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2015年11月16日 (月)

紅葉の上州沼田と足利のイルミネーション

 2015年11月13日(金)、紅葉の上州沼田の迦葉山(かしょうざん)と吹割(ふきわり)の滝、足利のイルミネーション「光の花の庭」を見に行く。

 群馬県沼田市と栃木県足利市を巡る日帰りバスツアー。

 

 参加者34名を乗せたバスは、8時半最寄駅前を出発。バスの中では、お茶にビール、つまみが配られ、にぎやかにカラオケも始まる。

 バスは関越道を沼田インターで降り、県道266号線を北上。やがて、大型バスがやっと通れる曲がりくねった山道を上ると、周囲の山々は紅葉に染まっている。

 

 10時45分、最初の見学先「迦葉山弥勒寺」に到着。

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 ここは、群馬県沼田市上発知町にある曹洞宗の寺院。沼田市街から北方約16km、武尊(ほたか)山系に連なる深山幽谷の迦葉山(標高1322m)の中腹に位置する。天狗のお寺として有名で、高尾山薬王院、鞍馬寺と共に「日本三大天狗」の寺の一つだそうだ。

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 天狗のお面がたくさん奉納されている中峰堂の拝殿。

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 848年、桓武天皇の皇子・葛原(かずらわら)親王の発願により、天台宗比叡山の座主・慈覚大師円仁を招き、創建されたと伝えられている。1456年、曹洞宗に改宗。

 1451年、天巽(てんそん)禅師とその弟子の神童・中峰(ちゅうほう)が、弥勒寺を訪れた。寺に常住するが、やがて中峰は、「自分は迦葉仏の化身であり、役目を果たしたので山に宿り、衆生を救う」と言い残して昇天し、天狗の面を残したという天狗の伝説がある。

 徳川初代将軍の祈願所として、御朱印百石・十万石の格式を許された由緒ある寺で、古くから多くの人々に信仰されてきた。

 迦葉山の中峰堂には、1939年(昭和14)年に戦勝祈願の日本一の大天狗面(顔の丈:6.5m、 鼻の高さ:2.8m)と、1971年(昭和46年)に交通安全祈願の大天狗面(顔の丈:5.5m、鼻の高さ:2.7m)が安置されている。

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 国道120号線ロマンチック街道を日光方面に向かう。12時、国道沿いの「吹割の滝」近くのドライブインにバスを停め、昼食。

 昼食後、遊歩道の階段を降り、紅葉の渓谷で水しぶきを吹き上げる迫力ある「吹割の滝」を見る。「吹割の滝」は、群馬県沼田市利根町にある。

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 国の天然記念物・名勝、日本の滝百選に指定された「吹割の滝」は、高さ7m、幅30m余。奇岩が1.5Kmに渡って続く片品渓谷にかかる。凝灰岩、花崗岩の河床を流れる片品川の清流が、岩の軟かい部分を浸蝕して割くように流れ、そこから水しぶきが吹き上げる様子から、この名が生まれた。
 
 ごうごうと落下し飛散する瀑布は、「東洋のナイヤガラ」と言われるが、ちょっと大げさ。

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 「吹割の滝」だけに注目して付近の遊歩道を一周しただけで、ドライブインに駐車したバスに戻る。国道沿いや遊歩道の出入り口には、土産物屋が並ぶ。

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 周辺には整備された遊歩道がもっと広がっていて、「吹割の滝」に続く「鱒飛びの滝」の景観、「獅子岩」や「般若岩」と呼ばれる岩壁群の奇景、パワースポットのある「浮島観音堂」、「浮島橋」や「観瀑台」からの眺めなど、独特の渓谷には多くの見所がある。ここには何回か来ているが、これらは見ていない。次の機会にしたい。

 

 沼田市内の観光フルーツ園「原田農園」のりんご園に。14時15分到着。沼田インターから数分の場所にある。食べ放題のリンゴ狩り、350円。

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 食べ放題といっても、昼食後ではリンゴ1個がせいぜい。残りは、指定のカゴに入れてお買い上げ。大カゴで2,000円、小カゴは1,300円。

 

 「ふじ」は、一番人気の蜜入りりんご。大玉で果汁が多く、甘味と酸味のバランスがとれている。 貯蔵性に優れ、年を越しても良い味が楽しめる。袋をかけで育てたのを「ふじ」、袋をかけずに育てたものが「サンふじ」として流通。青森生まれで、デリシャスと国光の2種類のリンゴを交配したもの。

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 「陽光」は、群馬で生まれた深紅の真っ赤なりんご。大玉でやや硬め、甘味と酸味のバランスがとれている。シャキシャキの歯ざわりが良い。1981年(昭和56年)、群馬県の試験場でゴールデンデリシャスが自然交配で生まれた。

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 「ぐんま名月」は、群馬で生まれた黄色い蜜入りりんご。 大玉で果汁が多く、まろやかな甘味。 1991年(平成3年)に誕生して以来、人気が高いが、収穫量が限られているので売り切れてしまうこともあり、「幻の黄色いりんご」と呼ばれる。

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 大玉の「ぐんま名月」を、小さいカゴに5個入れて、持ち帰り。

 「ぐんま名月」についての関連記事「紅葉の越後路の旅」(20113/11/21 投稿)

   http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-67ae.html

 その後、「原田農園」の売店にも立ち寄り、沼田市内をあとにする。

 

 北関東自動車道から栃木県足利市へ移動。

 暗くなった17時頃、「あしかがフラワーパーク」に入園。

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 300万球というイルミネーションが輝く「光の花の庭」を、皆思い思いに散策。

 

 四季のさまざまな花々が彩るこのフラワーパークは、藤の花が有名な所。元は、足利市堀込町に、「早川農園」 として1968年に開園。都市開発の為、1997年に現在の足利市迫間町 (はさまちょう) に移設し、「あしかがフラワーパーク」 としてオープンした。

 この地は、元々湿地帯だった為、園内の地下に木炭の粉(250トン)が埋設され、土壌を浄化し、土壌と生命体の活性化を図っている。園内の拡張整備も進み、現在は 9万2千㎡ の敷地面積となっている。

 園のシンボルである大藤(樹齢130年)4本の移植は、日本の女性樹木医第1号である塚本こなみ氏によって行われ、全国から注目を集め、日本で初めての成功例となったのは有名。大藤4本と80mにおよぶ白藤のトンネルは、栃木県天然記念物に指定。見頃を迎える4月中旬~5月中旬の 1ヵ月間は、「ふじのはな物語~大藤まつり~」が開催される。

 また10月下旬よりイルミネーション「光の花の庭」が開催、最近では関東最大規模のイルミネーションとして大人気だそうだ。

 園内は、藤以外にも数多くの花々や植物で彩られ、四季折々の花を楽しむことができ、年間で100万人以上の来園者が訪れるという。

 

 帰りのバスの中では、みんな疲れでぐったり。東北道を南下して、19時半頃最寄駅前に到着。

 

 ★ ★ ★

 この日は紅葉も見ごろで、良い天気に恵まれた。例年2回、春は日帰り、秋は宿泊の旅行だったが、今回は費用の面や参加者数の問題で、日帰り旅行となった。

 朝8時半出発して夜7時半帰着の旅、いつもの宿泊旅行の2日分を1日でこなした感じだった。

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