高尾山
2014年12月15日(月)、4年半ぶりに「高尾山」に登る。
高尾山は、東京都八王子市にある標高599mの山。東京スカイツリー(634m)が出来て、高尾山の標高とよく比較される。
高尾山は、東京近郊の行楽地として有名で、年間を通して多くの観光客・登山者が訪れる。古くから修験道の霊山とされ、中腹には「高尾山薬王院」がある。
9:40、京王高尾線の終点・高尾山口に到着。友人を待ち合わせ。
ケーブルカーの清滝駅前で弁当を買おうと思ったが、ほとんどの土産屋がまだ開いてない。
10:10、清滝駅前から、6号路コース(3.3Km)で登山開始。
清滝駅左側の舗装道路を 400mほど歩くと人家と東京高尾山病院がある。6号路コースは、その手前を沢に沿って左に入る道があり、山頂の近くまで沢に沿って登る。
まもなく「琵琶滝」が見えてくる。
一般御信徒にも開放されていて、初心者も入滝の作法などの指導もあるという。要予約、有料。
杉林を歩く。紅葉は過ぎているが、所々に黄色に染まったカエデ。ゆるい傾斜が続く登山道で、他の登山客に抜かれながら、のんびりと歩く。
6号号路の最後は長い急な階段で、以前登った時は結構キツかったが、今回はしゃべりなからゆっくり登ったので、楽だった。
頂上近くで、シモバシラの氷柱の華を見つける。
シモバシラはシソ科の多年草で、氷点下になると根から吸い上げた枯れた茎の中の水が凍って、花のような霜柱が出来る。写真で見たことはあったが、実物を見たのは初めて。
氷点下の日が3日続くと、良いシモバシラの花が出来るので、写真を撮りに来るというおじさんがいた。
12時過ぎ、山頂に到着。
いつも天気が悪くて、山頂から富士山が見えなかったが、こんなにはっきり見えたのは初めて。
ただし、山頂から見る富士山は逆光で、富士山を背景に人物写真は撮りにくい。
山頂の茶屋で、うどん、おでん、缶ビールを買って、陽だまりのベンチで昼食。ここで2時間近く過ごしただろうか。午後、陽が傾くと少し寒くなる。
下山は、表参道コース。「薬王院」で参拝。
ケーブルカー高尾山駅の方に向かうが、駅の少し手前で、右手に小さい舗装されてない脇道がある。この登山道は、あまり人が通らない細くて急で荒れた道。登山装備していない観光客には危ない。下って行くとこの道は、6号路の「琵琶滝」の付近に通じていた。
結局、ケーブルカーやリフトを使わず、また6号路の登山口に下りてきた。16:00高尾山口駅に到着。
この日は、紅葉シーズンも終わった平日とあって、観光・登山客はいつもより多くはなかった。
★ ★ ★
京王電鉄は、高尾山口駅の前に2015年春オープンに向け、日帰り温泉施設と駅のリニューアル工事中。施設は鉄骨造りの2階建て、食事処やリラクゼーションコーナーなどを併設するという。
高尾山は、多くの自然の樹木がうっそうと茂っていて、野鳥、昆虫、動物たちが数多く生息している。東京都心から電車で約1時間で行くことができるというアクセスの良さ、登山道がよく整備され、ケーブルカーやリフトなどを使って、気軽に登山できる。夜は、夜景が見えるビアガーデン、ホタルの観察、ムササビの観察なども楽しめるという。
年間の登山者数は約260万人を超え、世界一の登山者数を誇るそうだ。多くの都内の小・中学校が、遠足にも来る。ミシュランガイドで、最高ランクの「三つ星」観光地にも選出されている。
師走の寒い日であったが、良い天気に恵まれたハイキングだった。
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