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2016年9月 1日 (木)

立山-その1

 2016年8月27日(土)~29(月)の2泊3日の立山山行。

 

 立山は、北アルプスの北部にある立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山。日本百名山。雄山(おやま、標高3,003m)、大汝山(おおなんじやま、3,015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、2,999m)の3つの峰の総称。古くから信仰の対象とされ、富士山、白山と共に「日本三霊山」の一つとして有名。

 二泊三日の山行は、室堂(むろどう)から立山稜線上にある山小屋「一ノ越山荘」へ。2日目に雄山登頂、下山後は富山市内の「呉羽ハイツ」泊、3日目は富山の史跡見学の予定。

 迷走していた大型台風10号が、本州に接近中。27日の立山(室堂)の天気は、曇か霧、一時雨。30日には、関東に上陸との予想。

 

 1日目の8月27日(土)、7人のパーティが乗った北陸新幹線「はくたか553号」は、10:38JR富山駅に到着。まずは隣接するビル2階の電鉄富山駅乗車券センターに行って、鉄道とあわせた室堂までのアルペンルート乗車券(往復6,710円)を購入する。

 JR富山駅に戻り、構内売店で昼食の駅弁「富山湾弁当」(1,080円)を購入。ほたるいか、白エビかき揚げ、ぶり大根、幻魚(げんげ)、ばい貝、ますのすしの入った富山郷土料理。電鉄富山駅の待合室で、早めの昼食。コインロッカーに登山に不要な荷物を預ける。

 

 富山地方鉄道本線の11:34発立山行きに乗車する。2両編成のボックス席。市街地を抜けると黄色くなり始めた稲穂が垂れる田園地帯の富山平野を行く。寺田駅から本線と分岐し立山線となり、やがて徐々に高度を上げて常願寺川に沿った渓谷を走るころには雲行きが怪しくなる。

 常願寺川の渓流を跨ぐ千垣鉄橋を渡る。川の向こうの立山連峰は望めないが、この鉄橋上で観光サービスのためか、列車は速度を落として通過する。

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 12:38、立山駅に到着。ここは、標高475m。

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 2階に上がると、立山黒部貫光(株)立山ケーブルカーの立山駅。外を見ると雨が降り出している。このケーブルカーは、黒部ダムの工事用運搬車ために造られたそうだ。美女平まで1.3Km、高低差487mを所要時間7分で一気に昇る。

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 美女平駅は、標高977m。駅前には伝説の巨木・美女杉がそびえ立ち、近くにはブナ林や立山杉の原生林が広がって、樹林の間に遊歩道があるそうだ。

 13:20、美女平で立山高原バスに乗り換え、室堂に向かう。バスの運営は、立山黒部貫光。

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 室堂までは、トレッキングコースのある阿弥陀ケ原や天狗平を経由して約50分、23Km。途中でバスを止めて、350 mという日本一の落差を誇る「称名滝(しょうみょうだき)」を見せてくれるのだが、霧にため全く見えない。

 称名滝は、立山連峰を源流とし弥陀ヶ原台地から称名川に一気に流れ落ち、やがて常願寺川に注ぐ。国指定の名勝、天然記念物、日本の滝百選に選定されているという。

 

 14:10、標高2450mの室堂ターミナルに到着。立山黒部アルペンルート観光・登山の拠点。ターミナル内で、雨具を着て登山準備。

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 ターミナルの3階部分から外へ出ると、「玉殿の湧水」の給水場がある。雄山直下の地下水で、立山トンネル開通と共にその一部が湧出した。全国名水百選に選ばれている。

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 立山三山、剱岳(つるぎだけ)、大日連山など、3,000m級の山々を望めるはずだが、今日は雨と霧で何も見えず。14:30出発、小雨と霧の中の室堂平を歩く。

 やがて「立山室堂山荘」が霧の中に浮かぶ。江戸時代中期に建てられた日本最古の山小屋(国の重要文化財指定)がある。手前の一面黄色い花が咲いたように見えるのは、イワイチョウの葉。

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 雨と霧の中、緩やかな登山道を登る。一ノ越までの登山道は、石をコンクリートで固めた石畳が続く。

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 途中に1カ所、雪渓がある。春はこの雪渓が登山道を埋め、アイゼンが必要となる。

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 チングルマ(稚児車)の実とイワイチョウ(岩銀杏)の黄色い葉。

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 チングルマは、7月上旬~8月上旬に梅の花のような白い花が咲くが、花が散ると風車のような実をつける。イワイチョウは、7月中旬~8月上旬に白い花を咲かせる。花が散った後に残る葉っぱが黄色く色付き、遠くから見ると黄色の花が咲いているように見える。

 高山植物のヤマハハコ(山母子) とミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)

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 ヤマハハコは、ハハコグサ(春の七草のオギョウのこと)に似ているが、山地に生え、花は白。ミヤマアキノキリンソウは、秋の花で別名コガネギク。
 

 ナナマカドとその赤い実。ナナカマドは、秋にはいち早く紅葉する。

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 15:30頃、登山道そばの石の上に立つライチョウに遭遇。

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 しばらく他の登山客と一緒に観察する。近くの草むらにヒナが2羽ほどいて見え隠れする。親鳥は、逃げずに外敵(人間)を見張っているように見える。

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 写真に撮れなかったが、イタチの仲間のオコジョも室堂平で見かけた。オコジョは、可愛い顔をしているが、気性が荒くノネズミなどを捕食する他、自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを食べることもあるそうだ。(写真の出典:ウィキメディア・コモンズ )

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 15:40、標高2520mにある「祓堂(はらいどう)」。立山信仰で、下界と神域との境界とされる小さな祠。

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 やがて前方を見上げると、霧の中で鞍部に山小屋らしき建物が霞む。

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 最後の急坂を登ると、標高2700mにある「一ノ越山荘」。室堂から続いた石畳の登山道は、ここで終わる。

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 「一ノ越山荘」の対面に見える峰の先に目指す雄山がある。この雨では、明日登れるだろうか。

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 一ノ越山荘の中に入ると売店があって、右手奥に受付がある。この山小屋は、150人収容。1泊2食付9,300円。翌日昼の弁当(700円)を注文する。

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 6畳の個室、1部屋に3~4人が泊まる。

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 17:45~夕食。意外と質素でヘルシー。

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 山荘からは、北アルプスや、室堂、富山湾の夜景が展望できるが、今日は何も見えない。消灯は21:00だが、明日の天気を心配しながら、疲れていたので20:00頃には就寝。

 ぐっすり寝て目が覚めると、まだ夜中の22:00頃。その後は、朝までウトウト。

 

 本ブログ記事「立山―その2」につづく。

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