無料ブログはココログ

« 九州国立博物館 | トップページ | 初夏の新宿御苑 »

2016年5月 1日 (日)

信州高山村の桜めぐり

 2016年4月22日(金)、信州高山村のしだれ桜を見に行く。

 

  マイクロバスに乗り合わせ、最寄駅前を7:20出発、関越道・上信越道を走る。途中、横川SAで休憩。この日の天気は、晴れたり曇ったり。

 朝7:00過ぎ、長野県上田市の上信越道上り線「太郎山トンネル」内で、トラックなど3台が絡む多重事故が発生、1人が負傷したようだ。上田菅平IC(インターチェンジ)~坂城(さかき)IC間の上下線が通行止めとなった。

 9:20、やむなく上田菅平ICで高速道路を降り、国道144号、国道18号を走るが、この影響で国道18号は上下線とも渋滞。約1時間後の10:20坂城ICに着き、再び上信越道に入る。

 二つのIC間の一般道は、13Kmだから通常なら所要時間は20分くらい。その間の上信越道は7.9Kmで10分もかからないので、50分くらいのロスだった。長野市の松代PAで休憩。

 
  
 10:50須坂長野東ICを出て、臥竜公園、サマーランド(須高広域総合プール)のそばを通る「北信濃くだもの街道」から県道54号「万座道路」を北東に高山村に向かう。

 須高農協高山支所の手前、高井寺付近から右に折れ1.5Kmほど住宅街の小道や田園の農道を上って、水中(みずなか)地区に向かう。高井寺付近の道路右手には、「長野県史跡 福島正則屋敷跡」の標識があった。

 

●高山村「水中(みずなか)の桜」 高山村水中1259-1 11:10~11:45

 しだれ桜の里として知られる「高山村五大桜」の一つ。江戸時代の1742年(寛保2年)の水害の後に、地元の鹿島大神を祀る鹿島神社を建てた際、境内に植えた桜と言われている。伝承から逆算される樹齢は約250年。樹高22m、幹周りは約4m。

 あまり気を止めなかったが、桜の傍に赤い屋根の小さい社(やしろ)というか祠(ほこら)があったが、これが鹿島神社だったのだろうか。

Img_3700

Img_3709

 満開の際には、薄緋色の滝が流れ落ちるかのように咲き誇るという。しかし、すでに盛りを過ぎて散り始めていて、枝や若葉の色が混じっていて美しさは劣る。枝は風に揺れながら花びらを散らす。

Img_3716

 鹿島神社の境内にあるので、地元では「鹿島のしだれ桜」と呼ぶ。

Img_3722

 夜間はライトアップされるそうだ。

 県道54号線(万座道路)にもどり更に北東に向かうと、「万座道路」は県道112号線となる。この辺りから南へ数100mのところに「高山五大桜」の一つ「赤和観音のしだれ桜」があるが、パスする。

 やがて県道112号線と別れ、県道351号線を東に進むと、子安温泉を経て、山田温泉に至る。

 

●高山村 山田温泉「スパ・ワインセンター」 高山村大字奥山田3579-1 12:00~13:20

 12:00、信州高山アンチエイジングの里「スパ・ワインセンター」に着く。

 2階の休憩所で、山菜てんぷら定食の昼食をいただき、1階の土産屋で山菜タラの芽を購入。ここは、無料タオルを置いてある源泉の足湯も設置してあった。

 山田温泉は、森鴎外をはじめ多くの文人墨客が愛したという200年もの歴史を持つ山間の古湯。桃山風建築の村営の日帰り湯「大湯」を中心に並ぶ温泉街は、湯の宿が8軒ほどある。

 

●高山村「黒部のエドヒガン桜」 高山村黒部3740 13:30~14:10

 もと来た道を戻り、県道112号線(万座道路)から左に折れ、南下して黒部地区へ。

 名桜が多い高山村の中でも一番知名度が高く、ここの桜は「高山村五大桜」のなかで唯一のエドヒガンザクラ、最後に見頃をむかえる。

 村の細い道を上った高台の田園風景が広がる中に立つ。樹齢推定500年、樹高約13m、幹周り約7mの一本桜で、濃い花の赤みが特徴だそうだ。

 桜の上側に棚田と思われる駐車場にマイクロバスを駐める。ぬかるんでいて、帰りに 駐車場を出る時は大変だった。

Img_3732

 長野県北部(つまり北信濃=北信)にそびえる5つの山、飯縄山(いいずなやま、1917m)、戸隠山(1904m)、黒姫山(2053m)、妙高山(2454m)、斑尾山(まだらおやま、1381m)を「北信五岳(ほくしんごがく)」と呼ぶ。晴れていれば、遠くには北信五岳が眺望できるはず。

Img_3754

 雲が去って、台形型の飯縄山の山頂付近が顔を出す。

Img_3735

 桜の主幹は何故か二裂し、一本は垂直に、他方は斜めに伸びて枝がはうように広がっている。樹下に、この地の山の神、水の神、農業の神が祀られた「十二ノ宮(じょんのみや)」跡の石碑が立つ。桜は、それらの神霊が宿った御神木として植えられたとされる。黒部地区では「十二ノ宮の桜」とも呼ばれているそうだ。

Img_3747

 高台にあり、端正な扇状の樹形の一本桜は、信州の山里で民家を見守っているような孤高の存在感がある。夜間はライトアップされるそうだ。

 黒部のエドヒガン桜から北東へ向かう。途中の高山村役場付近には、「和美(なごみ)の桜」という姿が美しいシダレザクラがあるそうだが、パスする。

 

●高山村「坪井のしだれ桜」 高山村三郷4117 14:25~14:45

 信濃水系の千曲川の支流・松川を渡り、三郷地区に向かう。

 駐車場に車を止めて菜の花畑の中を歩いて行くと、しだれ桜とその下に墓石があるのが見える。

Img_3767

 背景が杉の林で、花をつけた桜がより引き立つが、やはりここも散り始めていて、残念ながらあまり美しくはない。一本桜で、 「高山村五大桜」の一つ。「日本彼岸桜見立て番付」では、西の小結にランクされているそうだ。樹齢が600年ともいわれる古木桜で、樹下にはたくさんの墓石が並んでいる。

Img_3772

 樹高が10mでそんなに高くないが、幹周りは8m。高山村では一番古さと太さを誇る。高山村指定有形文化財。老樹の歴史を感じさせるが、何本もの突っかい棒で支えられているのが痛々しい。夜間はライトアップされるそうだ。

Img_3773

 近くにはテントが二つ建ち、地元の人たちが新鮮な野菜や山菜などを販売していた。桜茶の無料サービスを頂く。野沢菜、大根入りのおやき(1個120円)を4個買う。

Img_3778

 ここから南に直線で1Km弱の所にある「中塩のしだれ桜」はパス。高山村から須坂市に移動する。坪井のしだれ桜から30分弱で、「弁天さんのしだれ桜」に着く。

 

 
●須坂市「弁天さんのしだれ桜」 須坂市豊丘中灰野梅ノ木地区(豊丘上町) 15:10~15:40

 坪井のしだれ桜から直線で2Kmほど南方、奈良山の山麓に位置する高台に湧水池「弁天池」があり、その池のほとりに樹齢推定250年のしだれ桜がある。地元では「弁天さんの大桜」と呼ばれ、見事な花が咲く。標高730mの高地にあるため、開花が平地より一週間ほど遅いそうだ。

 天気が良ければ北アルプスが望め、須坂市を一望できるビュースポット。樹齢推定250年のしだれ桜は、樹高約13m、幹周りは約4.2m。須坂市の指定天然記念物。

Img_3827

 周囲を一周することができるので、違った角度から桜を鑑賞できる。しだれ桜の足下は「弁天池」。

Img_3792

Img_3798

 開花期にはライトアップやコンサートなどのイベントもあるそうだ。

 

 須坂市には、ほかにも五大桜として「延命地蔵堂のエドヒガン桜」、「洞入(ほらいり)観音堂のしだれ桜」、「長妙寺のしだれ桜」、「大日向(おおびなた)観音堂のしだれ桜」、などが有名。


 帰りは、須坂長野東ICより上信越道へ、松代PAで休憩。

 「太郎山トンネル」の通行止めは、下り線が11:30過ぎ、上り線は通過する直前の16:15前に運よく解消した。横川SAで休憩。

 18:40、出発地の駅前に到着。

 

 ★ ★ ★

 長野の善光寺平の東辺に広がる山里・高山村には、20本以上のしだれ桜があり、その内の半数が樹齢200年を越す大樹であるという。 最近は「しだれ桜の里」として脚光を浴びている。

 高山村は標高差が大きいので、見頃は4月中旬から下旬と花見の期間が長いのが特徴。 「水中の桜」「坪井の桜」「黒部の桜」「赤和観音の桜」「中塩の桜」は、「高山村五大桜」と呼ばれている。

 高井村の松川渓谷沿いは、蕨温泉から始まり子安温泉、山田温泉、五色温泉、七味温泉、松川温泉、奥山田温泉と温泉の湯続きの里がある。春には見事な桜が咲き、芽吹きの新緑、夏の渓谷、秋の紅葉と山里の風景を楽しめる。

 今年の信州の桜は、平年より3日~5日ほど早いと開花状況だった。結局、北信州の高山村しだれ桜も、昨年比べてかなり早めの開花・満開となったようで、すでに散ってしまったり、散り始めたりしていて残念だった。

 

 高山村にある福島正則屋敷跡は、長野県史跡に指定されている。

 戦国時代、福島正則は加藤清正らとともに秀吉に仕え、軍功を上げて出世する。関が原の戦いでは徳川方を勝利に導き、安芸・備後両国を得て大名となった。しかし、1619年(元和5年)広島城の石垣を無断普請したことを幕府に咎められ、領地を没収される。豊臣方に忠誠心が強かった正則は、家康やその子・秀忠から警戒されていたからだった。この地に移封された後隠居、失意のうちに64歳で没した。

 高井野藩4万5千石(後に2万5千石を返上)の藩庁が置かれたこの屋敷跡は、現在は土塁が数m残るのみで、高井寺の敷地内にある。

 この周辺には、正則ゆかりの史跡がほかにもいくつかあるそうだ。

 

 関連ブログ記事「信州桜めぐり」 2014年4月23日 投稿
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-e697.html

 関連ブログ記事「甲州桜めぐり」 2013年4月3日 投稿
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-f620.html

« 九州国立博物館 | トップページ | 初夏の新宿御苑 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 信州高山村の桜めぐり:

« 九州国立博物館 | トップページ | 初夏の新宿御苑 »

2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

最近のトラックバック