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2015年7月の3件の投稿

2015年7月20日 (月)

富士山周辺の花巡り

 2015年7月15日(水)、猛暑日の中、涼を求めて富士山麓の花を巡る。

 

 河口湖畔「大石公園」、山中湖周辺「花の都公園」、朝霧高原「富士花鳥園」、富士宮市の「白糸の滝」をバスで巡る。

 参加者19人を乗せたマイクロバス(貸切)は、7:30出発。中央道富士吉田線の河口湖インターから国道139号線(富士パノラマライン)、河口湖大橋を経て県道21号線。山梨県富士河口湖町の湖北にある大石地区へ。



●河口湖大石公園 9:30~10:10

 「河口湖大石公園」は、河口湖の北岸湖畔に面した公園。富士河口湖町の公的施設。駐車無料。南岸にある「八木崎公園」と並んでラベンダーの公園として有名。

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 園内には、「河口湖自然生活館」(入館無料)の建物があり、中にはショップやカフェ、体験教室がある。

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 「河口湖自然生活館」の入口の右手にあるネムノ木には、薄紅色の花が咲いている。

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 ラベンダー畑は、北海道、特に富良野が有名だが、最近は全国のあちこちで楽しめる。平日だが結構な人出、中国人らしい観光客が目立つ。

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 富士山を背景にしたラベンダー畑の写真を期待したが、残念ながら雲の中。

 園内には、ユリのほか多くの花が植えられている。河口湖周辺ではブルーペリー狩りが楽しめるそうだが、鉢植えのブルーベリーが実をつけていた。

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 次は、山中湖方面へ。富士吉田市の河口湖インター付近に戻り、東富士五湖道路(有料)、国道138号線(富士パノラマライン)を南下する。



●花の都公園 10:50~11:30。

 花の都公園は、山中湖のほとり、山梨県山中湖村山中にある。標高1,000mの高原にあって、30万㎡の敷地を四季折々の花々で埋め尽くす。駐車料金は、バス1,000 円。

 公園の無料エリアには、ボピーが咲く。ポピーの向うには白いカスミソウ。

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 富士山を背景にした絶景が広がるが、富士山には相変わらず雲がかかる。

 まだ開花してないひまわり畑。花文字か迷路を作ってあるのだろうか。

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 木造の橋を渡って、公園有料エリアのゲートに向かう。橋の下には、蓮の花。

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 有料エリアへのゲートと大きな温室が見える。

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 有料エリア「清流の里」は、入園料500円。ゲートの前まで来たが、時間の関係で入園せず。

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 「清流の里内」には、全天候型の温室「フローラルドームふらら」などがあり、熱帯系植物やラン等、一年を通じて鑑賞できるそうだ。

 この他、屋外には和風庭園、三連大水車、滝、水遊具広場や、富士山噴火の神秘に触れられる溶岩樹型地下体験ゾーンがあるという。

 有料エリア「清流の里」を外から覘く。

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 富士河口湖町の市街地へ戻る。



●チョイスキッチンで昼食 11:55~12:45

 「チョイスキッチン」は、国道139号線(富士パノラマライン)船津登山道入口交差点近くのビジネスホテル「登り坂」(富士河口湖町船津)にある。手作りバイキング、食べ放題のレストランで一人1,000円。

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 国道139号線(富士パノラマライン)で西へ移動した後、南下して朝霧高原に向かう。

 筆者らは、富士花鳥園で下車。白糸の滝を見学するグループは、そのままバスに乗車して、更に国道139号線(富士パノラマライン)を南下する。



●富士花鳥園 13:15~15:10。

 「富士花鳥園」(旧・富士国際花園)は、静岡県富士宮市根原、富士山西麓の朝霧高原(標高700~1,000m)にある。

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 駐車無料、入園料大人1,100円、シニア(65才以上)は880円。

 大温室を通り抜けて、屋外会場(写真下)向かう。13:30からタカ 、フクロウやハヤブサ が登場する屋外バードショーが始まる。

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   大温室に戻る。球根ベゴニア1000株やフクシアを中心に、多種多様な花が咲き乱れる。

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 赤、ピンク、白、黄色など牡丹のような大輪の球根ベゴニア。

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 「女王様の耳飾」と呼ばれ、多彩な色、形のフクシア。

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 世界のフクロウやミミズク、約30種がいる。

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 ハリスフォーク(タカの仲間)、インコ、フラミンゴ、ペンギン、ウサギ、エミュー、コクチョウ、水鳥などが、飼われている。

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●白糸の滝

 「白糸の滝」は、静岡県富士宮市上井出にある滝。天下の名瀑として有名、日本の滝百選にも選ばれている。国の名勝、天然記念物。駐車料金1000円。

 富士山の雪解け水が、上部の水を通す地層と下部の水を通さない地層から湧き出していて、高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁から、大小数百の滝が流れ落ちる。白い絹糸を垂らしたように流れる様子からこの名がある。

 写真は、ウィキメディア「白糸の滝 (静岡県)」のギャラリーより引用。出典:ウィキメディア・コモンズ 春の時期の白糸の滝 2013年7月21日 作者 Teser

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 全国各地に同名の滝があるが、軽井沢の「白糸の滝」も浅間山の地下水が湧き出す滝として有名。
 
 花鳥園グループは、花鳥園駐車場に集合し、白糸の滝グループの帰りのバスを待つ。



 
 15:10、バスは富士花鳥園グループをピックアップ、帰路は国道139号線(富士パノラマライン)から右折し、富士ケ嶺地区で、県道71号線を北上。

 県道71号線沿いのビュースポットから、「本栖湖」を見下ろす。

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 左手の山は、「竜ヶ岳」(1485m)、右手は「烏帽子岳」(1257m)、その右手には「精進湖」が隠れている。本栖湖の手前には、「青木ヶ原の樹海」が広がり、後方には南アルプスが連なっている。

  

 県道71号線を北上すると、山梨県鳴沢村のT字路で、国道139号線(富士パノラマライン)に合流する。河口湖インターから中央道(富士吉田線)へ。

 17:40、出発地に帰着。

 

 ★ ★ ★

 この日の天気は、晴れ。関東の内陸部では最高気温35℃以上の猛暑日だった。富士山麓の高原は28℃くらい。日差しは強かったが、涼しく過ごせた1日だった。

 花と富士山のコラボの絶景は、終日、中腹から上に雲がかかり残念だった。



 山梨県南部には、オウム真理教で有名な西八代郡「上九一色村」(かみくいしきむら)があった。1989年(平成元年)から村に進出したオウム真理教は、開拓民が手放した富士ケ嶺(現・富士河口湖町富士ケ嶺地区)を中心とした各所に、「サティアン」と呼ばれる教団施設を建設した。

 1995年3月20日、オウム真理教は地下鉄サリン事件を起こし、通勤電車の乗客と乗員の多数を死傷させる。その2日後、警視庁はサティアンの強制捜査を行い、教祖・麻原彰晃を逮捕した。サティアンは取り壊され、翌年1996年10月までに教団はこの地から撤退した。

 上九一色村は、「オウムの村」として全国に知られるようになった。村は、1997年にテーマパーク「富士ガリバー王国」を誘致し、オウムのイメージ払しょくを期待した。しかし入園者は伸び悩み、経営母体の経営破綻などで、2001年閉鎖された。

 平成の大合併により2006年(平成18年)3月、村は分割されて北部は甲府市、富士ケ嶺地区などの南部は富士河口湖町に編入、上九一色村は消滅した。

2015年7月17日 (金)

上信国境・鼻曲山

 2015年7月12日(日)、浅間山周辺、上信国境の山「鼻曲山(はなまがりやま)」に登る。
 

 高気圧が本州付近を覆っていて、関東地方はジリジリと強い日差しが照りつけ、真夏のような暑さ。気温は都心で32度、熊谷と前橋では35度くらいまで上がる。群馬・長野県内も、高気圧に覆われて晴れだが、南からの湿った空気の影響を受ける見込み。高温が予想されるため、熱中症にならないように、こまめな水分補給を心がけたい。台風が近づいているが、この暑さと晴天は15日頃まで続く見込み。
 

 鼻曲山は、浅間山周辺の山で、標高1,655m。信州百名山のひとつ。浅間山の東に位置し、群馬県高崎市、長野原町および長野県軽井沢町との境界にある。

 信州側はゆるい傾斜で裾野を引き、上州側は岩壁がそそりたつ急崖。確かに鼻のような形だが、「はなまがり」という面白い名前は、どうしてつけられたのだろう。調べてみるが、定説はない。写真は、2011年4月30日、鼻曲山の北側にある浅間隠山付近から撮影。

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 山頂からは、上信国境に近い山々の展望が素晴らしいという。上州側は近くに「妙義山」、「榛名山」とやや遠くに「赤城山」、信州側には美しい「浅間山」を正面に眺め、南アルプスの山々を遠望。登山道は、群馬県側の霧積(きりづみ)温泉と、長野県側の長日向(ながひなた)からがポピュラー。

 

 ★ ★ ★

 6:35出発。参加者6名は、ワゴン車1台に同乗。関越道から上信越道の松井田・妙義インターで高速道路を降り、県道51号から国道18号、横川駅(信越本線の終着駅)のそばを通って、県道56号で 霧積温泉へ北上する。霧積川に沿って霧積湖を過ぎると、対向車とすれ違えないほど狭い曲がりくねった山道を走る。

 

 8:15、霧積温泉の「きりづみ館」前の無料駐車場に駐車。ここは標高942m。

 霧積温泉は、群馬県安中市松井田町にある温泉。霧積川の上流に2軒の旅館が存在したが、2012年4月に「きりづみ館」が閉館、明治19年創業の「金湯(きんとう)館」のみ1軒となった。「きりづみ館」跡は、入口にあった水車を残して更地になっており、「きりづみ館駐車場」は、「金湯館駐車場」の看板が立てられていた。

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 閉館前の「きりづみ館」(楽天トラベルから引用)

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 ここは、西條八十の『帽子』という詩の舞台で有名。「きりづみ館」跡の前に看板が立つ。(写真をダブルクリックすると拡大表示)

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 「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷(うすい)から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」

 

 この詩は、1975年(昭和50年)に発表された森村誠一の長編推理小説『人間の証明』の題材として重要な役目をし、その映画化(1977年、今は亡き松田優作が出演)の中でも何回もつぶやかれる。

 あの当時は角川春樹の「角川映画」ブームだった。小説も映画も見ていないが、テレビCMで『帽子』の詩のフレーズが繰り返し放送されたので、記憶に残っている。

 

 霧積温泉は、江戸時代末期に発見され、1888年(明治21年)より温泉地としての開発が行われた。信越線が開通し碓氷峠を越えて軽井沢が避暑地として発展する前までは、東京から名士が続々と訪れる名所として栄えた。西條八十以外にも幸田露伴、小山内薫、与謝野晶子らが訪れている。駐車場には、他にも詩碑や記念碑が立つ。

 1910年(明治43年)の山津波により温泉街は壊滅、50軒あった旅館は2軒が残るのみとなっていた。

 

 8:35、登山開始。

 沢を渡り、ホイホイ坂と呼ばれる蛇行した坂道を登ると、20分ほどで「金湯館」に向かう車道に出る。「金湯館へ」の看板と「鼻曲山方面」の大きな看板がある。

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 ブナやカラマツの茂る木陰の登山道は、強い日差しを遮り、ふかふかした落ち葉が積もっていて歩き易い。

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 静かな林の中を進むが、所々にV字形に土がえぐれた急坂を登る。

 9:40、雑木林と笹の中にある「十六曲峠分岐」に着く。鼻曲山と十六曲峠から剣ノ峰・角落山(つのおちやま)方面の分かれ道。

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 鼻曲山の方へ進むと、平坦だが道幅が次第に狭くなり、ガレ場が増えてくる。

 10:00頃から急登が始まり、やがて急坂を下る。これは、登山道が崩落しているための迂回路らしい。この辺りから笹が多くなる。

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 やがて平坦な登山道となって、樹間からは団子鼻の山頂がわずかに見え隠れする。写真は撮れなかった。

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 ヤセ尾根でよく見ると右は急崖があり、一部崩落した危険個所のある登山道を注意しながら進む。

 笹原を過ぎ、11:15「天狗坂」と呼ばれるすごい急坂の前で一旦休憩。

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  登山道を踏み外さないようロープが張られた右側は、断崖。覗き込むと足がすくむ。

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 ロープを伝って、天狗坂をゆっくり登る。

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 11:30、平坦な「鼻曲峠分岐」に出る。鼻曲山と留夫山(とめぶやま)・熊野神社への分岐。

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 この辺りから北東の方向を展望。右から剣ノ峰1430m、角落山(つのおちやま)1393m、雨坊主山(あめんぼうずやま)1294m、その後方に榛名山(はるなさん)1449mが霞む。更にその奥には、見えないが赤城山1828mが控えているはず。

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 最後の急傾斜の登山道を登りきると稜線に出て、鼻曲山の最初のピーク「大天狗」(標高1654m)に11:50到着。

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 大天狗のピークは狭くて、樹木に囲まれていて展望は甚だ悪い。虫が飛び交ってうるさい。虫よけジェルを肌に塗って、とりあえずここで昼食、休憩。

 大天狗から西へ5分ほどで、次のピーク「小天狗」(三角点、標高1655m)。出発地の駐車場からの標高差は713m。

 小天狗からは、南東にはキザキザの異様な形をした妙義山1104m。

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 南方向に、軽井沢駅を中心とした軽井沢町の市街地を見下ろす。

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 南西方向、遠く八ヶ岳連峰が霞む。右端のピークが蓼科山2530m。

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 西方向の雄大な、噴火警戒(火口周辺規制)の浅間山2568m。樹木が邪魔して全容は見えず、山頂部のみ。

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 北の方向、間近に見える浅間隠山(あさまかくしやま)1757m。2011年4月に登った。

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 夏のこの季節は、近景は茂った樹木が遮り、遠景は空中の水蒸気が多くて霞み、展望はあまり良くなかった。

 12:40、下山開始。登りと同じ道を下る。

 下山途中、迂回路を確認。この先は通行止め。

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 右手の山側へ荒れた登山道へ迂回する。

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 15:05、「金湯館へ」という看板がある登山口に到着。

 汗を流すため、「金湯館」の日帰り温泉を利用する予定だったが、ここから更に300mほど車道を登ることになり、徒歩で30分と書いてある。国道18号の碓氷峠入口付近にあった日帰り温泉に変更することにする。

 15:30、きりづみ館駐車場に到着、15:50出発。

 

 国道18号線沿い日帰り温泉施設「碓氷峠の森公園交流館・峠の湯」に行って見ると、休業していた。2013年の火災の影響で当面休業だそうだ。入浴をあきらめる。

 16:00、国道18号線沿いの土産物屋「おぎのや横川店」に寄る。有名な「峠の釜めし」、新鮮なトウモロコシなどを購入。

 19:00頃、自宅着。

 ★ ★ ★

                                                                 
 雑木林の茂った樹木が、強い日差しを遮ってくれて暑さをしのげ、時々谷から吹き上げ、木立を通り抜ける涼風は心地よかった。

 ふかふかの枯れ葉の絨毯は、歩きやすかったが、火山灰でできた登山道がV字にえぐれた急坂の下りは、滑りそうだ。 笹や樹木のせいで、痩せた尾根に気がつかないことがあったが、よく見ると急崖で息を飲むことも。

 「十六曲峠」分岐と「鼻曲峠」分岐の間に、「霧積ノゾキ」の断崖から赤屋根の霧積温泉「金湯館」が見下せるというが、気づかず通る過ぎたか。

 残念ながら夏の季節は、樹木や枝葉が茂っていて、浅間山などの展望があまり良くなかった。空中の水蒸気が多くて、遠景が霞んでいたせいもある。ただし、遠くに八ヶ岳連峰が見えたのは感激。         

2015年7月 6日 (月)

八ヶ岳高原の水景

 2015年7月5日(日)、八ヶ岳高原の水景を巡る。

 

 

 

 本州の南岸には、梅雨前線が停滞している。南関東は、曇りや雨。北関東や信州、甲州は、おおむね曇りで、所々で弱い雨が降る。

 

 6:00自宅を出発、上信越道の佐久インター(長野県佐久市)を降り、国道141号線を南下。8時頃の佐久穂町付近での気温は15℃、曇り。半袖シャツでは、肌寒い。山梨県北杜市の清里方面に向かう。

 

 観光地として有名な清里高原の辺りは、八ヶ岳の南麓。八ヶ岳や富士山は、曇っていて見えない。そばを流れる「川俣川」の下流は、「釜無川」(かまなしがわ)、更には日本三大急流の一つの「富士川」となって、静岡県の駿河湾に注ぐ。

 

 

 

 この川俣川は東沢と西沢に分かれ、特に東沢の方は美しいとされる。この川俣川の渓谷の入口付近にあるのが「吐竜の滝」。

 

 

 

●吐竜の滝(どりゅうのたき、山梨県北杜市) 8:45~10:30

 

 吐竜の滝は、清里高原の「川俣東沢渓谷自然観察園」内にある。JR清里駅から10分ほどの所にある駐車場に車を止める。そこから薄暗い天然林の中、東沢渓谷の遊歩道を歩く。天然林は、針葉樹のアカマツ、広葉樹のツガ、ミズナラ、クリ、カエデなどが混交する。夏の避暑、秋の紅葉の時期は、ハイキング客で賑わいを見せる。

 

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 途中でJR小海線の鉄橋の下をくぐり、駐車場から15分ほどで、吐竜の滝に着く。

 

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 吐竜の滝は、川俣川の渓谷あるいくつかの滝の中でも、最も美しいという。

 

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 緑に覆われた岩間から絹糸のように流れ落ちる神秘さから「竜の吐く滝」と名づけられた。落差10m、幅15m。ここの標高は1,250m。

 

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 八ヶ岳南東麓の地下水が、溶岩層を通って湧き出した「潜流瀑」。何段にもなって流れ落ちる姿は、素晴らしい景観。水は1年を通して冷たく、湧水量もほぼ一定しているそうだ。

 

 この滝の先の上流は、全長2.8Kmの遊歩道が東沢大橋まで続く。

 

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 吐竜の滝の川の上流側。

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 吐竜の滝は、唐沢寿明と松嶋菜々子主演のNHK大河ドラマ、「利家とまつ~加賀百万石物語~」(2002年)のオープニングに登場したことでも有名だそうだが、記憶に無い。

 

 

 

●道の駅「こぶちざわ」 (山梨県北杜市) 11:00~11:15

 

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 北杜市小淵沢町にある道の駅「こぶちざわ」に寄り、休憩。

 

 駐車場やトイレ、レストランや売店を備え、温泉施設もある。ここには、そば打ち、ガラスや磁器の絵付け、藍染め、パン作りなど10種類以上の体験メニューもあるそうだ。

 

 売店では、お土産品のほか八ケ岳南麓でとれた野菜やキノコなども豊富。周辺の散策もおすすめだという。

 

 

 

●竜神池(りゅうじんいけ、長野県茅野市) 12:00~12:40

 

 蓼科高原の「三井の森」別荘地の静寂の中に、ひっそり佇む。

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 青い胡桃(くるみ)の実を見つける。

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 株式会社「三井の森」は、三井不動産グループの不動産事業会社。おもに蓼科、軽井沢などで別荘地の開発・管理やゴルフ場運営などを行なっている。

 

 

 

●御射鹿池(みしゃがいけ、長野県茅野市)12:55~13:25

 

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 鏡のような水面に湖畔の木々が映り込み、幻想的な光景。

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 湖面に緑を映す神秘的な御射鹿池は、日本画の東山魁夷の作品『緑響く』の題材となったことで有名。ここには、昨年5月に見に来た。

 

 詳細は、本ブログの昨年6月2日投稿の「八ヶ岳高原の新緑」を参照。
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-36fc.html

 

 

 

●レストハウス「ふるさと」 14:05~14:30

 

 帰り道で、国道299号線(メルヘン街道)、奥蓼科温泉郷、麦草峠を経て、レストハウス「ふるさと」に寄る。

 

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 ここは、麦草峠より佐久方面へ約5kmほど行ったところで、佐久市と南牧村に分かれる分岐にある。富士山、八ヶ岳、富士山などの絶景ポイントだが、今日は曇っていて見えず。

 

 お土産の販売や、奥にはセルフサービスの食堂もある。ここで遅い昼食。たらの芽てんぷら定食、950円。

 

 

 

 佐久市に戻り、佐久インターから関越道を走り、17:00自宅着。

 

 

 

 ★ ★ ★

 

 「竜神池」と「御射鹿池」は、緑に囲まれた神秘的な池で、人工的な農業用ため池と思えない。どこが管理しているのだろうか、ちょうど夏草を刈ったばかりだった。「御射鹿池」は、農水省の「ため池百選」に選ばれている。どちらも、観光客や写真愛好家がちらほらと訪れていた。

 

 茅野市と北佐久郡立科町にまたがる「白樺湖」。湖周辺には遊戯施設、ホテルや旅館、民宿が並んで、リゾート地に見えるが、ここは本来は農業用の温水ため池である。標高1,000m前後の八ヶ岳高原に広がる水田は、昔は冷害で稲が十分に実らないことも多かった。温水ため池は、水温の低い水を一時的に貯え、太陽光で温めて水田に供給する。

 

 白樺湖のほか、「蓼科湖」、「女神湖」なども、同様な温水ため池と知って驚く。確かに地図を開くと八ヶ岳中央高原(西麓)には、大小さまざまな湖沼が点在している。

 

 

 

 

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