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2013年8月22日 (木)

燧ケ岳-その1

 2013年07月27日(土)~29日(月)、尾瀬沼から燧ケ岳(ひうちがたけ)に登る2泊3日の山行。

 
 8月になって何かと忙しい毎日が続いた。なかなかブログを書く時間がなくて、公開が遅くなってしまった。

 燧ヶ岳(ひうちがたけ)は、山頂は福島県南会津郡檜枝岐村に属する火山で、尾瀬国立公園内にあり、尾瀬ヶ原を挟んで至仏山に相対する尾瀬を代表する山。日本百名山で、東北地方の最高峰の標高2,356m。

 燧ケ岳に登るのは、3回目で15年ぶりくらいだろうか。尾瀬御池(みいけ)から、沼山峠を経て尾瀬沼に下り、その日は「尾瀬沼山荘」に前泊。2日目、長英新道から「燧ケ岳」に登頂、御池へ下りて桧枝岐の民宿泊。3日目は、当初予定の会津若松市中観光を中止し、桧枝岐「駒の湯」で朝風呂の後、直接帰路へ。

 

 ★ ★ ★

 7月27日(土)6:45、自宅を出る。6名はワゴン車1台に同乗。9:12、関越道小出ICで降り、国道352号を走る。

 9:48~10:00、銀山湖(人口湖の奥只見湖)遊覧船銀山平乗り場の待合所で休憩。只見川の上流のこの銀山平では、江戸時代に銀が発見され大いににぎわったという。銀山湖は、昔その名をよく聞いてはいたが、釣りのメッカで、70cmを超えるイワナやサクラマスが釣れることもあるそうだ。湖では、釣り人がレンタルのボートを浮かべている。

 遊覧船は、ダムサイト近くにある奥只見乗り場から、尾瀬口乗り場まで定期便(所要時間40分)が出ていて、尾瀬口乗り場からは、御池・沼山峠へバスがある。

 11:25、尾瀬御池(標高1,513m)に到着し、大駐車場に車を置く。

 「尾瀬御池ロッジ」の隣接する「山の駅 御池」で昼食。牛丼、うどん、そば、カレーなどがある。この御池のロッジと山の駅、沼山峠の山の家は、檜枝岐の村営。

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 この「御地」は、今はないが大昔、池であったそうだ。 

 

 12:25、シャトルバス(会津バス)で御池を出発。シャトルバスは、約20~30分間隔で出ていて沼山峠まで、500円。やがて携帯電話が、通じなくなる。

 12:40、沼山休憩所(標高1,699m)に到着。12:50、オオシラビソの樹林の中に入り、尾瀬沼に向けて出発。

 沼山展望台までは急坂を登る。この辺りは、いつの頃からだろうか、登山道が木製の階段や木道などで、よく整備してある。上りから下りに至る平地の部分が沼山峠だと思うが、標識はない。地図上にある沼山峠展望台(標高1,781m)は、以前来た時もそうだったが、場所を確認できず。わずかに樹間に尾瀬沼が垣間見える場所はあるが、展望台らしくはない。展望台の通過時刻は、後でGPSで確認すると、13:10ころだったようだ。

 ここからは、ずーっと長いゆるやかな木道の下り。やがて平地になって、大江湿原の小渕沢田代分岐で、休憩8分。大江湿原で尾瀬沼に近くなると、ちょうどニッコウキスゲの群落が咲き誇る。

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 小川に魚がいると言って、橋の上から覗き込んでいる。見ると、結構大きな魚が群れていた。ギンブナ、イワナ、カワマス、ハヤなどが尾瀬沼には生息しているらしいが、特定できない。向うに燧ケ岳が見える。

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 雨がバラパラ降ったり、止んだりで、天気は不安定。レインウエアを着る人もいるが、ザックから出すほどもない。14:16、尾瀬沼ビジターセンターに到着。(写真は。翌朝に撮影したもの。)

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 ビジターセンターの中には、燧ケ岳についての解説があった。火口付近には、柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)、俎嵓(まないたぐら、2,346m)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークがある。

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 また燧ケ岳の名前の由来については、火打ち石がとれたという説もあるが、6月頃檜枝岐方面から眺めると、俎嵓の左斜面に鍛冶屋の使う「ひうちばさみ」形の残雪が残るためこの名がついたとされていて、初めて知る。

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 14:40、ビジターセンターを出て、尾瀬沼遊歩道の平地を歩き、15:00、「尾瀬沼山荘」(標高1665m)に到着と同時に、タイミングよく大雨が降り出す。この日の宿泊料は、9,500円、翌日のおにぎり弁当500円(以前、東電小屋では800円だった)を注文して、前払いする。

 大雨のタイミングで、山荘に着くと停電だとのこと。長蔵小屋も停電らしく、ここは、東電小屋のような自家発電ではなく、片品村から電気を引っ張っているそうだ。16:00~3人ずつ入浴。停電が復旧して、山荘の自動販売機で、ちょっと高いが350mlの缶ビール480円で一服。

 夕食17:30~では、生ビール750円で乾杯。夕食は、山小屋のイメージにしては、ちょっと上品な料理。

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 夜の「尾瀬の自然解説」は、何故かなかった。20名ほどのツアー客が宿泊すると山小屋の支配人から聞いていて、うるさくなるかなと思ったが、とうとう来なかった。

 21:00が消灯だが、テレビもなく何もすることもない。明日の装備を整え、英気を養うため、19:30ころにはみんな寝てしまった。

 

 この後は、次のブロブ記事「燧ケ岳-その2」に続く。

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