白馬山麓・八方尾根
2016年10月18日(火)、白馬山麓の八方尾根トレッキング。
前日の長野観光ツアーは、夕方ホテル五龍館に戻り、連泊。
10月18日(火)、5:40起床。外を見ると濃い霧が漂っている。7:00からの朝食の頃は、霧は晴れたが、空には雲が低く広がっている。
ホテルに不要な荷物を預け、トレッキング希望者12人は、7:45にホテルを出発。ゴンドラの八方駅(標高770m)まで、徒歩で約10分。
八方駅から「八方池山荘」(第一ケルン)までは、「八方アルペンライン」と呼ばれ、ゴンドラとリフトを利用する。往復乗車券は、大人2,900円。2,610円のリピーター割引券があったが、ホテルに置き忘れてしまった。モンベルカードやJAFカードの提示でも、割引があるようだ。
下の乗車券の写真は、北アルプスと八方尾根の「八方池」
ゴンドラは、8:00から営業。8:10、6人乗りの八方ゴンドラリフトの「アダム」に乗りこむ。
ゴンドラは紅葉の中をぐんぐん高度を上げ、アッというまに下界の白馬村は雲の下へ。
8分で「兎(うさぎ)平」(標高1440m)に着くと、次は4人乗りのアペンクワッドリフトに乗り継ぐ。
7分で、「黒菱(くろびし)平」(標高1680m)に着く頃には、霧が出て来た。
黒菱平から、更に4人乗りのグラートクワッドリフトに乗り継ぐ。所要時間は5分。霧は出たり消えたり。
8:50、リフトを降りると目の前に標高1830mの山小屋「八方池山荘」とトイレあり。右手に少し行くと、標高1820mの「第一ケルン」がある。
八方池山荘の前から、ゆるやかな坂道を登る。大きい石がゴロゴロした道は歩きにくい。
「第二ケルン」が見えて来た。
9:40、標高2005mの第二ケルンに到着、ここで5分休憩。
目の前に見えるはずの北アルプスの峰々は、雲で全く見えない。
見上げると、向うに「八方ケルン」が見える。ここから神秘の池といわれる「八方池」までは片道30分、帰りのバスの時間の余裕を見て下山することに。
八方池山荘(第一ケルン)から黒菱平を経て、兎平へとリフトで降りる。黒菱平から下は、霧が晴れている。
10:45、兎平に到着。見上げると黒菱平は、もう雲に包まれている。右の建物「うさぎ平テラス」に入り、レストランで昼食。
兎平には、動物とのふれあいや餌やり、乳製品の手作り体験ができる「天空牧場」があるそうだ。またパラグライダーのテイクオフ(離陸)場にもなっている。
うさぎ平テラスに併設された天空の展望台「オープンテラス」から、パラグライダーを見上げ、白馬村を見下ろす。
オープンテラスからは、晴れていれば正面に戸隠連峰や浅間山、南に美ヶ原や八ヶ岳連峰が見渡せるという。気持ちよさそうなパラグライダーの飛行や下界のパノラマをしばし眺める。
11:30うさぎ平を出て、ゴンドラで八方駅へ下る。
ホテルまでの帰り道から、紅葉の八方尾根を見上げる。すでに、兎平までも雲が降りて来ていて、紅葉も色あせて見えるのは残念。
ホテルの近くの道すがら見えた白馬ジャンプ競技場。
12:10、ホテル着。預けた荷物を引き取り、帰りの準備をしてしばらくロビーで休憩。
13:20、ホテルの送迎バスが出発。13:40発の長野駅東口行きの特急バスで帰る8名は白馬八方バスターミナルへ。
残りの乗用車組の4名は、特急バス組とホテルで別れる。途中で県道31号線沿い道の駅「おがわ」でお土産に「おやき」(一個150円)を、長野インター前の土産やの「おぎのや」で「峠の釜めし」(1000円)を買って、上信越道から帰路へ。
★ ★ ★
「八方尾根」は、白馬連峰の「唐松岳」(2696m)から四方八方に尾根が延びていることから名付けられた。八方池までのトレッキングコースは、百名山11峰が見渡せる絶景スポットが点在。また、黒菱(くろびし)平から上部は中部山岳国立公園に指定され、貴重な高山植物をはじめ特別天然記念物の日本カモシカやライチョウなどの動植物が生息している。
雨は降らなかったがあいにくの曇り空、素晴らしい北アルプスの眺望が望めなかったこと、限られた時間で八方池まで行けなかったのは、残念だった。
今年はまだ気温の低下が遅く、急な冷え込みがあまりなかったのか、全国的に紅葉の最盛期が遅れているようだ。志賀高原も八方尾根も紅葉は始まってはいたが、鮮やかな色の、素晴らしい紅葉にはお目にかかれなかった。
29日の朝日新聞夕刊には、「栃木県日光市の中禅寺湖周辺で紅葉が見頃を迎えている。湖畔ではカエデやナナカマド、カツラなどの木々が赤や黄色に色づき・・・・・。先週末の冷え込みで一気に色づいたという。」という記事と写真があった。日光周辺の紅葉も例年より1、2週間遅れているようだ。
12日には白馬三山で初冠雪が確認されたが、その後気温が上がってしまったようだ。八方尾根トレッキング翌日の19日、八方尾根の黒菱平で初雪が降ったそうだ。今頃の秋晴れの白馬村で、北アルプスの冠雪の白、山麓の紅葉の赤、針葉樹の緑色の三色が織りなす奇跡の絶景「白馬三段紅葉」が見られるのだろうか。
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