奥武蔵・蕨山
2014年4月27日(日)、奥武蔵の蕨山(わらびやま)に行く。
蕨山は、標高1,044m。奥武蔵の中でも人気の高い山のひとつだが、急登や岩場もあるため楽ではない。山頂からは360度の展望。奥多摩、奥武蔵の山々や、都心の超高層ビル群も望めるという。
埼玉県の飯能市名郷から蕨山の山頂まで、登り2時間半。頂上直下の岩場に危険個所あり。山頂からは、「藤棚山」920m-「大ヨケノ頭」771m-「金毘羅山」660m-「さわらびの湯」まで、下り3時間の予定。
ずいぶん昔の1980年2月に登ったことがあった。その時と同じコース。ただ当時は、1986年完成の名栗湖(有間ダム)や1994年にオープンした「さわらびの湯」は、まだなかった。金毘羅山からは、鳥居神社へと下った。
8:10JR東飯能駅で下車、徒歩で西武鉄道・飯能駅へ。飯能駅8:20着、参加者7名が集合。
すでに駅前のバス停には、多くのハイカーが行列していて、8:30分発の国際興業バス名郷行きのバスは満員。8:38発の臨時便に乗車。
バスは、入間川の上流「名栗川」に沿って進む。乗客のほとんどが、ハイカー。
9:30、名郷バス停で下車。標高約340m。ここから蕨山の山頂まで、標高差は約700m。
付近には、蕨山ハイキングコース案内板やトイレがある。
名郷から見る蕨山(左手奥にある)に続く稜線。(下山後の12:54撮影)
9:35、名郷を出発。名栗川に架かる「蕨入橋」を渡り、林道へと進む。
9:55、 林道終点に着く。正面に堰堤があり、右手の沢を渡ると登山道がスタート。
しばらく行くといきなり岩場とロープがあるが、その後は間伐材を残したままの杉林の中を、単調なジグザグの急坂が続く。
やがて標高約650mの尾根が目前に。
10:35、尾根に上がって10分休憩。この先は視界が開け、登山道はやや緩やかになる。
尾根を進むと、伊豆ヶ岳(標高851m)、古御岳(こみたけ、830m)が左手に見える。
再び急坂が続く。11:05頃、標高780m付近でメンバーの一人が体調が悪く、しばらく休憩。眼下に出発点の名郷が見える。
名郷の集落のズームアップ。
大事を取って蕨山の登頂を中止し、11:15下山することにする。
出発点の名郷バス停に、12:40到着。飯能駅行きのバスは、1時間に1本。13:05、路線バスに乗る。
13:17、名栗湖(有間ダム)の近くにある「さわらびの湯」バス停で下車。
すぐ下を名栗川(入間川)と有間川が合流する。
先に奥に進むと、飯能市営の日帰り天然温泉「さわらびの湯」が見えてきた。有間渓谷に包まれ、中央に塔がある建物は、地元の西川材で造られているという。
入館料800円で、13:30~入浴。室内、露天の浴槽は、さほど広くはない。脱衣所や洗い場も狭くて、入浴客で混雑していた。
ここで生ビールや缶ビールを購入。ここは飲食物持ち込み可。あらかじめ用意したつまみやおにぎりを大広間(休憩室)で広げ、14:00~遅い昼食と打ち上げ。
「さわらびの湯」は、飯能市(旧名栗村、2005年飯能市に編入)の指定管理者「名栗さわらびの湯共同事業体」(Fun Space株式会社、株式会社オーチュー)が管理、運営の代行を行っている。
さわらびの湯バス停15:38発に乗車、16:13東飯能駅で下車。
東飯能駅16:37発の西武池袋線急行・池袋行に乗車して帰路へ。自宅に18:40頃着。
天気も良く汗ばむほどだったが、適度な風もあって心地良かった。GWに入った日曜日とあって、ハイカーも多い。
最初から急登が続いたためかメンバーのアクシデントがあって、途中下山した。今後は無理せず、「ゆとり登山」を心掛けたい。
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 寅さんの柴又を巡るウォーク(2025.01.16)
- 再び渋沢栄一ゆかりの地を巡る(2024.12.26)
- 再び新宿御苑と神宮外苑(2024.12.25)
- 再び紅葉の平林寺(2024.12.08)
- 秋の矢作川上流域(2024.12.07)
コメント