NHKスタジオパークと東京タワー
2013年07月05日(金)、恒例の日帰りバス旅行は、都内観光。
NHKスタジオパーク、東京タワー、水上バスで隅田川、浅草寺をめぐる。
関東甲信越地方が梅雨明けした前日、7月5日(金)は雨が降りそうで蒸し暑い日、貸切りバスで最寄駅前を午前8時出発。
●NHKスタジオパーク(10:00~11:00)
首都高を経て最初の見学地、渋谷区神南にある「NHKスタジオパーク」に10時到着。
入場料は200円、団体(20名以上)は150円。但し高校生以下・18歳未満・65歳以上は、無料となっている。
昔ここは、単なる見学者用コースだったそうだが、20年近く前から視聴者体験型の施設となった。前回ここに来たのは、大河ドラマで『義経』をやっていた時だったから8年前。あれからずいぶんリニューアルされている。今は、大河ドラマの『八重の桜』とか、朝ドラの『あまちゃん』が展示されている。
順路に従ってめぐるが、「スタジオパークNEWS」というゾーンでは、ニュースのスタジオの模擬体験などができるので、観覧者には面白い。ニュースキャスターの席に座って、ニュース原稿を読んだり、カメラを操作したり自由に楽しむ。
『スタジオパークからこんにちは』の公開放送スタジオは、基本的には以前来た時と変わらないような気がする。
●昼食(11:25~12:25)
六本木にあるビル地下の「阿波尾鶏」の店で昼食。
「阿波尾鶏」は、徳島県の地鶏の軍鶏(しゃも)とブロイラーを交配・改良したブランドで、「阿波踊り」とかけて命名したそうだ。日本三大地鶏は、名古屋コーチン、比内地鶏、薩摩地鶏だが、阿波尾鶏は出荷数、シェアともにこれらの地鶏を抑えてトップを誇るという。
昼食の一品に唐揚げが出た。後で知ったことだが、身が締まって低脂肪で適度な歯ごたえがあるそうだ。確かにいつも食べる唐揚げとは違って、ボリューム感があって、おいしかった。
●東京タワー(12:50~14:10)
次の見学先の港区芝公園の「東京タワー」に向かう。
昨年の日帰り旅行では、開業間もない「東京スカイツリー」に行った。今回は懐かしい「東京タワー」。関東一円にテレビ電波を送るため333mのタワーが開業したのは、1958年(昭和33年)・・・と、今年高校を出たばかりの若いバスガイドが説明する。もう55年も経っているのだ。誰からか、昭和33年は長嶋茂雄がジャイアンツに入団した年なんだという声があがる。
赤と白のツートン・カラーだと思われているが、実はインターナショナルオレンジと白なんです、とガイドの説明。そういえば航空法で定められた色だと思うが、スカイツリーはなぜ青みががった白で良いのか、疑問が残る。
150mの大展望台(820円)、250m(600円)の特別展望台に上がる。東京スカイツリーの鉄骨、設備や規模と比べると、半世紀の違いがよくわかる。確かに東京スカイツリーに比べると、観光客は圧倒的に少ない。
外から見た時も気になっていたが、エレベータの窓から、タワーの鉄骨の間のところどころに青い防護ネットが張られ、足場が組んであるのが間近に見え、ちょっと見苦しい。夜間に、二つの工事が行われているという。地上アナログTV放送終了に伴う放送設備の撤去や改修・補強工事と、5年に1回の塔体全体の塗り直し工事だそうだ。
今日は強風のため、エレベータは減速運転していた。特別展望台では、じっと立っていると、風でゆっくり揺れているのがわかる。
特別展望台から、増上寺、芝公園を望む。
左に六本木ヒルズ、中央に東京ミッドタウン、遠くに新宿高層ビル群。
左から上野・浅草、東京スカイツリー、銀座方面。
大展望台の1階のガラス床から、真下を覘く。左手に工事用の防護ネットが見える。
★ ★ ★
日本はまだ貧しかったが、豊かさに向かっていた半世紀前の昭和30年代。昭和33年(1958年)に東京タワーが完成する。映画『三丁目の夕日』の中で、東京タワーが建設され、完成する時代の様子が描かれていた。
ブログ記事参照:映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」
http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/always-64-3d16.html
修学旅行や東京観光は、かならず東京タワーが代表的な名所だった。そして、昭和37年(1962年)首都高速開通、昭和39年(1964年)に新幹線開業と東京オリンピックが開催され、高度経済成長とともにテレビの時代やモータリゼーションと、繁栄の時代がやってくる。
エッフェル塔は、フランス革命100周年を記念して、1889年のパリ万博のために建造された。過去に解体されようとしたが、現在までの1世紀以上も立ち続けていて、今だにパリの象徴である。パリと違って、東京の高いビルに囲まれた東京タワーは、新しい東京スカイツリーにお株を奪われ、ちょっとかわいそうだ。夜間、ライティングした東京タワーを、ある場所から突然見えた時などは、あまりの美しさに感動する。東京タワーは、日本の繁栄の象徴であり、日本の遺産として、これからも立ち続けるべきだろう。
日帰り旅行は、次のブログ記事「隅田川水上バスと浅草寺」につづく。
« 湯ノ丸山 | トップページ | 隅田川水上バスと浅草寺 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 古墳群と足袋蔵のまち行田(2023.02.02)
- 嵐山渓谷の秋2022(2022.11.29)
- 三渓園と三浦半島(2022.11.28)
- 秋の赤城自然園(2022.11.27)
- 日本スリーデーマーチ2022(2022.11.27)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: NHKスタジオパークと東京タワー:
» ケノーベルからリンクのご案内(2013/07/09 08:53) [ケノーベル エージェント]
渋谷区エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。 [続きを読む]
コメント