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2018年3月 9日 (金)

すみだ北斎美術館

 2018年2月11日(日)、すみだ北斎美術館(墨田区亀沢)に行く。
 

 この日、午前中から国立科学博物館(東京・上野)の特別展「古代アンデス文明展」と常設展を観覧の後、13:10~13:50上野駅ビルの「ぶんか亭」で昼食。せいろそば(600円)を注文。

 上野駅から総武線の両国駅に移動、そこから10分ほど歩いて、14:20「すみだ北斎美術館」に到着。

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 美術館は、北斎がこの亀沢界隈(昔は本所と呼んでいた)で生まれ、生涯を過ごしたので、この地に設置されたそうだ。

 アルミパネルを外壁に使用した異様なデザインな建物、これが下町に溶け込んでいるということらしい。後で調べたら、建築設計は妹島和世(せのうかずよ)という有名な女性建築家。

 入場料(常設展)は、一般400円、65歳以上300円。

 『須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこと やくじん たいじのず)』 弘化2年(1845年) 北斎晩年の最大級作品(約126×276cm)。

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 牛嶋神社(墨田区向島)に奉納され社殿に掲げられていたが、関東大震災で焼失した。展示品は、明治の美術書を元にした推定復元図。(写真をクリックすると拡大表示します。)

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●読本(よみほん)挿絵の時代 45歳(1804年)~52歳(1811年)

 文化年間は、読本挿絵のイラストレータとして活躍。
 
 『飛騨匠物語(ひだのたくみものがたり)』 文化5年(1808)頃 読本

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●絵手本(えてほん)の時代 53歳(1812年)~70歳(1829年)

 『北斎漫画』として知られた絵手本の数々。門人や愛好家のための絵手本を版本とし、また工芸品の図案集としても利用された。

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 『潮干狩図』 文化10年(1813)頃 絹本 漢画や油彩画など様々な技法を取り入れているという。

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●錦絵の時代 71歳(1830年)~74歳(1833年)

 北斎の代表作『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏(かながわおき なみうら)』 天保2年(1831年)頃 錦絵

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●肉筆画の時代 75歳(1834年)~90歳(1849年)

 北斎87歳の時の作品『朱描鍾馗図(しゅがき しょうきず)』 弘化3年(1846年) 絹本

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 最も絶筆に近い作品とされる『富士越龍図(ふじこし りゅうず)』 嘉永2年(1849年) 絹本

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 晩年の北斎と娘のお栄の蝋人形には、あまりにもリアルでびっくり。

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 3日後の2018年2月14日(水)から、4月8日(日)まで、企画展「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」が 開催される。

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 当館所蔵の北斎と一門の描いた美人画、ポーラ文化研究所所蔵の結髪雛型や装身具、化粧道具といった江戸の女性風俗を伝える資料等を合わせて、130点ほどの作品や資料を展示。北斎の美人画の魅力と、華やかな江戸美人の世界を紹介するという。

 美術館は4階建てだが、常設展示は4階のフロアだけで、意外とこじんまり。展示作品も、長野県小布施町で見た「北斎館」よりも少なくて、ちょっと残念だった。1時間ほど、ゆっくり見て回る。

 15:15、退館。美術館に隣接する「緑町公園」。東京スカイツリーが見える。

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 「北斎通り」を歩いて、「江戸東京博物館」(昨年10月1日~本年3月30日まで休館中)と「両国国技館」の前を経て両国駅へ。

 「北斎通り」は、かつて「本所割下水」と呼ばれ、北斎はこの辺りの住人であった。(写真をクリックすると拡大表示します。)

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 割下水(わりげすい)は、道路の真ん中を掘り割った下水路で、1650年代末以降の本所開拓で造られた。湿地帯に土を盛って造成された本所は、水はけが悪いので掘られた排水路で溝よりも大きい。生活用水を流さず、主に雨水の排水路だったので、さほど汚くはなく川魚、蟹や蛙などが棲んでいたという。
 

 16:10~18:10、池袋駅東口「一軒め酒場」に入店。

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コメント

長野小布施の北斎記念館は行っていますが墨田はまだ訪問していないので!いつか実現!

とても珍しい色々なショット、見せていただき、siawase気分です。
ありがとうございました。

ブログのコメント交流、コミュニケーションで、心あたため合い、いいものですね。

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