日本スリーデーマーチ2016
2016年11月4日(金)~6日(日)の埼玉県東松山市とその周辺で開催されたウォーキングの祭典「第39回日本スリーデーマーチ」の2日目、3日目に参加。
(写真をクリックすると拡大表示します)
●2日目: 11月5日(土) 20Kmコース
吉見百穴(比企郡吉見町)から国営武蔵丘陵森林公園(比企郡滑川町)の中を通り抜ける20Kmコース。この日は、秋晴れの爽やかな良い天気で、最高気温は20℃くらい。途中で暑くなって、半袖のTシャツ1枚になってちょうど良かった。
午前9時、東松山駅前を出発。吉見百穴から滑川の堤防(市内松山)を歩く。
10:45、岩鼻運動公園(市内松山)の休憩所、国道407号に架かる陸橋を渡る。
12:05、ちょうど市内大谷で、中学生を相手に観光ガイドによる「観歩!ガイドウォーク」をやっていた。平安末期から鎌倉前期に源頼朝を支えた比企氏の伝承のコース(比丘尼丘~串引沼)へ約1Kmほど寄り道して、元のコースに戻るそうだ。
12:40武蔵丘陵森林公園の中央口(滑川町山田)、今日は無料入園日。
2017ミス・インターナショナル日本代表の筒井菜月さんが同じコースを歩いているのを見かける。(写真は、東松山市ホームページ「日本スリーデーマーチ」の動画から転載。)
13:55、森林公園の南口(滑川町山田)を出る。紅葉がきれい。
滑川に沿って、堤防の上を歩く(滑川町羽尾)。
15:25、ゴールの中央会場(市内松葉町)に到着。テントが並び、飲食や物品の販売や各種サービス。正面のステージでは、歓迎の演奏や演技が行われていて賑やか。
メインストリート(市内材木町)で行われている「よさこい陣屋まつり」を見ながら、東松山駅に向かう。
この日の歩数計は、36,000歩、22Km。
事前に予約した駅付近の居酒屋で、夕方4時から同行の仲間と一緒に生ビールで完歩を祝って乾杯。地元の名物「やきとり」を食べて、6時過ぎに帰る。
この日は、土曜日とあって家族連れも多かった。翌日の新聞発表では、3万247人がウォーキングに参加したという。
●3日目: 11月6日(日) 10Kmコースとパレード
この日も秋晴れ。最高気温も20℃くらいだが、冬型の天気配置で前日よりも風が強くて、少し肌寒さを感じる。中央会場から唐子(からこ)中央公園を経由する10Kmコース。その後バレードに参加して、中央会場で解散。
東松山駅から中央会場(市内松葉町)まで10分ほど歩く。
中央会場のスタートの列。
ステージでは、歌手「Tomo_Yo(知世)」さんのミニコンサート。歌でウォーカーを見送る。(写真は、東松山市ホームページ「日本スリーデーマーチ」から転載。)
市内箭弓町の住宅街、東武東上線の踏切前で渋滞。10Kmは人気のコースで、昨日の20Kmにくらべて参加者も多い。
唐子中央公園(市内下唐子)の唐子地区体育館前に11:10到着。中央公園は、スタートから6Km地点。体育館前には屋台が並び、「第39回唐子地 区商工祭」が開かれていて、音楽演奏や踊り、歌などで賑わっていた。ここの児童公園に行って昼食。
公園の先では地元の人たちや中学生が、この地域を舞台にした打木村治の児童大河小説『天の園』を、NHKテレビの朝のドラマに取り上げてもらおうと署名活動。
12時半、東松山市立南中学校(市内石橋)で休憩。昨年ノーベル物理学賞を受賞した東大の宇宙線研究所長・梶田教授は、この中学校の出身者。今年は、校舎の前に受賞記念碑が建っていた。
ひょうたんの形をしているものは、氏が研究していたニュートリノの観測設備「カミオカンデ」の光電子倍増管の模型。「ニュートリノは極小の素粒子の世界と極大の宇宙とを結ぶかけ橋」という直筆が刻まれ、経歴が紹介されている。
同じ記念碑が、出身の野本小学校と市内の二つの駅前にも建っているそうだ。
南中学校を出て、13:00頃田園の中のあぜ道を歩く。あと30分ほどで市街地。
メインストリートの沿道では、和太鼓チームが力強い太鼓の演奏。山車の上から祭り囃子(写真左)、比企広域消防本部の音楽隊や県立松山高校吹奏楽部の歓迎演奏が流れる。
パレードは1時半から始まった。市内にキャンパスのある大東文化大学の吹奏楽団を先頭に、主催者側の東松山市長や東松山観光大使「ピオニメイツ」、埼玉県警の音楽隊、埼玉県マーチングリーグなど・・・・、学校、団体、企業、ウォーキングクラブや自治会など、のぼりや旗を掲げて約1千人が続いていたそうだ。
14時35分、中央会場(市内松葉町)に到着。会場は、ゴールした人も含めてごった返している。
今年も、知人がやっている会場内の出店に行って、ウィンナーをつまみにドイツビールを一杯飲んで会場を出る。
帰る途中、市役所の向かいにある総合会館(市内松葉町)に寄って、ノーベル賞受賞の梶田先生の展示コーナーを見学。
メインストリートを通って、15:30頃東松山駅に到着。この日の歩数計は、28,000歩、17Km。
翌朝の新聞では、この日のウォーキング参加者は3万3678人。3日間好天だったので、この大会には延べ8万7150人が参加したそうだ。
「ものみ・ゆさん」の日本スリーデーマーチ関連のブログ記事
「日本スリーデーマーチ2015」 2015/11/12投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/2015-3fcc.html
「日本スリーデーマーチ2014」 2014/11/10 投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-ba9a.html
「日本スリーデーマーチ」 2012/11/17 投稿
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-ba9a.html
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最近各地で、ウォーキングの大会が開かれるようになった。全国には、およそ3000くらいの大会があるそうだ。主催者も参加者も費用をあまりかけず、またマラソンなどに比べ、年令を問わず誰でもが手軽にできるスポーツとして定着してきた。しかし、近隣からうるさがられたり、交通整理やコース整備の費用や人員の手配がうまくいかなかったりで、中止になった所もあるとも聞く。
もともとこのような歩く大会は、平地が多いオランダが発祥だそうだ。毎年7月、ナイメーヘンで4日間開催される「国際フォーデーマーチ」は、世界最大規模。100年以上の歴史があり、もともとは軍隊の大会であったが、今は一般市民が中心となっているという。
埼玉県東松山市を中心として、今年で39回目を迎えた「日本スリーデーマーチ」は、日本で最も古いウォーキング大会。毎年11月行われ、参加者はなんと8万人以上で、世界で2番目の規模を誇る。日本全国、世界各地からもウォーカーが集まる。
「日本スリーデーマーチ」は、3日間別々のコースがあり、5キロから50キロまでの自分の体力に合った距離を選べる。都心に近く交通の便も良いが観光地化してなくて、のどかな田園風景や川や小高い丘があって、貴重な武蔵野の自然が残る点が、この大会の特徴だろう。
健康志向の高まりで、各地でウォーキング大会が多く催されてきているので、「日本スリーデーマーチ」の最近の参加者数は、減少気味なのではと思った。しかし、データを見ると、ここ20年間の参加者数は、3日間の天候でも変わるが、通年8万人以上、5年ごとの記念大会では10万人以上、だいたい横ばい状態のようだ。
来年の「日本スリーデーマーチ」は第40回の記念大会、11月のちょうど3連休で開催される。
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頑張って歩かれましたね。埼玉県東松山市はウチのカミサン実家の街なので色々なところを廻りました。東松山近くの「吉見百穴」「岩殿観音」、yakyu」語呂合いでプロ野球選手も参拝に訪れる「箭弓稲荷神社」、物見山公園、こども自然公園など結構見所ありです。
投稿: ローリングウエスト | 2016年11月13日 (日) 10時21分
>ローリングウエストさま。
東松山についてお詳しいようで、馴染みのまちなのですね。スリーデーマーチは、友人から誘われて2009年から毎年参加するようになりました。それまでは、全く関心はなったのですが。20Kmと10Kmの2日間は歩いています。
投稿: ものみ・ゆさん | 2016年11月17日 (木) 11時38分