早春の伊豆半島めぐり-その1
2017年2月15日(水)~16日(木)、1泊2日の伊豆半島めぐり。
15日(水)は、冬型の気圧配置がゆるみ伊豆半島は晴れ。最高気温は11℃で、比較的暖かい日。
6:10自宅を出る。総勢12人が出発地に集合し、ワゴン車2台に分乗して7:00出発。
圏央道から、厚木小田原道路、西湘バイパス、真鶴道路、熱海ビーチラインの有料道路を経て、伊豆半島東岸の国道135号線を南下。熱海市から伊東市へ、10:20頃道の駅「伊藤マリンタウン」で休憩。
●城ヶ崎海岸(11:10~12:00、伊東市富戸)
約4000年前の噴火で溶岩が流れ、海岸線を2km近く埋め立てた海岸は、溶岩流と海の侵食作用でできた小さな岬と入り江が連続、荒々しい断崖絶壁が続く。
海の吊り橋「門脇吊橋」を渡る。長さ48m、高さ23mのスリルを味わう。
●稲取温泉(12:40~14:30、東伊豆町稲取)
更に伊豆半島東岸を南下し、東伊豆町稲取へ。
稲取は、東伊豆海岸に小さく突き出た岬にある温泉。あちこちに、「雛のつるし飾り発祥の地」の幟(のぼり)が立つ。役場前にある稲取漁港の駐車場に車を駐める。
そこから南へ350m(5分)歩いた先にある「網元料理 徳造丸」に、13時前に入る。
1階は海産物直売、2階は食事処のお座敷。ここのお勧めは「金目鯛彩り膳」(金目鯛姿煮、刺身、金目のしゃぶしゃぶ、黄飯ご飯、お吸い物、その他)、3,500円(税別)。
ちょっと手が出ないので、金目鯛のカブト煮、黄飯ご飯とお吸い物の1,100円を注文。こってりとした煮付は美味しい。食事が終わると、店の入口には10人以上が行列。早く入店してラッキーだった。
残り時間が少なくなったので、急いで西へ700m(10分)歩いたところの「雛のつるし飾りまつり」の会場「文化公園雛の館」に行く。入館料300円。
稲取温泉に伝わる雛祭りは、江戸時代後期より母や祖母手作りのつるし飾り。 雛壇の両脇に一対のつるし飾りを飾って、女の子の成長を願ったという。
伝統工芸の吊るし飾りは、糸の先に布製の人形などを吊るして雛人形とともに飾る。ここ伊豆町稲取の「雛のつるし飾り」、福岡県柳川市の「さげもん」、山形県酒田市の「傘福」を称して「日本三大吊るし飾り」というそうだ。会場には、柳川の「さげもん」と酒田の「傘福」も展示してあった。
稲取漁協には、金目鯛が水揚げされていた。
金目鯛の日本一の水揚げは下田漁港とされるが、ここ稲取漁港の金目鯛は、一本吊りで脂の乗りが高く、漁業関係者から極上とされている。伊豆半島特産の金目鯛は、1975年(昭和50年)頃までは一般には流通してなかったが、輸送手段が確立して全国に知られるようになった。金目鯛は深海魚で、鯛の種類ではない。1年中獲れるが、旬が冬季で荒天で漁が安定性せず、最近は漁獲量も減って高級魚となっている。
●白浜海岸(14:55~14:30、下田市白浜)
稲取温泉で時間を取ったため、予定の下賀茂温泉を止め、下田市の白い砂の白浜大浜海水浴場へ行く。
沖に見えるのは伊豆大島。
南北に約800mの広々とした開放感あふれる砂浜。海辺では、サーファーが数人。
●堂ヶ島(16:35~17:50、西伊豆町仁科)。
伊豆半島の東海岸から、西海岸へ移動する。
西伊豆の黄金崎や堂ヶ島などは、日本一の夕日が眺められるスポットとして有名。16:15浮島海岸(西伊豆町仁科)に寄って、南東2Kmにある堂ヶ島へ移動。
堂ヶ島の西伊豆の海に沈む夕陽。波は静か。
「マジックアワー」と呼ばれる時間は、太陽は沈み切っているが、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、最も美しい幻想的な時間帯を指す。日の出の直前の時間帯でも言うらしい。太陽が無いため影が無く、色相がソフトで暖かく、金色に輝いて見える状態だそうだ。
●下田伊藤園ホテルはな岬(18:35~、下田市武ガ浜)
下田は、黒船来航の地。伊豆の南部に位置し黒潮の影響を受けて、一年を通して暖かな気候に恵まれた温泉地。「ホテルはな岬」は、伊豆の海を望める港の宿。
18:35頃ホテル着。入浴後、19:30~バイキングの夕食。21:30頃就寝。
このホテルは、1年365日土曜も休前日も、1人1泊2食付き8,100円(税込)、この他入湯税が130円で合計8,230円で泊まることができる。しかもバイキングなので食べ放題。夕食は、アルコール飲み放題が付く。カラオケ、インターネット、麻雀ルームなども無料だ。
徹底的に人件費や経費を削減した格安ホテルの「伊東園ホテルグループ」は、伊豆を中心に全国に44館の温泉旅館・ホテルを有する。
翌日、早朝4時半起床。
関連ブログ記事
本ブログ「伊東温泉・伊豆の旅」 2013年11月25日投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-0eea.html
翌日16日(木)は、本ブログ「早春の伊豆半島めぐり-2」に続く。
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