甲州桜めぐり
2013年3月31日(日) 身延山ほか甲州(山梨県)の桜名所をめぐる。
天気は曇り、時々小雨が降る。最高気温は、16℃。
早朝6:30頃自宅を出発。最寄駅で貸切りバスに乗り合わせ、中央道へ。上り線の天井板崩落事故で9人が死亡した「笹子トンネル」を抜けると、曇ってはいるが急に空が明るくなる。
中央道を経て中部横断道の増穂ICから国道52号を南下、10:42「身延山久遠寺」(みのぶさん・くおんじ、山梨県身延町)に到着する。日蓮宗総本山の身延山久遠寺の周辺は、「日本さくらの名所100選」に選ばれている。
鎌倉時代、「法華経」をもってすべての人々を救おうとした日蓮聖人は、「法華経を信仰し、全ての邪宗教を無くさなければ国が滅ぶ」と主張して、幕府や他宗派から弾圧を受ける。信者であった甲斐の国の地頭の南部実長の招きにより、1274年5月17日に身延山に入山、読経と門弟たちの教導に終始し、やがて「身延山久遠寺」を開山した。
桜の開花時期から、この辺りは交通規制が行われ、麓の身延町総合文化会館からシャトルバスが臨時運行されている。通常は、そこから久遠寺までは、長い坂道や急な「菩提梯(ぼだいてい)」と呼ぶ287段の石段を登ることになるが、我々は総門内の境内すぐ下にある有料の「せいしん駐車場」に入る。駐車場からは、斜行エレベータ(無料)で境内に上がる。
1985年に再建された立派な久遠寺の本堂。間口32m、奥行51m。一度に2,500人の法要を奉行できるという。
本堂前には、身延山第二祖の佐渡阿闍梨日向上人の700年忌の白木の起立宝塔が設置されている。右は大鐘、奥のほうにしだれ桜が見える。
境内には、樹齢400年を超える有名なしだれ桜が2本ある。例年今頃が見頃だというが、今年は満開が早かったそうで、残念ながらかなり散っていた。
五重塔としだれ桜。こちらもかなり散っていて、枝が目立ってちょっと寂しい。
境内から、急な石段が続く「菩提梯」を見下ろす。聞くところによると、下から見上げるとすごい迫力で、登るにはかなりの体力を使うそうだ。
境内近くにロープウェイ乗り場の久遠寺駅(標高390m)があり、標高1153mの身延山の山頂まで7分で上ることができる(片道680円、往復1,250円)。そこには奥之院「思親閣(ししんかく)」や展望台がある。富士山や南アルプス、富士川が流れる駿河湾、伊豆半島などが眺望できるらしい。ハイキングコースがあって、2時間半くらいで登ることもできるそうだ。
この日の天気では展望は無理と思い、山頂には行かず境内を散策。数人のロープウェイ組は、下から歩いて登って来た200人の信者団体の方たちと、山頂のロープウェイ乗り場「奥之院駅」で大行列に紛れて、予定の集合時刻までに戻れなかった。
身延町は西嶋和紙の名産地で、「なかとみ和紙の里」は、工芸美術の「なかとみ現代工芸美術館」、手漉きが体験できる「漉屋なかとみ」、全国の和紙をとりそろえた「紙屋なかとみ」、四季の味を堪能できる食処「味菜庵」の4施設からなっている。11:50~12:40「味彩庵」で郷土料理の昼食、1,080円。
当初予定の約2,000本の桜がある「大法師公園」(山梨県富士川町)は、時間で都合でパス。
13:10「妙了寺」(みょうりょうじ、山梨県南アルプス市)に到着。小雨が降りはじめる。境内の樹齢100年以上の古木がある。ぼんぼりが設置され、ソメイヨシノ、しだれ桜やエドヒガン桜などが30本、昼だけでなく夜も楽しめそうだ。
白根ICから中部横断道を経由、中央道の勝沼ICから、14:45「慈雲寺」(甲州市塩山)に到着。ここのシダレザクラは、樹齢は約300年を超す県指定天然記念物。枝を四方に垂らした姿から「イトザクラ」の別称があり、見事な満開の花を咲かせていて、いつまでも眺めていても飽きない。
この寺は、明治の作家、「たけくらべ」の樋口一葉ゆかりの寺で、一葉の石像(写真下)や文学碑がある。一葉と直接の関係はないが、両親の生まれ故郷がこの塩山で、樋口家の菩提寺がこの寺だそうだ。一葉の像は、現代風の顔をしていて、五千円札の肖像とはあまり似てない。
お寺からは、南アルプスの山並みが望める。はっきり確認できないが、中央に間ノ岳、北岳、右手に鳳凰三山、左手には聖岳、赤石岳などが見えるという。
国道140号線の「道の駅みとみ」(山梨市三富)で休憩。
秩父を経由して、19:30ごろ自宅着。
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一日で沢山回られましたね。バス旅の撮影も楽しそうですね。
身延山の枝垂れ桜は定番スッポトですが、1枚は抑えときたい写真ですね。
慈雲寺の枝垂れは満開でよかったですね。3枚ともアングルもよく、綺麗に撮れていますね。
贅沢をいえば、王仁塚の一本桜もコースに入っていれば良かったですね。
投稿: Kちゃん | 2013年4月 7日 (日) 11時15分