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2018年3月の6件の投稿

2018年3月26日 (月)

映画「北の桜守」

 2018年3月24日(土)、吉永小百合主演の映画『北の桜守』を観る。
 

 『北の桜守』は、2018年3月10日から全国東映系で公開された。戦前、樺太で幸せな生活を送っていた家族が、ソ連軍の侵攻で追われて、北海道へ逃げて来た。戦後、北の大地で過酷な自然と時代の荒波を懸命に生きた母と子が、長年にわたる別離を経て、失われた家族の記憶を巡る旅に出る。

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 映画『北の桜守』は、2005年の『北の零年』、2012年『北のカナリアたち』に続く吉永小百合主演の雄大な北海道を舞台にした人間ドラマ「北の三部作」の三作目・最終章。吉永小百合は、本作が120本目の映画出演作となるそうだ。今年2018年は、北海道命名150年を迎える。

 監督は、日本アカデミー賞と米国アカデミー賞を受賞した『おくりびと』(2008年、本木雅弘主演)の滝田洋二郎。この映画で納棺師という職業を初めて知ったが、本木雅弘が好演。

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 脚本は、多くの映画やテレビで脚本を手掛けている那須真知子。『北の零年』、『北のカナリアたち』も彼女の脚本。原作があるのは『北のカナリアたち』だけで、二つの作品には原作は見当たらない。
 

 ★ ★ ★

 太平洋戦争末期を迎えた1945年。日本領土だった南樺太で大きな製材所を営み、幸せに暮らしていた江連徳次郎(阿部寛)の家族。庭に一輪の桜が咲いた。徳次郎が本土から持ってきた種を妻・てつ(吉永小百合)が育て上げ、やっと咲いたその花は家族にとって希望の花だった。「満月の日、満開となる桜を、家族4人そろって見よう」と。

 しかし終戦直前、ソ連軍が突然南樺太に侵攻、出征する徳次郎と別れ、追われるようにてつと息子2人は、北海道の網走へと命からがら逃げる。そんな親子は戦後、厳しい自然環境や飢えに苦しむ貧困と戦いながら、食うためにヤミ米屋の菅原(佐藤浩市)の仕事を手伝い、夫の友人・山岡(岸部一徳)の助けを借りながら、懸命に生き抜く。

 そして、時は過ぎて札幌オリンピックを翌年に控えた1971年。母と離れてアメリカで暮らし、ビジネスに成功した次男の修二郎(堺雅人)が、日本初出店のホットドック店の日本社長として帰国。そして、15年ぶりに網走を訪れた。そこには兄の姿はなく、老いた母だけが、いまだ帰らぬ夫を待ち続けながら、あばら家でつつましく独り暮らしをしていた。

 てつを札幌に引取った修二郎夫婦は、面倒をみる。しかし都会の生活に馴染めず、徐々に不可解な行動が目立つようになる。年老いたてつは、あの戦争の傷を心に抱えたままだった。

 そんなある日、てつが突然姿を消す。日本初の出店に精を出す修二郎やその妻・真理(篠原涼子)に迷惑をかけたくないと思い、一人網走に戻ろうとしたのだ。だが、網走の家はすでに取り壊されていた。帰る場所を失ったてつのために、一緒に寄り添いたいと思う修二郎。二人は、北海道の大地で思い出を辿る旅に出る。北へ北へ、失われた記憶に向かって 二人は歩き続けた。やがてその旅路の果て、サハリン(樺太)を望む日本最北端の海辺で、親子が決して忘れられない衝撃の記憶が呼び戻されたのだった。
 

 
 吉永小百合は、さすが大女優。現在73歳とは思えないほど若々しく、昔の面影が残っていたのが印象的。終戦直前の30歳後半くらいの役柄には、全く違和感がない。しかし阿部寛と夫婦役というのは、実年齢の差がどことなく無理がある。阿部寛も名優だが、他に適当なはまり役はいなかったのだろうか。

 しかも映画の中に唐突に、たびたび舞台演劇のシーンを挟んでいるのはいただけない。心情や背景、ストーリーを分かり易くしているつもりだろうが、映画を観ているという雰囲気が壊された。、また細かい点は省略するが、修二郎がアメリカに行く理由、ホットドッグ店のビジネスのやり方、ヤミ米の運び屋になるストーリーなど、いくつかの点で不自然で稚拙な所があって気になる。

 笑福亭鶴瓶が居酒屋の親父として出てくるのは許せるが、堺雅人が母を探して回るシーンで、なぜ水商売風の高島礼子がチョイ役で出てくるのか。アメリカ育ちで日本の習慣に馴染めないという真理役の篠原涼子の所作も大げさで、どことなく無理がある。しかし、母子の隙間に入り込めない嫁の気持ちは、よく伝わってくる。

 沖縄のように民間人が戦闘に巻き込まれたり、地上戦が行われたり、過酷な引き揚げが行われた南樺太の歴史を、この映画で改めて知る。冬の厳しい積雪、吹雪、流氷、雄大な北海道の大地や大自然は、見どころ。冬のロケでは、キャストやスタッフは大変だったろう。

 ラストシーンで、小椋佳の作詞・作曲による主題歌「花、闌(たけなわ)の時」を、吉永小百合が舞台で豪華キャストたちと一緒に歌うのは良かった。

 

 ★ ★ ★

 1作目の『北の零年』、2作目『北のカナリアたち』は観ていない。ポスターと簡単なあらすじを掲載する。

 2005年公開の『北の零年』。

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 明治3年に実際に起こった「庚午事変」に絡む明治政府の処分を元にした物語。徳島藩の淡路島で暮らしていた稲田家と家臣たちは、政府より北海道移住を命じられる。北海道で厳しい大自然と闘う家臣たち、家臣の妻・志乃(吉永小百合)と娘・多恵の苦難の開拓と過酷な運命が展開される。

 2012年公開の『北のカナリアたち』。

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 北海道の離島の分校に赴任した教師・川島はる(吉永小百合)は、合唱を通じて6人の生徒を明るくし、島の人たちとの交流を深める。しかしある事故をきっかけに、はるは追われるように島を離れた。20年後、成人した教え子の1人が事件を起こしたことから、はるは北海道へ戻り、教え子1人1人と再会、そして意外な真実を知るサスペンス。

 湊かなえの短編集『往復書簡』(幻冬舎)の中の「二十年後の宿題」を原案として映画化されたそうだが、原作とはかなり違う作品になっているそうだ。

2018年3月22日 (木)

群馬三大梅林の梅まつり

 2018年3月18日(日)、群馬県の三大梅林、秋間梅林(安中市)・榛名梅林(高崎市)・箕郷梅林(高崎市)の梅まつりをめぐる。 
 
 
 紀州(和歌山県)の梅が有名であるが、群馬県は和歌山県に次いで全国第2位の梅の生産量を誇る。安中市の秋間(あきま)梅林、高崎市の榛名(はるな)梅林と箕郷(みさと)梅林は、群馬県の三大梅林と呼ばれる梅の名所。

 朝8時、最寄駅前を車で出発。関越道から上信越道へ、松井田妙義ICで高速を降り、県道122号線を北上。松井田妙義ICから約10Km、15分ほどの場所から、案内板に従って左の細い山道に入り、丘陵の頂上へ。9時40分頃、頂上付近の梅林駐車場に到着。駐車料金500円。
 

秋間梅林 (安中市西上秋間) 9:40~11:00

 秋間梅林は、利根川水系の秋間川上流の広がる約50ヘクタールの広大な丘陵に約3万5千本の紅白梅が咲き誇る関東有数の梅林。

 2月中旬から3月下旬にかけて開かれる「梅林祭り」では、梅の花の下での餅つき大会、芋煮会、野点(のだて)、八木節、和太鼓、モデル撮影会などが行われ、梅の花と香りを楽しむ人々で賑わいをみせる。

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 一帯は民家がチラホラ、満開の梅林で埋め尽くされている。

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 この日のイベントは、モデル撮影会。10時頃から丘陵頂上付近の梅林で始まった。

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 11:00頃、秋間の「梅林祭り」をあとにする。

 県道212号から県道215号線を東へ向かい、秋間農村公園付近で県道211号線を北上。秋間梅林から約10Km、15分ほどで次の榛名梅林の梅祭り会場に着く。

 「榛名の梅祭り」会場の榛名文化会館(エコール)は山の麓にあり、駐車場を出入りする車で混雑。車の列に並び、やっとのことで駐車場の空を見つけて車を駐める(駐車料は無料)。


榛名梅林 (高崎市上里見町) 11:50~13:20 

 榛名山を望む丘陵地の400ヘクタールの広大な土地に、白梅を中心に梅畑が広がっている。地域全体では、東日本一の12万本にもなるという梅の一大産地。

 車を駐車場に停め、11:50頃文化会館の前庭会場に入ると、群馬の観光大使でご当地アイドルグループ「あかぎ団」のライブショーが始まっていた。

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 テントでは、梅の赤飯、梅ジュース、甘酒、梅バイキング、梅うどんの無料サービス、梅干や梅ジャムなど梅の加工品の販売。豚丼や豚汁で、昼食をとる。

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 午後から広場では、梅の種飛ばし大会が行われていた。

 梅祭りのパンフレットによると、上州榛名太鼓の演奏、ジャンケン大会、ビンゴゲームなどのイベントや、周辺でトテ馬車(観光用の馬車)の運行が行われるという。

 梅林は、会場から山の斜面に向かって登って見に行くことになる。斜面から見る榛名文化会館と榛名山。

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 遠くに榛名山の峰々。

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 13:20、 「榛名の梅祭り」会場を出て、県道211号線、県道154号線を北上。

 車川に沿った県道126号線を南下し、右に折れて榛名フルーツラインを走ると、榛名の梅祭り会場から約10Km、15分ほどで箕郷梅林の善地会場。

 

箕郷梅林 (高崎市箕郷町富岡・善地地区) 13:55~15:00

 箕郷梅林は、関東平野を一望する丘陵300ヘクタールの敷地に約10万本の梅の木が植えられている梅の一大産地。観賞用ではなく加工用なので、殆ど白梅。

 「天空の梅祭り」は、みさと梅公園を中心とする「カニ沢会場」と善地梅林広場のある「善地会場」の2か所からなる。善地会場の駐車場に車を止める(駐車料金300円)。

 梅の切り枝・梅ジュース・梅まんじゅうなどを無料配布、梅の加工品販売、梅見茶会、日光猿軍団の大道芸などのイベントが行われている。

 善地会場では、約300本の河津桜と傾斜地一面の梅の花が楽しめる。

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 駐車場の一角にある展望見晴台からは、一面に広がる梅林と関東平野、榛名山の眺望。

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 丘陵地に沿うようにして白梅が咲く光景。展望見晴台から眺めると、まるで純白の雲海のように見える。
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 散策路のパノラマコースから、左手に展望見晴らし台と高崎市街地。

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 樹齢100年を越える老木もあるそうだ。

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 15:00頃、会場を出る。県道126号線を南下して、高崎市街地を経て高崎ICへ。

 帰り(上り)の関越道は、藤岡JCTを過ぎたあたりから事故渋滞、その後も日曜の夕方とあって自然渋滞。予定より1時間以上の遅れで、17:45頃自宅着。

 どこの梅林も満開、見頃を迎えていた。ただ、あいにくの曇り空で、白梅が青空に映えなかったのが残念。
 

 ★ ★ ★

 秋間梅林の辺りは明治の頃は、秋間村。1955年(昭和30年)他の町村との合併によって安中町、1958年(昭和33年)に市制施行して安中市となった。

 榛名町は、上毛三山の一つである榛名山南麓に広がっている町。2006年(平成18年)、 高崎市に編入された。

 箕郷町は、1955年(昭和30年)に箕輪町と車郷村が合併し発足。2006年(平成18年) 他の近隣の町村と共に高崎市に編入された。
 

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  「森林公園の観梅ウォーク」 2018年3月19日投稿

   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-ff07.html

  「森林公園の早春の花」 2017年3月15日投稿

   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-0609.html

2018年3月19日 (月)

森林公園の観梅ウォーク

 2018年3月14日(水)、埼玉県滑川町の「国営武蔵丘陵森林公園」で観梅ウォーク。 

 

 昨年に引き続き、「国営武蔵丘陵森林公園」で早春の花見ウォーキング。この日の天気は朝から晴れ。20℃を越える5月上旬並み、今年一番の暖かさだ。

 東武東上線の森林公園駅北口に集合。昼の弁当が配られ代表者の挨拶の後、9時ウォーキングのスタート。

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 駅北口から森林公園の南口を結ぶ約2.9キロの遊歩道を歩く。

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 参加者は19名。10時に入門、梅林までは約1キロ、15分で到着。満開の梅の花に感嘆の声があがる。

 120品種、500本の梅の木が植えられ、白・ピンク・紅の梅の花が見頃を迎えている。

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 しばらく梅林の斜面をのんびり散策しながら、種々の品種の梅の花を観賞。

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 11時過ぎに「運動広場」へ移動。公園の陽だまりで木のテーブルを囲んで座り、早めの昼食。

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 休憩の後の12時頃、ここで解散。

 帰る途中に、「椿園」に寄ってみる。広い松林に、400品種の椿が植えられているそうだが、開花はわずか。咲いていても霜の影響なのか、花の状態は良くないようで写真は撮らなかった。見頃は、桜が咲く頃だという。

 公園の南口に戻り、再び森林公園駅までの遊歩道を帰る。この日の歩数は17,000歩。

 少し汗ばむくらいの暖かな日差しの中、上着を脱いで10キロ余りの早春ウォーキングだった。

 

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  「森林公園の早春の花」 2017年3月15日投稿

   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-0609.html

2018年3月13日 (火)

奥武蔵・伊豆ヶ岳

 2018年3月10日(土)、奥武蔵の伊豆ヶ岳(標高851m)に登る。
 
 

 伊豆ヶ岳(いずがたけ)は、奥武蔵を代表する山で埼玉県飯能市にある山。

 スタート地点の西武線秩父線の正丸(しょうまる)駅に10:17着。ここは標高302m。

 天気は朝から曇り、正丸駅に着く頃は晴れ、風はやや冷たいが暑くも寒くもないハイキング日和。

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 10:30、スタート。吾野方面へ急な石段を降りた先のT字路を右折し、線路をくぐる。

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 高麗川支流に沿った大蔵山集落(この辺りの住居表示は飯能市南川)の舗装道路を歩く。

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 花粉をまき散らす黄色い杉の実。

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 杉林の中を花粉症の症状に悩まされながら登る。

 11:00、馬頭尊の祠がある分岐を直進し正丸峠に向かう。山頂からの帰りは、左手の山道から下って来る。

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 やがて舗装道が途切れ、沢に沿って山道を登る。

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 11:10、お申講(おさるこう)の祠。

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 お申講は、節分以降の初申の日に行ない、山の神様に木を守り、山の仕事の安全を祈願をする。餅、お神酒、頭のついた魚、お赤飯などお供えするという。お申講は現在でも、飯能では広く行われているそうだ。

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 11:45、舗装された林道に出る。ここから正丸峠の山頂にある「奥村茶屋」まで約1km。

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 12:00、正丸峠の「奥村茶屋」(標高630m)。15分ほど休憩。

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 茶屋の左手に「御展望記念碑 昭和天皇陛下行幸 明仁親王殿下 美智子妃殿下行啓」の石碑が建つ。

 スマホ写真では確認できないが、肉眼では西武ドームや都心の高層ビル群がかすかに見える。

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 茶屋の脇を左手の山道へ進み、杉林の中の緩やかな登り。

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 12:40、小高山(標高720m)に到着。数分休憩。

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 この辺りは「関東ふれあいの道」という総延長1665Kmの環境省の長距離自然歩道の一部である。(ただしこの自然歩道は、10km前後の日帰りコースに区切られていて、各コースは必ずしも連続していない。)

 うっすらと雪が残るきつい急坂。

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 13:05、五輪山(標高不明)で5分休憩。

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 五輪坂から少し下ると、山頂の直下に「男坂」と「女坂」の分岐がある。

 正面の「男坂」には鎖場があり、伊豆ヶ岳の名所だったそうだが、岩場が崩れ易く非常に危険。飯能観光協会の注意書きの看板が立っている。

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 近くに環境省・埼玉県の「チャートでできた山」の説明板がある。チャートとは、昔の死んだ生物がたくさん集まって岩石となったもの。浸食に強く堅いので、山がゴツゴツしているのだそうだ。県内では伊豆ヶ岳のほか両神山、城峰山、浦山渓谷に分布しているという。

 分岐を右へ行く「女坂」でも、2012年に崩落があり通行止めとなったという。山頂へは、「男坂」と「女坂」の間に設けられた迂回路を利用する。

 最後の急坂を登る。

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 山頂近くの大岩を過ぎると、 山頂が見えて来た。

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 13:25、三等三角点のある山頂に到着。35分ほど、昼食・休憩。

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 山頂に、山名由来の説明板があった。突峰状の山容からアイヌ語の「イズ」から来たものとされる。しかし、快晴の日に山頂に登ると伊豆まで見えるという「伊豆ヶ岳説」や、柚の木が多く生えていたからという「柚ヶ岳説」、山麓で温泉が湧き出ていたからという「湯津ヶ岳説」などが伝えられているそうだ。

 山頂からは西武ドーム、都心の高層ビル群や浅間山、男体山まで見渡すことができるそうだが、木の枝が邪魔している。

 14:00、下山開始。

 登山道が左右に分れるが、正丸駅へ行くには右の道を進む。

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 14:30、「ここは大蔵山」の分岐。伊豆ヶ岳から直進は「名栗げんきプラザ」へ、右折は「正丸駅」。

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 14:50、かめ岩(標高600m)という巨石がある。岩の右下が亀の頭か。

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 「かめ岩」からすぐに、「双子岩」という2つの大岩が並ぶ。

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 やがて川のせせらぎが聞こえ始める。

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 やがて往路で通り過ぎた馬頭尊の祠に着き(15:25)、舗装された正丸駅に向かって道を下る。

 大蔵山集落のお休み処「中丸屋」に寄る。

 田舎まんじゅうの2個入りパック240円をお土産に購入。

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 16:00、正丸駅に到着。紅梅が満開。

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 16:08、正丸駅発の池袋行きに乗車。17:22、川越駅で下車。

 17:30~19:40、東口から徒歩5分の居酒屋「甘太郎」。2時間飲み放題3,150円。

 

 ★ ★ ★

 今年になって初めての山歩き。1週間前のこの日は雨の予報だったが、良い天気に恵まれた。

 暖かくなった数日前から鼻水とクシャミの花粉症が始まって、おまけに喉も痛くて咳も出て、風邪か花粉症かわからない症状。熱もないので、ともかく山登りに出発。杉林の中では花粉を付け始めた杉の実を見かけた。よりによって杉の花粉の舞飛ぶ杉林の中に、行かなくても良さそうだが・・・・。花粉症の症状は、さらに悪化してしまった。

 残雪はわずかで、アイゼンは不要だった。ただし、いつも持って行くカメラをうっかり家に置き忘れ、今回掲載した写真はすべてスマホで撮影したもの。

 なお「伊豆ヶ岳」を中心とする「関東ふれあいの道」は、正丸駅(西武鉄道)から「正丸峠」、「伊豆ヶ岳」(851m)、「高畑山」(695m)、天台宗寺院「子の権現」(ねのごんげん、640m)を越え、吾野駅(西武鉄道)に至る全長14.5Kmの健脚向きのコース。今回の伊豆ヶ岳ハイキングは、正丸駅から正丸駅まで、休憩を入れてのんびり5時間半、歩程約8.6Kmだった。
 

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2018年3月12日 (月)

国立科学博物館の常設展「地球館」

 2018年2018年2月11日(日)、東京・上野の国立科学博物館(以下「科博」の特別展「古代アンデス文明展」を観覧した後、常設展に行く。
 

 科博の常設展は「地球館」と「日本館」の2棟に分かれている。特別展を見終わった後12:00~13:00まで、「地球館」(地球生命史と人類)を観覧。特別展の入場券の提示で無料。

 「地球館」の地上1階から3階、地下1階から3階へと駆け足でめぐる。
 

●1F 地球ナビゲータ

 宇宙史、生命史、人間史の136億年の時間の旅。

 写真は、人間史についての頭骨のレプリカ。

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 生命史を代表する恐竜「アロサウルス」、右手に人間史を代表する人工衛星「ひまわり1号」。

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●1F 地球の多様な生き物たち

 多くの種に分かれて進化した生物が、さまざまな環境に適用して、お互いに関わり合いを持ちながら生きている姿を紹介。

 海洋生物の多様性の展示。

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 陸上生物の多様性の展示。

 熱帯雨林・・・ボルネオから運んできた締め殺しの木。熱帯に分布するイチジク属の木は宿主植物を絞め殺すように成長する。

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 四季の明瞭な温帯林の生物。

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 多様性の由来・・・アゲハチョウの多様性の展示。

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 自然を生き抜く工夫・・・サイズへの挑戦。キリン、アジアゾウ、マッコウクジラ、コマッコウの骨格。

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 系統広場・・・細菌からヒトに至るまで多様なすべての生物は親戚関係にあり、それを表わしたのが系統樹である。

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●2F 科学と技術の歩み

 江戸時代以降、外国の技術を取り入れ、日本固有の科学技術の発展を紹介。

 日本の航空技術を代表する「零式艦上戦闘機」。

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 国産量産車のさきがけとなった「オートモ号」。

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 レンズ設計のために開発され日本で初めて稼働した真空管式電子計算機。

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 世界初のマイクロプロセッサ「インテルi4040」を使用したマイコンキット「NEC TK-80」。

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 日本の宇宙開発。手前から、ペンシル型の後継機「ベビー型ロケット」、日本初の人工衛星「おおすみ」、「LE-5エンジン」。

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●3F 大地を駆ける生命

 力強く生きている哺乳類と鳥類のはく製を展示。

 進化の頂点・大型野生獣、動物たちが生きるための知恵、サバンナの哺乳類など。

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 鳥の多様な形。

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●B1F 地球環境の変動と生命の進化 -恐竜の謎を探る-

 恐竜の起源、大型化、多様性、絶滅の謎を化石を通して知る。

 板状の骨を持つ鳥盤類恐竜のスコロサウルス(前)とステゴサウルス(後ろ)。

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 3本の角を持つ鳥盤類恐竜のトリケラトプス(右)、後ろ足に比べ前足は短い竜盤類のティラノサウルス(左)。植物食で首と尾の長い竜盤類のアパトサウルス(後方)。

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 中空で丸い鶏冠をもつ鳥盤類恐竜のヒパクロサウルス。

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●B2F 地球環境の変動と生命の進化 -誕生と絶滅の不思議-

 恐竜が絶滅後に大発展した哺乳類の中から人類が生まれた進化の過程を探る。

 陸上に進出した生物-植物は陸上に進出し、やがてシダ植物、被子植物が森林を形成し、動物と新たな関係を築く。写真は、植物の化石。

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 陸上を支配した哺乳類。

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 人類の進化。左は猿人、右は原人。

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 マンモスの骨を利用した3万~1万年前の住居の復元。

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 石器に見る人類の技術文化の発展。

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●B3F 自然のしくみを探る -私たちの世界はどのようにできているのか-

 宇宙を探る、物質を探る、そしてこれらを支配する法則を探るというテーマで、その探求の成果を展示。それに貢献した日本の科学者たちを紹介。

 アルフレッド・ノーベルと1901年に始まったノーベル賞。

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 日本の物理学を先導した長岡半太郎氏「原子構造の理論を発表」。

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 2002年ノーベル化学賞 田中耕一氏「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」。

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 2012年ノーベル生理学・医学賞  山中伸弥氏「 様々な細胞に成長できる能力を持つiPS細胞の作製」

 2015年ノーベル生理学・医学賞   大村智氏「線虫の寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見」。

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 2015年ノーベル物理学賞「ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見」 梶田隆章氏。

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 科学の特別展「古代アンデス文明展」を観覧した後、残りの1時間で常設展をざっと回ったが、「日本館」は時間切れで観覧できず。

 日曜日で子供連れが多かった。当館は、かつては「教育博物館」と称されたように、小中学生の勉強の題材にちょうど良い。見られなかった「日本館」は、次に上野に来た時のために取っておきたい。

 13:00、「科博」を退出する。
 

 この後は、本ブログ記事「すみだ北斎美術館」
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-6944.html

 に続く。

 

 本ブログの「博物館」に関する記事

  国立科学博物館「古代アンデス文明展」 2018/02/15 投稿
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  国立歴史民俗博物館 2017/03/07 投稿
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2018年3月 9日 (金)

すみだ北斎美術館

 2018年2月11日(日)、すみだ北斎美術館(墨田区亀沢)に行く。
 

 この日、午前中から国立科学博物館(東京・上野)の特別展「古代アンデス文明展」と常設展を観覧の後、13:10~13:50上野駅ビルの「ぶんか亭」で昼食。せいろそば(600円)を注文。

 上野駅から総武線の両国駅に移動、そこから10分ほど歩いて、14:20「すみだ北斎美術館」に到着。

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 美術館は、北斎がこの亀沢界隈(昔は本所と呼んでいた)で生まれ、生涯を過ごしたので、この地に設置されたそうだ。

 アルミパネルを外壁に使用した異様なデザインな建物、これが下町に溶け込んでいるということらしい。後で調べたら、建築設計は妹島和世(せのうかずよ)という有名な女性建築家。

 入場料(常設展)は、一般400円、65歳以上300円。

 『須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこと やくじん たいじのず)』 弘化2年(1845年) 北斎晩年の最大級作品(約126×276cm)。

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 牛嶋神社(墨田区向島)に奉納され社殿に掲げられていたが、関東大震災で焼失した。展示品は、明治の美術書を元にした推定復元図。(写真をクリックすると拡大表示します。)

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●読本(よみほん)挿絵の時代 45歳(1804年)~52歳(1811年)

 文化年間は、読本挿絵のイラストレータとして活躍。
 
 『飛騨匠物語(ひだのたくみものがたり)』 文化5年(1808)頃 読本

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●絵手本(えてほん)の時代 53歳(1812年)~70歳(1829年)

 『北斎漫画』として知られた絵手本の数々。門人や愛好家のための絵手本を版本とし、また工芸品の図案集としても利用された。

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 『潮干狩図』 文化10年(1813)頃 絹本 漢画や油彩画など様々な技法を取り入れているという。

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●錦絵の時代 71歳(1830年)~74歳(1833年)

 北斎の代表作『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏(かながわおき なみうら)』 天保2年(1831年)頃 錦絵

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●肉筆画の時代 75歳(1834年)~90歳(1849年)

 北斎87歳の時の作品『朱描鍾馗図(しゅがき しょうきず)』 弘化3年(1846年) 絹本

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 最も絶筆に近い作品とされる『富士越龍図(ふじこし りゅうず)』 嘉永2年(1849年) 絹本

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 晩年の北斎と娘のお栄の蝋人形には、あまりにもリアルでびっくり。

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 3日後の2018年2月14日(水)から、4月8日(日)まで、企画展「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」が 開催される。

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 当館所蔵の北斎と一門の描いた美人画、ポーラ文化研究所所蔵の結髪雛型や装身具、化粧道具といった江戸の女性風俗を伝える資料等を合わせて、130点ほどの作品や資料を展示。北斎の美人画の魅力と、華やかな江戸美人の世界を紹介するという。

 美術館は4階建てだが、常設展示は4階のフロアだけで、意外とこじんまり。展示作品も、長野県小布施町で見た「北斎館」よりも少なくて、ちょっと残念だった。1時間ほど、ゆっくり見て回る。

 15:15、退館。美術館に隣接する「緑町公園」。東京スカイツリーが見える。

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 「北斎通り」を歩いて、「江戸東京博物館」(昨年10月1日~本年3月30日まで休館中)と「両国国技館」の前を経て両国駅へ。

 「北斎通り」は、かつて「本所割下水」と呼ばれ、北斎はこの辺りの住人であった。(写真をクリックすると拡大表示します。)

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 割下水(わりげすい)は、道路の真ん中を掘り割った下水路で、1650年代末以降の本所開拓で造られた。湿地帯に土を盛って造成された本所は、水はけが悪いので掘られた排水路で溝よりも大きい。生活用水を流さず、主に雨水の排水路だったので、さほど汚くはなく川魚、蟹や蛙などが棲んでいたという。
 

 16:10~18:10、池袋駅東口「一軒め酒場」に入店。

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