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2015年11月30日 (月)

昭和天皇記念館と江戸東京たてもの園

 2015年11月27日(金)、「国営昭和記念公園」(立川市)の園内にある「昭和天皇記念館」、「江戸東京たてもの園」(小金井市)に行く。

 

 快晴で暖かい日だったが、北風が冷たい。

 先週行った「昭和記念公園」(立川市)に、再び行って見る。午後は、「江戸東京たてもの園」(小金井市)の園内をめぐる。

 

 8:25、15人を乗せたマイクロバスは、最寄駅前を出発。圏央道青梅インターから青梅街道を通り、武蔵村山市を経て立川市に向かう。10:05、「国営昭和記念公園」の立川口に到着。

 

 最初立川口ゲート前で、「昭和記念公園」の入園券を買うが、「昭和天皇記念館」の入館券と「昭和記念公園」の入園券が一つになったお得なセット券があるというので、窓口で交換してもらう。

 立川口ゲートから公園と反対方向(東)に400mほど歩くと、エスカレータやエレベータが設置されている。そこはちょうど建物の屋上にあたり、そこから下に降りると、「花みどり文化センター」の入口(写真下)。

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 記念館というので立派な建物があるのかと思いきや、「花みどり文化センター」の建物の中を奥へ進み、その1室が「昭和天皇記念館」。ちょっとわかりにくかった。

 写真下は、「昭和天皇記念館」の正面。ドアが閉じていて、何か重々しい。館内は、撮影禁止なので展示品を掲載できないのは残念。

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 記念館は2005年(昭和17年)に開館、昭和天皇・香淳皇后の遺品を中心に展示されている。今年10周年を迎え、これを記念して昭和天皇のご生涯を回顧する「思い出の昭和天皇」の特別写真展を開催中。

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 昭和天皇記念館の見学と往復で1時間ほどを過ごし、立川口ゲートに戻り、昭和記念公園に入園。

 「カナール」(水路)の両側のイチョウ並木は、ほとんど葉を落とし、冬の訪れの気配。

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 「かたらいのイチョウ並木」まで行って見るが、ここのイチョウもわずかに黄色い葉を残すのみ。

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 前回のように園内をゆっくり回れなくて、しかも昼食をとる時間もなくなった。テイクアウトの焼きそば(410円)と焼き鳥(410円)で済ませる。

 12:30、昭和記念公園を出て、五日市街道を通って小金井市へ向かう。

 

 13:15、小金井公園に到着。園内の「江戸東京たてもの園」を巡る。

 「江戸東京たてもの園」は都立小金井公園の中にあり、1993年(平成5年)に開園した野外博物館。敷地面積は約7ha(2万1千坪)。江戸時代から昭和初期まで、30棟の復元建造物が建ち並ぶ。ここには、もう何回も来たことがある。

 入口の「ビジターセンター」は、1940年(昭和15)に皇居前広場で行われた紀元2600年記念式典のために仮設された式殿の「光華殿」。1941年(昭和16)に小金井公園に移築、開園にあたりビジターセンターとして改修された。

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 ビジターセンターを抜けると、ボランティアガイドが数人いて、1時間ほど案内してくれるという。主な建物の説明を聴く。

 「田園調布の家(大川邸)」-1925年(大正14) 大田区田園調布に建てられた住宅で、当時としては珍しく全室洋間。

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 「前川國男邸」-1942年(昭和17) 有名な建築家・前川國男の自邸として、 品川区大崎に戦時中に建てられた。外観は切妻屋根の和風、内部は吹き抜けの居間を中心に書斎・寝室。

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 「デ・ラランデ邸」-1910年(明治43)頃 平屋建ての洋館だったが、1910年(明治43)年頃ドイツ人建築家デ・ラランデにより3階建に増築。何回か所有者が変わり、1999年(平成11)まで新宿区信濃町に建っていた。

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 「八王子千人同心組頭の家」-江戸時代後期 八王子千人同心は、江戸時代に八王子に配備された郷士身分(半農半士)の徳川家の家臣団。甲斐国境の警備と治安が任務。

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 「三井八郎右衞門邸」-1952年(昭和27)- 第11代三井総領家当主・三井八郎右衞門高公が残した邸宅。1万6千坪もあった麻生区今井町(現港区六本木)の大邸宅は空襲で焼け、財閥解体後に港区西麻布に建てられた。客間と食堂部分は、1897年(明治30)頃京都に建てられたものなど三井家関連の施設や今井町から移築。蔵は1874年(明治7)の建築当初の土蔵に復元。当時とはかなり縮小されているが、繁栄していた三井財閥の面影を残している。

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 「高橋是清邸」-1902年(明治35) 総理大臣、大蔵大臣を務めた政治家・高橋是清の母屋の部分、港区赤坂にあった。1936年(昭和11)の2・26、是清はこの家で暗殺された。

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 奥の建物から順に、銅板片で正面を飾った「丸二商店」(荒物屋)-昭和初期、花屋の「花市生花店」-1927年(昭和2)、タイル張りの「武居三省堂」(文具店)-1927年(昭和2)。いずれも千代田区神田で、看板建築様式。

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 奥の建物は、港区白金台に建てられた木造3階建の「大和屋本店(乾物屋)」-1928年(昭和3)。手前は、外観は洋風の看板建築だが、2階部分は和風つくりの「植村邸」-1927年(昭和2)、中央区新富。

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 「看板建築」とは、切妻屋根の町屋に代わる建築様式で、関東大震災後に建てられた木造洋風の店舗併用の住居。前面は軒の出ない垂直な壁面になっていて、建材としては防火面で銅板貼りが多い。

 「小寺醤油店」-1933年(昭和8) 大正から、現在の港区白金で営業していた店で、味噌や醤油、酒類を売っていた。

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 「子宝湯」-1929年(昭和4) 東京の銭湯を代表する足立区千住にあった建物。大型の唐破風(からはふ)は、神社仏閣を思わせる。

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 1:30~1時間のガイドの予定は、結局オーバーして14:45終了。

 15:15、江戸東京たてもの園を出る。

  小金井街道を経て、関越道所沢インターへ。17:00、出発地に帰着。

 

 昭和記念公園の関連ブログ 「昭和記念公園と西武園ゆうえんち」 2015/11/26 投稿
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-9651.html

 江戸東京たてもの園の関連ブログ 「江戸東京たてもの園」 2012/08/30投稿
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-797f.html

 

 ★ ★ ★

 「昭和天皇記念館」は、「昭和天皇・香淳皇后のご遺品を中心に保存及び展示を行い、昭和天皇のご生涯のご事蹟とご遺徳を偲び、皇室と国民の絆をより深く結びつける」ことを目的として設立されたという。 2005年(平成17年)11月に開館。公益財団法人「昭和聖徳記念財団」が管理運営している。

 開館10周年記念に合わせ、昭和天皇が1953年(昭和28年)~1969年(昭和44年)までご使用になったという金箔を施された儀式用の椅子、当時のプリンス自動車が技術の粋を集めて開発、1967年(昭和42年)から使用された懐かしい国産初の御料車「日産プリンス・ロイヤル」が特別展示されていた。

 幼年、少年時代から昭和天皇87年のご生涯の写真、終戦直前の御前会議の絵、巡行や植樹祭などの写真、即位の礼の御列の模型、公務用の机や筆記用具、少年時代の教科書、生物学の研究所の備品等々・・・、見ていて飽きない。日本国憲法の御名御璽(ぎょめいぎょじ)と大臣の署名など、こんなものをと思われるような貴重な資料もあって驚くが、たぶん複製だろう。

 見学者は他に1、2人ほどいたかどうか。館内はこじんまりとして、思ったよりも広くはない。見学を始めてしばらくすると、職員と思われる年配の紳士から、「10分間のビデオを見てください」と声をかけられる。

 当然のことながら、戦前は統帥権を持った大元帥、現人神(あらひとがみ)だったということは歴史から消去され、平和をを愛する象徴としての人間天皇が強調される。

 

 管理運営をしている「昭和聖徳記念財団」の役員名簿を調べてみると、なんと会長(非常勤)は元衆議院議長の綿貫民輔氏、副会長(非常勤)は元建設事務次官と元参議院議長、日本郵船(株)相談役の3人、専務理事だけが常勤で、元宮内庁京都事務所長。

 そのほか理事が11人、監事が2人、評議員が11人すべて非常勤だ。宮内庁、神社本庁、神社、企業や新聞社などの元役員や元幹部。宮内庁と関係の深い公益財団法人菊葉文化協会の役員も多く、役員・職員も宮内庁の天下り先なのだろう。
 会館建設費14億円は、各方面から寄付が募られた。建設当初は、歴史を歪曲し昭和天皇を賛美するものとして、反対運動もあったという。記念財団の事業経費は、財産・資産運用益、事業収益、宝くじ協会の助成金、法人を含む会員の年会費、寄付金などで賄われているようだ。

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