八丈島-その3
2013年2月24日(日) 「八丈島-その2」の続き。
早朝5:15から自由参加で、汐間海岸での日の出(6:15)撮影の予定。早朝4:50ホテル出発だったが、起きたのは、5:00ごろ。遅れて出発するが、道が分からず6:00ごろホテルに帰る。結局、日の出撮影の参加者は半数程度だった。
ホテル「リードアズーロ」は、1泊朝食付きで5,500円。このホテルは、八丈島東海岸の太平洋に面し、プールもあるおしゃれなリゾートホテル。車で八丈島空港より7分、底土港より7分の静かな場所にある。
リードアズーロ(Lido Azzurro)は、イタリア語で「紺碧(Azzurro)の海(Lido)」の意味だという。
朝、海側から撮影。奥の方に宿泊したアネックス館(別館)が見える。左手にプールがある。
予定していた登龍峠(のぼりょうとうげ)とポットホール散策路は、道路工事中などで変更。三原山へ行くことになる。
(登龍峠は、八丈島屈指の絶景ポイント。ポットホールは、沢の岩の窪みを水が流れるときに、小石が岩を削って穴を広げて出来た不思議な光景。)
●三原山大池・小池
9:10、ホテルを出発。三原山のカルデラの散策路入口に9:45着く。天気は曇ったり晴れたりだったが、風が強くて寒い。少し、ひょうらしきものが降ってきた。
三原山(標高700m)は、八丈富士と異なり噴火の歴史が古く、10万年以上も前に誕生した。写真下は、電波塔などがある三原山の山頂付近。
三原山は、川や滝が多く、一部の杉が植林されているが、土壌が熟成しているので樹木がうっそうと茂る。
散策場所に大池、小池と呼ばれる池があり、約6000年前までカルデラにあった湖の名残だそうだ。
小池(写真下)は水が無く、湿地になっていた。雨が降ると池になるらしい。
大池(写真下)は、人工的な感じがして自然の池に見えなかった。
●裏見ヶ滝
11:33「裏見ヶ滝温泉」の駐車場着。階段を下りると、無料の露店風呂「裏見ヶ滝温泉」がある。混浴のため水着を着用とのこと。地元の人だろうか、1人入りに来た。
周りは、映画「ジュラシックパーク」に出てきそうな、ヘゴシダなど亜熱帯の木々が生い茂っている。
ジャングルのような遊歩道を数分歩くと、滝がある。滝の裏側を歩けるから「裏見」の名がついた。
遊歩道の途中に、玉石が並んだ急傾斜の階段があり、案内板には「為朝神社石宮」とあった。流人の石工が造ったという石の祠がある。1156年、保元の乱で敗れた源為朝は、伊豆大島に流された。八丈島にもいくつもの為朝神社や、為朝の言い伝えがあるそうだ。
●足湯きらめき
太平洋が一望できる中之郷の「足湯きらめき」に12:53着。近くに藍ヶ江港があり、水平線に沈む夕日も見ることができるそうだ。
しばし、靴を脱いで足を漬けると疲れが取れて、体全体が気持ち良い。ここもバイクで通りがかりの地元の女性が休んで行った。
13:33~114:22、居酒屋「むらた」でランチ。テレビ東京「TVチャンピオン}のカレーで有名だという。チキンカレー800円を注文。
椎名誠のサインが、板壁にじか書かれていた。
14:40、レンタカーの給油して植物園に向かう。ガソリン代は、本土よりも30円以上高いリッター当たり180円くらいだった。
●植物公園
14:45~16:25、空港近くにある「都立八丈植物公園」。25haの敷地内には亜熱帯の植物を観察できる。温室にはハイビスカスやブーゲンビリアなどの花木類、観葉植物、果樹類などあわせて100種類以上の植物が展示。
園内のビジターセンターのレクチャールームで、八丈の自然の紹介したビデオを15分ほど鑑賞。
ビジターセンターの隣に温室があった。ハイビスカスやブーゲンビリアなどの花が咲き乱れ、観葉植物、パパイヤ、マンゴー、バナナなどの果樹など、100種類以上の熱帯・亜熱帯植物が展示。
16:30、八丈島空港着、レンタカー返却。17:20発ANA830便のエアバスA320、羽田空港には18:15到着の予定。旅割55で、10,370円。
この日も雲が多かったが天気は晴れ。最高/最低気温は11℃/6℃だから、最高気温は東京区部(8℃/1℃)より暖かかったことになる。しかし昨日よりもさらに西の風が強く、風速が9m/s。飛行機の運行が心配されたが、10分ほど遅れただけで予定通り出発した。
八丈島の水源は、川や地下水が豊富だとのこと。電力は、ジーゼルエンジンの火力発電所と火山島のため地熱発電があるそうだ。風力発電の風車も1基、どこかで目にした。
この時期の八丈島には、アロエの花があちこちに咲いていた。フリージア畑があるそうだが、気が付かなかった。「八丈島フリージアまつり」が、3月20日~4月7日にあるそうなので、まだ咲いてなかったのだろうか。
船中泊を含め2泊3日、関係者の方々に大変お世話になった。特に、ご案内いただいた地元のH先生、教室のK先生、幹事のSさん、レンタカーの運転手役の方に感謝。
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ものみ・ゆさんさん。
八丈島紀行(1~3)楽しく拝読させていただきました。
初めて八丈島に行く人にとっては、観光に歴史にグルメも満載で、資料としてもとても参考になりますね。
また行ったことのある人にとっては、想い出が再びよみがえる貴重な旅行記?です。
Kチャン
投稿: | 2013年3月 6日 (水) 18時33分