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2014年12月 8日 (月)

晩秋の甲州路-その1

 2014年11月30日(日)~12月1日(月)、1泊2日の甲州路の旅。

 甲府市とその周辺、笛吹市・甲州市・甲斐市の名所旧跡を巡る。

 

 11月30日(日)、9:10出発。天気は、 曇り。中央自動車道の車窓から、冠雪した甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、北岳、南アルプスを久しぶりに展望。後で撮影しようと思ったが、その後は、雲で覆われてまったく見えなくなった。

 

 二宮御坂ICで高速を降り、国道20号(甲府バイパス)を西に進み、国道140号を北上、更に県道6号(山の手通り)を西に進む。11:15、甲府市善光寺町の「甲斐善光寺」に到着。

 

●甲斐善光寺

 川中島の合戦で兵火が信濃善光寺におよぶのをおそれ、1558年(永禄元年)武田信玄が仏像や教典をこの地に移して建立。長野市にある「善光寺」などと区別するため、「甲斐善光寺」、「甲府善光寺」、「甲州善光寺」とも呼ばれている。

 浄土宗、山号は「定額山」。山門とともにこの立派な金堂は、国指定の重要文化財。

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 長野善光寺に比べると規模はずいぶん小さい。500円を払うと本堂内部と宝物館に入ることが出来るが、時間の関係で省略。御本尊の前には、手を打つと鳴るいわゆる「鳴き龍」があり、また「戒壇めぐり」が出来るそうだ。

 本堂の獅子と龍の彫刻。

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●かいてらす

 「甲斐善光寺」から、200mほど北に「かいてらす」(県地場産業センター)があり、車を置いて徒歩で行ってみる。施設内には宝石、貴金属、ワインなど、山梨県の地場産業製品の展示・販売、お土産コーナーがある。豪華なシャンデリアや、一千万円?、一億円?の日本最大級の水晶玉が目を引く。ワインやほうとうなど山梨の味が楽しめるレストランも併設されている。

 

●武田神社

 県道6号(山の手通り)から県道31号を北上、山梨大学甲府キャンパスの前を通って、 約10分ほどで「武田神社」に到着。

 ここは、武田信玄公を御祭神として祀ってあり、境内はかなり広い。大正8年(1919)に建立。

 

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 この神社は、武田信虎・信玄・勝頼の三代が住んだ「つつじが崎館」(武田氏館)の跡地で、1938年(昭和13年)には国の史跡として指定された。

 拝殿は。質素で彫刻が見当たらない。

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 立派な神楽殿、看板には「甲陽武能殿」とある。能楽や神楽が奉納される。

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 境内の紅葉。

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 入場しなかったが、境内にある宝物殿(入場料300円)には、三條家より寄進された鎌倉時代末期製作の名刀「吉岡一文字」の太刀や信玄公の軍扇、武田二十四将図等、武田家ゆかりの貴重な品々が収められているそうだ。

 12:30、武田神社を出る。

 

●昇仙峡

 県道104号、県道7号(昇仙峡ライン)を北上、12:55「ほうとう会館」に駐車。昼食に「かぼちゃほうとう鍋」の定食1,100円を食す。

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 すぐそばのロープウェイ乗り場まで歩く。14:00発ロープウェイに乗車。パノラマ台まで片道5分、往復前売券1100円。

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 この辺りの紅葉は、盛りを過ぎていて枯れ木が目立つ。ロープウェイのゴンドラからは、奥秩父の金峰山(きんぷさん、2599m)、瑞牆山(みずがきやま、2230m)、茅ヶ岳(かやがたけ、1704m)が展望できるそうだが、曇ってていて見えず。

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 パノラマ台からの甲府盆地と南アルプス方面の展望。

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 しばらくすると富士山が雲間から顔を出す。

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 甲斐駒ヶ岳(2967m)、鳳凰三山(2840m)、北岳(3193m)など、天気が悪くて見えず。

 パノラマ台から下り臨時便14:50発。

 
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 15:00、昇仙峡の遊歩道を散策。

 昇仙峡は、甲府盆地北側、富士川の支流・荒川上流の渓谷、国指定特別名勝。正式名称は、「御嶽(みたけ)昇仙峡」。

 仙が滝入口から遊歩道を下ると、やがて断層によってできた高さ30mの豪快な「仙娥滝(せんがたき)」が現われる。

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 その昔、数畳の広さの頂上で覚円が修行したと伝えられる昇仙峡の主峰「覚円峰(がくえんぽう)」。

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 大きな花崗岩に囲まれた「石門(いしもん)」は、先端がわずか離れている。

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 「ほうとう会館」の駐車場への帰り道、「円右衛門伝承館」に寄る。水晶の研磨(下の写真の右手に研磨工場)や宝飾品を販売(中央の建物)。

 
 道路沿いには、昇仙峡開拓者の長田円右衛門(おさだ・えんえもん)の碑(写真左手)がある。

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 円右衛門(1795-1856)は、江戸時代後期、甲斐・猪狩(いかり)村の農民。名主で叔父の長田勇右衛門とともに、富士川支流の荒川渓谷沿いの甲府と猪狩村間の道路「御嶽(みたけ)新道」を計画、村人の協力を得て天保5年着工、14年に完成させた。これによって昇仙峡の美しい景観が世に知られることになる。

 上の写真で、左手にある祠(ほこら)には、1612年に昇仙峡で産出された最古の水晶が収められている。

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 16:00県道6号線に戻り、国道140号線から石和温泉へ。石和(いさわ)温泉・大江戸温泉グループ「ホテル新光」(山梨県笛吹市石和町八田97)へ16:50到着。

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 入浴後、17:40~19:00バイキング。 23:00ころ就寝。

 

 「晩秋の甲州路-その2」に続く。
    

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コメント

おはようございます。
10日ぶりのブログ更新をお待ちしていました。

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