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2015年1月13日 (火)

国立西洋美術館「ホドラー展」

 2015年1月11日(日)、上野の国立西洋美術館に行く。

 

 11:15、JR上野駅着。駅構内にある美術館チケット売り場で、「フェルディナント・ホドラー展」の当日券を購入。当日券、一般1,600円。

Hodlertichet

 駅構内ショッピングモール「エキュート上野」のレストラン「洋食や三代目たいめんけん」に少し早いが11:30頃入り、混まないうちに昼食。1,000円以上の食事会計で、チケットを見せれば1枚当たり100円引き。

 改札を出る前の駅構内に、こんなにいろいろと商業施設があったのか。上野駅にはたびたび来ているが、あまり気にしなかった。「エキュート」は、株式会社JR東日本ステーションリテイリングが、JR駅構内に開発・運営しているショッピングモール。そういえば、品川駅や大宮駅、東京駅の駅構内も、似たような施設になっている。

 

 国立西洋美術館「企画展」では、日本・スイス国交樹立150周年記念「フェルディナント・ホドラー展」が、昨年の10月7日(火)から開催中。

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 12:10頃、国立西洋美術館「企画展」に入館。

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 翌日の1月12日(月・祝)が「企画展」の最終日。館内整備のため、1月13日(火)~3月2日(月)の期間は全館休館するそうだ。正月休み明け1週間後の3連休とあって、大勢が並んでいるかと思ったが、それほどでもなかった。

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 日本国内ではあまり有名な画家とは言えないフェルディナント・ホドラー(1853-1918年)は、スイスの首都ベルンで生まれで、象徴派を代表するスイスの国民的な画家。ホドラー展が日本で開催されるのは40年振りだそうだ。

 ベルン美術館をはじめスイスの主要美術館と個人所蔵の油彩・素描など、ホドラーの画家人生を追いながら、順次105点の作品を鑑賞。

 「バラのある自画像」1914年

Ferdinand_hodler_self_portrait2

 ホドラー自身の表現技法として、類似した形態の繰り返しによって絵画構成する「パラレリズム」(平行主義)や、身体の躍動や自然が織りなす生命感を生きた「リズム」として構成したという解説を読むと、作品からなんとなくそのイメージが伝わってくる。

 「オイリュトミー」1895年

Ferdinand_hodler_005

 「昼 I」1900年

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 「悦ばしき女」1910年頃、「木を伐る人」1910年 

Ferdinand_hodler_003 Ferdinand_hodler_010_2

 スイスアルプスの山々や湖など描いた風景画も多い。「ミューレンから見たユングフラウ山」1911年。

Ferdinand_hodler_002

 「シェーブルから見たレマン湖」1905年頃。

Ferdinand_hodler_001

 

 日本・スイス国交樹立150年記念催事として、国立新美術館(六本木)で「チューリヒ美術館展」も昨年12月15日(月)まで開催された。昨年の暮れに、そちらも観覧を計画していたが、残念ながら行きそびれてしまった。「フェルディナント・ホドラー展」との相互割引というのがあって、一方の観覧券(半券可)を提示すると他方の当日券が値引きとなった。

 

 ★ ★ ★

 「企画展」の後、「常設展」に入る。観覧料は、一般430円。但し、 企画展の観覧券で常設展も観覧できた。

 

 国立西洋美術館は、実業家・松方幸次郎氏(1865-1950)の「松方コレクション」の一部を保存・公開するため、1959年(昭和34)に開館した。

 中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画と、ロダンを中心とするフランス近代彫刻を約4,500点が所蔵されている。特に、モネ(1840-1926)、ルノワール(1841-1919)、ゴッホ(1853-1890)らの印象派の作品が充実。

 これらの作品が、本館、新館、前庭で年間を通じて常設展示されている。

 特にモネの「睡蓮(すいれん)」1916年は有名。

Monet_water_lilies_1916

 なお晩年モネは「睡蓮」の連作を重ね、作品自体200点以上もあるため、世界各国の美術館に所蔵されている。

 ルノワール「アルジェリア風のパリの女たち」1872年。

Renoir_parisiennes_in_algerian_cost

 

 
 「世界遺産登録へ」の大きな看板を見つけた。「国立西洋美術館の本館は、ユネスコ世界遺産の候補に推薦されています。」という。

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 フランス政府に押収されていた「松方コレクション」が、戦後日本に返還されるにあたり、その受け入れ先となる美術館の建設が必要となった。国立西洋美術館本館は、フランスを代表する建築家ル・コルビュジエが基本設計した。ただし現在の美術館は、その後改修・増築が加えられているので、建築当時のままではない。

 
 フランス政府は、世界遺産登録の前提となる暫定リストに、20世紀の近代建築運動に多大な影響を及ぼしたとして、「ル・コルビュジエの建築と都市計画」の建築作品群を記載した。世界各地に残るル・コルビュジエの建築作品のうち、フランスを中心とする6か国に残る物件(日本の国立西洋美術館本館を含む)が対象となっている。
 

 

 屋外(前庭)には、「松方コレクション」のロダン(1840-1917年)作品が展示されている。

 ロダンの「考える人」1880年と「弓を引くヘラクレス」1909年。

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 ロダン「カレーの市民」1884-1888年。

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 ロダン「地獄の門」1880-1917年と「アダム」1880年。

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 企画展示館から本館、新館、前庭展示と、14:40頃に見終わる。2時間半くらいかかったことになるが、さすがに人混みの中の立ちっぱなしは疲れた。

 

 ★ ★ ★

 帰りに、良い天気なので上野公園の不忍池を30分ほど散策。日曜とあって相変わらず人出が多い。

 不忍池のボート場。杭の上には、海鳥のユリカモメもいる。

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 あちこちに、「エサやり禁止」の看板が立っているにかかわらず、相変わらず餌付けする心無い人をあちこちで見かける。

 
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 自然のカモは太り過ぎて飛べなくなり、ハト、スズメ、ユリカモメや野良猫が増えたり、池の水質が汚染する・・・などの弊害があるそうだ。

 16:00頃JR上野駅に戻り、帰路へ。

 

 

 
 本ブログの関連ブログ「上野・谷中界隈」

 
  http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-3a2a.html

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