浅草寺の羽子板市
2014年12月19日(金)、東京・浅草の浅草寺(せんそうじ、台東区浅草2丁目)に久しぶりに行く。ちょうど「羽子板市」が開かれている。
その後、月島・佃島を巡る。
江戸時代の12月17、18日には、正月用品や縁起物を売る店が浅草寺境内に集まり、江戸随一の「歳の市」として人々で賑わった。
現在の「歳の市」は、「羽子板市」としてその形を残している。江戸後期頃から女の子が生まれた家に、縁起物として羽子板を贈る風習ができ、「歳の市」で売られるようになった。
18日は観音さま(浅草寺)のご縁日、12月の18日は「納めの観音ご縁日」で、その前後も含め、12月17~19日に「羽子板市」として境内に数10軒の羽子板の露店が軒を連ねる。
9:40過ぎ最寄り駅から電車で、グループ11人で出発。JR上野駅で乗り換え、銀座線浅草駅下車。11:15頃、浅草寺の入り口「雷門」に着く。
11:30~12:45、浅草寺境内を自由散策。
仲見世通りは、相変わらず人出が多い。東日本大震災以降あまり見かけなかった外国人観光客も、最近はだいぶ多くなっている。
「宝蔵門」の近くに露店が並ぶが、羽子板市の露店ではない。後方に見えるのは、「五重塔」。
宝蔵門を抜け、本堂に向かう。
本堂に参拝。お賽銭を奮発し、家内安全を祈願。
五重塔に近くに、羽子板市の露店が並んでいた。
職人の手作りで、けっこうな値段がするが、値札はついてない。購入者との交渉が成立すると、縁起の良い三本締めが響く。
話題の時事ネタ、人気タレント、アニメなどを題材にした変わり種の羽子板などもある。
浅草駅から都営浅草線で蔵前駅で都営大江戸線に乗り換え、月島駅で下車。
午後2時を過ぎていたが、月島の「西仲通り商店街」、通称「月島もんじゃストリート」(中央区月島1丁目)に行く。約500mあるストリートには、路地裏の店も含めて、全部で80軒以上のもんじゃ店があるそうだ。駅近くの店「風月」に入る。
もんじゃ(焼き)は、小麦粉を主体とした粉もの料理。キャベツや他の具材を混ぜ、鉄板で調理する。お好み焼きに似ているが、小麦粉を溶かす水の量が多く、またソースなどの調味料を一緒に混ぜ込む。
主に東京の下町、埼玉県・群馬県・栃木県の一部に店がある。東京・下町育ちの人に聞くと、昔は子供のおやつのようなもので、下町の駄菓子屋には昭和40年代ころまでは、もんじゃ焼きの鉄板があったそうだ。
サラリーマンや観光客が食べるようになったのは、近年になってからだという。
この店の「海賊もんじゃ」と「風月もんじゃ」(各1,300円)、「いか焼きそば」(1,000円)、生ビール(550円)を注文、3人でシェアする。お好み焼きとは違うので、店の人に鉄板での焼き方を教わる。ソースのせいか、お好み焼きに比べると味はあっさりしている。
佃2丁目から、佃1丁目へ移動。周りが埋め立てられたが、昔佃島があった所。
佃小橋の橋の上から、おなじみの水路に写るマンション。この水路は、すぐそばの隅田川につながる。
おなじみの老舗の佃煮屋「天安」。佃煮を買うため店に入ろうと思ったが、店の中は観光客で満杯であきらめる。
堤防を越え、隅田川の水辺の遊歩道から、勝鬨橋(かちどきばし)を望む。午後3時半ごろだが、陽はだいぶ傾いている。
16:00ころ、月島駅付近でグループは解散。
帰りに、レバーフライの店に寄ってみる。
清澄通りを清澄方面に向かって進み、16:10相生(あいおい)橋の手前の右手に緑の看板「ひさご家 阿部」(佃3丁目)。月島名物「レバーフライ」を売っている。
55年の歴史があり、東京のご当地グルメとしてTV、雑誌などで紹介されているそうだ。薄くスライスした豚レバーにパン粉を付け、菜種油で揚げ、秘伝のタレにくぐらせる。
この時刻ではすでに売り切れていて、午後3時くらいまでに来てくれとのこと。
この後は、銀座駅に移動。
銀座4丁目、数寄屋橋交差点近くの居酒屋「極楽蝶」で、18:00~別グループの忘年会に参加。
本ブログの浅草寺、月島、佃島の関連記事は、以下の通り。
2012年7月 「浅草寺の風景」
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-2c3c.html
2012年7月 「東京スカイツリー」
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-09af.html
2012年7月 「月島周辺の風景」
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-ae36.html
2013年7月 「隅田川水上バスと浅草寺」
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-98b3.html
2013年9月 「月島・佃島と新橋界隈」
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-df2a.html
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