東京・お台場
2017年6月9日(金)、東京都港区の「お台場」に行く。
「お台場」は、東京臨海副都心地区のおおむね東京港埋立第13号を指す。
JR新橋駅汐留改札を出て、臨海新都心線「ゆりかもめ」の1日乗車券820円を購入。10時頃「ゆりかもめ」に乗車、13分で「お台場臨海公園」駅に着く。
駅前にある33階建の高級分譲タワーマンション「ザ・タワーズ台場」が目を引く。
浜辺エリアでは無料で潮干狩りができるという。さすがに水質は悪いようで、遊泳は禁止。浜辺のあちこちには、クラゲが大量に打ち上げられていた。
お台場海浜公園の対岸、「レインボーブリッジ」の手前の中央の緑は「台場公園」。
「お台場海浜公園」と一体となった「台場公園」は、国指定史跡の「第三台場」を公園として開放されていて、砲台跡、陣屋跡や火薬庫跡、かまど跡などがあるという。
1997年(平成9年)、新宿区より移転した「フジテレビ」のビル(中央)をお台場海浜公園から見る。
日の出桟橋、晴海、浅草などを結ぶお台場海浜公園の海上バス乗り場。正面の2棟のビルは、左がUR都市機構の賃貸マンション「シーリアお台場一番街」、右が都住宅供給公社の賃貸マンション「トミンタワー台場一番街」。
お台場海浜公園から望む田町、品川方面。手前の2つの緑の島は、野鳥の繁殖地で「鳥の島」と呼ばれる防波堤で、立ち入り禁止。
手前の灯台(灯籠)は、何ためにあるのか、不明。遠景は、田町にあるタワーマンション「芝浦アイランドグローヴタワー」の分譲マンション。
お台場海浜公園の「自由の女神」像。
「アクアシティお台場」(写真左手)の5階レストラン「築地食堂 源ちゃん」に入り、ランチ。右手のビルは、フジテレビ。
「お台場海浜公園」から、隣接する「潮風公園」へ歩く。護岸工事中の壁が延々と続き、公園からは海が見えない。
「潮風公園」の中央を首都高速湾岸線が走る。1976年(昭和51年)、「東京港トンネル」(海底トンネル)により、大井・臨海副都心間が開通した。写真中央は海底トンネルの排気塔。ここから湾岸線は、左側の海底に入る。
「潮風公園」の首都高速湾岸線から南側エリアで、やっと海が開けた。観光船「安宅丸」とクレーン林立する大井ふ頭。
「安宅丸」については、本ブログ「隅田川水上バスと浅草寺」を参照。
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-98b3.html
潮風公園から歩いて船の科学館駅へ。
船の科学館駅の駅舎から見る「フジテレビ」(左手)、「ダイバーシティ東京プラザ」(中央)、「オフィスタワー」(右手)のビル。
数年前この景色を見た時に、茶色の建物「ダイバーシティ東京プラザ」前の樹木の上に高さ18mのガンダム立像の上半身がのぞいていたのだが、撤去されたのだろうか見えない。
駅のホームから見る、1974年(昭和49年)に開館した「船の科学館」。お台場で最初の大規模建築物だった。
「船の科学館」には、南極観測船「宗谷」が係留されている。右手には、先ほど見かけた「安宅丸」が停泊。
船の科学館駅から「ゆりかもめ」に乗って移動。青海駅まで4分、14時15分頃着。
青海駅から北東を望む。門の形をした「東京ベイコート倶楽部」(左)と逆三角形独特な形の「東京ビッグサイト」(右)の建物。
青海駅の北口にある「MEGA WEB(メガウェブ)」は、”見て、乗って、感じる”トヨタのテーマパーク。入場料無料。
青海駅南口にある「水の広場公園」と有明ふ頭。
15:25発の水上バスで、日の出桟橋へ渡ろうと「パレットタウン乗船場」(写真左下)に行くと、なんと本日は運休。
「ゆりかもめ」で帰ることにする。15時25分頃青海駅発、約20分で新橋駅着。
関東甲信越地方は、7日梅雨入りの発表されたが、前線が東の方へ離れて梅雨とはいえ晴れ間が続く。この日の東京は、最高気温28度の夏日。海風が適当に吹いてくるので、暑さを感じない良い日和であった。
★ ★ ★
1853年(嘉永6年)にペリー艦隊が来航、脅威を感じた幕府は、江戸防衛のため洋式の海上砲台の建設を計画する。台場は、石垣で囲まれた正方形や五角形の洋式砲台で、埋め立ての土は高輪の山を切り崩して調達した。品川海上に第一台場から第三台場が完成。
完成した台場は、江戸湾海防を担当していた譜代大名の川越藩(第一台場)、会津藩(第二台場)、忍藩(第三台場)の3藩が担った。その後に第五台場と第六台場が完成した。これらは品川台場(品海砲台)と呼ばれ、「お台場」は幕府に対して「御」をつけ、「御台場」と呼んだことが由来。
翌年ペリー艦隊は2度目の来航で品川沖まで来たが、この砲台のおかげで横浜まで引き返し、そこでペリーが上陸することになった。
結局、合計8つの台場が建設されたという。しかし、これらの砲台は一度も火を噴くことなく、開国することになったのだった。
ニューヨークにある自由の女神像は、アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスより贈呈され、1886年に完成した。ニューヨーク港内、リバティ島にある。台座から松明(たいまつ)までの高さは46m、台座部分も含めると93m、総重量は225トン。
フランスのパリにある自由の女神像は、セーヌ川のグルネル橋のたもとにある。フランスがアメリカに自由の女神像を送ったことの返礼として、パリに住むアメリカ人たちがフランス革命100周年を記念して贈った。高さは11.5m、重さは14トンと、ニューヨークにあるものよりかなり小さい。1889年に除幕式が行われた。
1998年(平成10年)4月から約1年間、「日本におけるフランス年」を記念してパリの自由の女神像がお台場海浜公園に設置されていた。この事業が好評を博したため、その後フランス政府からレプリカ制作が認められ、フランスで複製されたブロンズ製レプリカが2000年(平成12年)に設置された。台座からの高さ約12.25メートル。重さ約9トン。
自由の女神レプリカ像は、ラスベガスなどアメリカに点在、またフランス、日本でも各地で建てられているそうだ。
関連ブログ記事
「東京湾クルーズ-その1」 2013/09/30 投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-d7b5.html
「隅田川水上バスと浅草寺」 2013/07/09 投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-98b3.html
「再び潮風公園」 2012/05/15 投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-3bd6.html
「雨の潮風公園」 2012/03/31 投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-2571.html
« 大分・豊の国探訪の旅-その1 | トップページ | 大分・豊の国探訪の旅-その2 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 寅さんの柴又を巡るウォーク(2025.01.16)
- 再び渋沢栄一ゆかりの地を巡る(2024.12.26)
- 再び新宿御苑と神宮外苑(2024.12.25)
- 再び紅葉の平林寺(2024.12.08)
- 秋の矢作川上流域(2024.12.07)
お台場はまさに都民の癒しビーチですよね!過去3回位行きましたが潮風が心地いいです。梅雨に入っても全体的にはあまり雨は降らず、意外と爽やかな日々が続いている気がします。梅雨中休みが多い感じで比較的過ごしやすい6月ですね。そろそろまた猛暑への道が近いのかなあ・・。
投稿: ローリングウエスト | 2017年6月16日 (金) 06時18分