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2017年11月13日 (月)

東京スカイツリーと浅草寺

 2017年11月6日(月)、羽田空港に行った帰り、久しぶりに東京スカイツリーと浅草寺に行く。
 
 

 トランプ大統領が2017年11月5日(日)~7日(火)に来日。テロ対策の一環で、都心のJR、地下鉄などの主要駅でコインロッカーやゴミ箱の使用ができなくなるという。この期間にかかる旅行者や観光客にとっては、何とも不便なことだ。

 羽田空港第2ターミナルのレストランで昼食後、羽田空港国内線ターミナル駅を12:22発の京急空港線エアポート快特・成田空港行に乗車。この列車は、品川駅の次の泉岳寺駅で地下鉄都営浅草線に、押上駅から京成押上線に乗り入れ、成田空港まで直通運転をしている。

 

 都営浅草線の東銀座、日本橋、浅草駅などを経て、13:01押上駅で下車。「押上駅」は、東武伊勢崎線、地下鉄半蔵門線、京成押上線に接続し、東京スカイツリータウン開業に合わせて2012年(平成24年)5月から、副駅名として括弧で(スカイツリー前)と表示されている。

 押上駅は、「東京スカイツリータウン」のビルにつながっている。「東京スカイツリータウン」は、電波塔・展望施設の「東京スカイツリー」を中心に、商業施設「東京ソラマチ」、プラネタリウム「天空」、「すみだ水族館」のほかオフィス、教育関連施設などから構成される複合施設で、押上駅はその東端にある。

 300店以上の多彩なショップが並び、新しい下町とされる「東京ソラマチ」を通り抜け、スカイツリータウン4階のチケットカウンターに向かう。

 4階のスカイアリーナから見上げる高さ634mの東京スカイツリー。展望デッキから上の方は見えない。

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 チケットカウンターで入場券2,060円を購入、13:20「展望シャトル」と呼ばれるエレベータに乗り、50秒で地上350mの展望デッキへ。

 展望シャトル内は、夏の隅田川の花火をイメージした装飾。

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 展望デッキ(フロア350)から展望は、あいにく遠くが霞んでいて、しかも逆光で遠方のビル群がシルエット。前回来た時見えた富士山も、残念ながら見えない。

 西の方角。中央にアサヒビール本社ビルと隅田川。右端の橋は「言問橋(ことといばし)」後方左手は、新宿方面。後方中央に池袋方面、その手前の森は上野公園、更にその手前に浅草寺が見える。隅田川の手前の森は、隅田公園。

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 西の方角のズームアップ。右上の白い屋根の東京ドーム。遠景は新宿方面で、エンパイアステートビルのデザインのNTTドコモビル、ツインタワーの東京都庁舎を確認できる。

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 南西の方角。中央のビルの左右に、江戸東京博物館、両国国技館。右手に隅田川。後方は、中央に東京タワー、左手方向に東京駅、六本木、渋谷方面。

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 南の方角。後方右手から左手方向に、品川、晴海、豊洲方面と東京湾が広がるが、確認できない。左下の森は大横川親水公園。

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 北東の方角。スカイツリーの影。荒川が左手から右手の東京湾に注ぐ、右下から左上に向かう京成押上線、中央のビル(マンション群とイトーヨーカドー)の左手に東武伊勢崎線は走る。

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 前回上った地上450mの展望回廊(フロア450、入場料1,030円)には行かず、展望デッキ(フロア350)を下りる。

 展望デッキからエスカレータで2階分を下りたフロア340には、強化ガラスを4枚重ねた床ガラスがある。真下に広がる鉄骨と地上の景色は迫力があって、近寄るのも怖い。

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 ガラス床のある340フロアから、展望シャトル(エレベータ)で5階の出口りフロアへ下りる。

 再び東京ソラマチを通り抜けて、今度は東京スカイツリータウンの西端にある東武伊勢崎線(愛称スカイツリーライン)の「とうきょうスカイツリー駅」へ。

 

 

 とうきょうスカイツリー駅の次の駅・浅草駅まで3分。

 15:10、雷門の前では記念写真を撮る観光客で混雑。

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 1960年(昭和35年)、松下電器の創始者・松下幸之助が門と大提灯を寄進した。10年ごとに新調されていて、現在のものは5基目、2013年(平成25年)に取り付けられた。銘板は現在の社名「パナソニック」ではなく、昔のままの「松下電器」となっている。

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 仲見世通りは相変わらず混み合っていて、外人観光客も多い。

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 最近の仲見世では、日本語のほか英語・中国語・韓国語で書いてある「食べ歩き禁止」の看板を見かける。時々4ヶ国語で放送で注意していたが、歩きながら食べている若い女性や外国人を散見する。アイスクリームや団子の餡がついた手で商品を触ったり、 他の人の服につけてしまったりとトラブルがあるらしい。

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 トランプ大統領来日の影響でコインロッカーが使えないためか、雑踏の中で大きなキャスター付きのスーツケースを引っ張っている旅行者もみかけた。

 仲見世通りの右手に見る東京スカイツリー。

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 宝蔵門を抜け、浅草寺本堂に参拝。

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 浅草寺の境内には、江戸時代から現在までに奉納された仏像や石碑などがたくさん建っていて、それらを見て回るだけでも面白い。(写真は省略)

 浅草駅を16:20発の銀座線に乗り、上野駅を経由して19:20帰宅。

 

 ★ ★ ★

 そう言えば、東京スカイツリーや東京スカイツリータウンが開業したのは、2012(平成24年)年5月、もう5周年だ。

 浅草通り(墨田区業平1丁目~吾妻橋3丁目を結ぶ)にある業平橋に隣接する東武鉄道の駅「とうきょうスカイツリー駅」は、スカイツリー開業前は「業平橋(なりひらばし)駅」と呼んでいたのを思い出す。とうきょうスカイツリーという駅名は、観光客には分かり易いが、在原業平の伝説にちなんだ駅名が無くなったのは寂しい。

 墨田区のこの辺りには、『古今和歌集』や『伊勢物語』で知られる平安時代の貴族・在原業平にちなんだ言い伝えや地名が多い。かつては墨田区に江戸時代初期に開かれた「業平天神社」という神社があったそうだ。「業平天神社」は、在原業平が亡くなったとされる業平塚(なりひらづか)に由来するが、諸説の言い伝えがあり、明らかではない。

 埼玉県新座市野火止にある「平林寺」の境内にも、業平が京より東国へ東下りの折、武蔵野が原に駒を止めて休んで和歌を詠んだという伝えがある業平塚もある。

 本ブログ記事「紅葉の平林寺」 (2014/11/28投稿)を参照。
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-55bd.html

 業平橋は、運河だった大横川に1662年(寛文2年)に架けられたという伝えがあり、業平天神の近くにあったためその名の由来となった。

 業平をモデルとされる人物は、さまざまな物語や文献に登場している。業平に関連した伝説は、各地に伝わっている。「業平橋」という橋は、墨田区、埼玉県春日部市、兵庫県芦屋市と斑鳩町にもあるそうだ。

 墨田区には、これも『伊勢物語』で業平の詠んだ歌に「いざこと問はむ」という言葉が入っている事にちなむ「言問橋(ことといばし)」という橋もある。

 

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