文化遺産」の構成資産である「北口本宮(きたぐちほんぐう)富士浅間神社」のすぐ近くにある。

 注文の「名物かぼちゃほうとう」は、1,130円。ひとり鍋で、茶碗に移して食べる。だしは味噌仕立て、南瓜や芋などの野菜がたっぷりで、食べきれないと思ったが、美味しくて完食。(写真は、浅間茶屋のホームページから転載)

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 国道138号線を南下、山中湖村から小山町、御殿場市へ。東名高速の高架をくぐり。乙女道路、乙女トンネルを通って、静岡県箱根町の仙石原へ。


●長安寺 14:30~15:15

 仙石原交差点で左折、細い道を進むとすぐに曹洞宗「長安寺」、大門の先に駐車場がある。参道の水屋の後ろには、澄んだ水の放生池にコイが泳いでいる。

 山門をくぐり、本堂の賽銭箱の横に「長安寺」のパンフが置いてあり100円。賽銭100円を入れて参拝。ここは駐車料、拝観料とも無料。

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 本堂北側の裏山には、モミジなどの林の中が「五百羅漢場」。

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林の中に羅漢様が点在する。

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 五百羅漢は、1985年(昭和60年)より建立、現在進行中とパンフにある。苔むしたりしているが、なるほど羅漢像の表情や加工は現代的。

最近になって境内の新緑や紅葉が有名になったようなお寺で、見学者が多い。紅葉しているもみじもまだ少なくて、見頃はこれからのようだ。「東国花の百ヶ寺」としても知られている。

「東国花の寺」は、関東1都6県の「花の寺」と称される寺院が集まり、2001年(平成13年)3月に発会。仏教の教えを基に心に花を咲かせてほしいという願いを元に、現在は103ヶ寺の寺院が加盟しているそうだ。

 

●仙石原のすすき草原 15:20~16:10

 長安寺から、仙石原交差点を直進、800mほど進むと「箱根湿生(しっせい)花園」がある。更に600mほど先、仙石原浄水センター入口に臨時駐車場(無料)があった。

駐車場から約600m、10分ほど歩くと、「仙石原のすすき草原」の入口。

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 すすき野原はどこにでもあるが、これほど広大なすすき草原は初めて見た。その広さ(16ha)に驚き、圧倒される。やはり毎年3月には野焼きが行われていて、自然体系が守られているという。

 箱根仙石原には、「箱根ラリック美術館」、「ポーラ美術館」、「星の王子さまミュージアム」、「箱根ガラスの森」などの美術館も多い。
 

 帰りに「鈴廣かまぼこ」御殿場店で買い物し、御殿場インターから東名高速、帰路へ。家に着いたのは19時過ぎ。

 帰ってから歩数計を見たら、7Kmほどを歩いていた。富士山が全く撮影出来なかったのは残念だったが、紅葉はまあまあ撮れた。

 この日は終日曇り、富士山麓や箱根は寒いかと思っていたが、この日は例年より暖かかったそうで防寒具を着るほどではなかった。

 

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  「富士山周辺の花巡り」 2015/07/20 投稿
   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-b645.html

  「箱根周遊」 2013/10/27 投稿
   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-1cfc.html

 

 ★ ★ ★

 「富士山世界遺産」の構成資産について

 富士山は当初、「世界自然遺産」として登録を目指した。しかし、ゴミなどによる環境悪化や開発により自然が保たれていないなどの理由で、「文化遺産登録」を目指す方針に転換。2013年(平成25年)6月、富士山が「信仰の対象と芸術の源泉」の名山として、世界文化遺産に登録された。古来より日本の象徴として、山岳信仰や北斎らの浮世絵の題材にもなり、その文化的が意義が評価されたのだった。

 構成資産は、山体だけでなく、古から富士山と関わりを持つ周囲の神社や登山道、風穴、溶岩樹型、湖沼など。以下の通り全部で25箇所。

 ① 富士山(富士山域)-静岡県・山梨県; 標高約1,500m以上の山域に、以下9件の構成要素がある。

  • 山頂の信仰遺跡群-静岡県・山梨県; 火口壁に沿って神社など宗教関連施設が分布、山頂部で宗教行為が体系化。
  • 大宮・村山口登山道(現 富士宮口登山道)-富士宮市; 富士山本宮浅間大社を起点とする登山道。
  • 須山口(すやまぐち)登山道(現 御殿場口登山道)-御殿場市; 須山浅間神社を起点とする登山道。
  • 須走口(すばしりぐち)登山道-小山町; 富士浅間神社を起点とし、八合目で吉田口登山道と合流し山頂に至る登山道。
  • 吉田口登山道-富士吉田市/富士河口湖町; 北口本宮冨士浅間神社が起点。18世紀後半以降、最も多く利用。
  • 北口本宮(きたぐちほんぐう)富士浅間神社-富士吉田市; 浅間大神を祀った遙拝所が起源。富士講との繋がりが強い。
  • 西湖(さいこ)-富士河口湖町; 9世紀の噴火で溶岩が流れ込んで出来た湖。西側に青木ヶ原の樹海や溶岩洞窟がある。
  • 精進湖(しょうじこ)-富士河口湖町; 9世紀の噴火で溶岩が流れ込んでできた。富士五湖で最も小さく、逆さ富士が美しい。
  • 本栖湖(もとすこ)-身延町/富士河口湖町; 富士山との構図が美しく、紙幣の図案など芸術作品になることが多い。

 ② 富士山本宮(ほんぐう)浅間大社-富士宮市; 富士山を浅間大神として祀ったことを起源とする浅間神社の総本宮。

 ③ 山宮(やまみや)浅間神社-富士宮市; 富士山本宮浅間大社の前身。本殿がなく、富士山を臨む遙拝所を設けている。

 ④ 村山浅間神社-富士宮市; 12世紀頃に富士山で修行する人々が現れ、14世紀初頭に修験道が成立、その中心となった。

 ⑤ 須山(すやま)浅間神社-裾野市; 日本武尊の創建とされる。須山口登山道の起点となり南東麓からの登拝に重要な場所。

 ⑥ 冨士浅間神社(須走浅間神社)-小山町; 須走口登山道の起点となる神社で、富士講信者が多く立ち寄った。

 ⑦ 河口浅間神社-富士河口湖町; 9世紀後半に起こった噴火を契機に、北麓側に初めて建立された浅間神社とされる。

 ⑧ 富士御室(おむろ)浅間神社-富士河口湖町; 富士山中の最古の神社であるといわれ、本宮と里宮が合祀されている。

 ⑨ 御師(おし)住宅(旧外川家住宅)-富士河口湖町; 富士講信者が登拝を行う際、宿や食事などの世話をした御師の家。

 ⑩ 御師住宅(小佐野家住宅)-富士吉田市; 北口本宮冨士浅間神社の御師を務め、当時の宿坊の形態を残している。

 ⑪ 山中湖-山中湖村; 富士山の火山活動によってできた湖。富士講の開祖・長谷川角行が水行を行った湖沼の一つ。

 ⑫ 河口湖-富士河口湖町; 富士五湖のうち最も標高が低く、湖岸線が長い。

 ⑬ 忍野八海(出口池)-忍野村; 富士登山を目指す行者たちは、この湧水を「清浄な霊水」と呼び、穢(けが)れを祓った。

 ⑭ 忍野八海(お釜池)-忍野村; 忍野八海の中で最も小さな池。ガマガエルが娘を引きずり込んだ伝説から大蟇(がま)池とも。

 ⑮ 忍野八海(底抜(そこなし)池)-忍野村; 池に物を落とすと底を通り抜け、お釜池に浮かび上がったという。

 ⑯ 忍野八海(銚子池)-忍野村; 阿原川沿い脇の草地の中にある池。若い花嫁が身を投げたという伝説が残る。

 ⑰ 忍野八海(湧池(わくいけ))-忍野村; 湧水量が豊富で水深4m。忍野八海を代表する池。

 ⑱ 忍野八海(濁(にごり)池)-忍野村; 行者が一杯の水を求めたのを断った途端に、池が濁ったというのが名前の由来。

 ⑲ 忍野八海(鏡池)-忍野村; 部落内でもめごとが起きると、両者が池水を浴びて身を清め、平穏を祈ったという。

 ⑳ 忍野八海(菖蒲池)-忍野村; 池では大きな菖蒲が生息し、伝説ではこの菖蒲を身体に巻くと病気が治るという。

 ㉑ 船津胎内樹型(じゅけい)-富士河口湖町; 溶岩が流れる際に、樹幹の跡が空洞となった洞穴に浅間大神が祀られた。

 ㉒ 吉田胎内樹型-富士吉田市; 樹木が重なり合った複雑な樹型の洞穴。女性の胎内に例えられている。

 ㉓ 人穴(ひとあな)富士講遺跡-富士宮市; 富士講の開祖・長谷川角行が16~17世紀に修行し、入定したと伝えられる聖地。

 ㉔ 白糸ノ滝-富士宮市; 湧水が幅約200mにわたり噴出している滝。富士講を中心とした人々の修行場。

 ㉕ 三保松原-静岡市; 『万葉集』以降多くの和歌の題材や、天女と漁師の交流を描いた『羽衣』の舞台にもなった。

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