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2013年3月17日 (日)

鉄道博物館

 2013年3月15日、さいたま市大宮区にある「鉄道博物館」に行く。
 

 2007年10月14日の鉄道の日に開館、さいたま市の新名所として、鉄道ファンや親子連れに人気がある。かねがね一度は行ってみたいと思っていたが、行きそびれていた。

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 JR東日本の創立20周年記念事業として、2006年5月に老朽化で閉館した「交通博物館」に替わる施設として建設され、公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営。愛称は「鉄博(てっぱく)」。
 建設された場所は、JR旧大宮工場の解体線跡地。「交通博物館」は、千代田区神田に置かれ、秋葉原駅から徒歩3分にあった。

 開館初日は、徹夜組を含む入館者が約9,400人に達し、入場規制を行ったそうだ。2012年10月に開館5周年を迎え、12月には英国国立鉄道博物館と姉妹館提携をしている。

 2012年末で来場者数は560万人を突破、当初の予想を上回るペースだという。入館料は、一般1,000円、小中高生500円、幼児200円。

 

 館内の主な施設を、10時15分~15時半頃までめぐる。

●1階 ヒストリーゾーン

 鉄道創世期から現在までの各時代の蒸気機関車や退役した在来線特急、天皇や皇族が乗る御料客車、新幹線など36両の鉄道車両の実物が展示されている。車両を間近から見たり、車内に入ったりもできる。外部からの引込み線が接続されており、車両の入れ替えが可能だとのこと。

 写真下は、実際に稼動するターンテーブル上のC57形蒸気機関車。

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 上野ー新潟間を運行した在来線特急の「とき」。

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 寝台特急「あさかぜ」は、東京-博多間を運行していた。

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 「あさかぜ」の3段ベットをホームから覗く。マネキンがベットに寝ている。

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 鋼製の客車オハ31形式で、内装はなつかしい木製。

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●2階 鉄道歴史年表

 日本の鉄道史を、長さ約75mの年表にしてある。ここからは、1階のヒストリーゾーンを一望できる(写真下)。

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 2階スペシャルギャラリーでは、第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史」(会期2013年3月9日~6月10日)が開催中。実写図面を基に製作、細部まで忠実に再現された車両模型が展示されていた。
 

●模型鉄道ジオラマ

 
 風景や建物がある横約25m、奥行約8mの模型上に、16番ゲージ鉄道模型を敷設。軌道総延長約1,400mで、最大20編成の車両が走行。16番ゲージのジオラマでは、日本最大級。

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 ジオラマでは、新幹線とSLが並走する。

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●ミニ運転列車

 屋外のパークゾーンにあり、1周約230mの軌道で3人乗りミニ列車。小学生以上なら、信号機に従ってアクセルとブレーキを操作して運転できる。(写真は、屋上から見下ろす)

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●ミニシャトル

 新幹線E2系(「はやて」仕様)の形をした車両で、230mの線路上を往復運行されるミニ列車。こちらは、ミニ運転列車と違って乗るだけ。幼児や小学生向けの遊園地の電車と同じようなもの。

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●3階ビューデッキと屋上のパノラマデッキ

 ビューデッキは、営業運転中の新幹線やニューシャトルを観察することができる休憩スペース。パノラマデッキは、新幹線(写真下)、ニューシャトルと在来線の各線を一望できる地上25mの展望台。

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●その他の館内施設

 このほか、実物そっくりの車両の運転台に座って、前方のスクリーンを見ながら運転シミュレーションが体験できる「シミュレータホール」。蒸気機関車D51形、新幹線200系、山手線205系など5種類の車両がある。これと似たものに、初級・中級・上級コースがある「運転士体験教室」が開かれている。

 また、鉄道車両の動力やブレーキなど、実物の部品を用いた装置などを使い原理やしくみを体験学習ができる「ラーニングホール」などなど、数々の館内施設があった。

 レストランの「日本食堂」で昼食をとる。駅弁屋や、ミュージアムショップ(売店)などもある。

 

 ★ ★ ★

 当館を見て、鉄道にかかわる遺産・資料を保存・調査研究を行う「鉄道博物館」とういうだけでなく、産業史としての「歴史博物館」、鉄道技術について体験学習する「教育博物館」として位置づけられているのは、うなずける。特に、全体の半分のスペースを占めるヒストリーゾーンでの車両展示や解説は、さすがに「鉄道博物館」として貴重な遺産がここにあり、日本の鉄道のあゆみを実感するとともに、今は見られない昔よく乗った車両が懐かしい。

 この種の民間の博物館は、テーマパークや遊園地の要素も含まれていて、国や自治体の施設よりおもしろい。平日で比較的入館者は少なかったようだが、土日曜・祝日や春休みになると、もっと混み合うのだろう。

 

 当館のほか、全国に鉄道資料を展示する博物館・資料館はたくさんある。調べてみると、主な施設は以下のようだった。

  ・JR東日本: 青梅鉄道公園(東京都青梅市)
     (参照) http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-992f.html
  ・東武鉄道: 東武博物館(東京都墨田区)
  ・東京メトロ: 地下鉄博物館(東京都江戸川区)
  ・横浜市電: 横浜市電保存館(横浜市磯子区)
  ・東急電鉄: 電車とバスの博物館(川崎市宮前区)
  ・JR西日本: 梅小路蒸気機関車館(京都市下京区) 2016年春、新たに鉄道博物館が開業予定。 
  ・JR西日本: 交通科学博物館(大阪市港区)
  ・三岐鉄道: 貨物鉄道博物館(三重県四日市)
  ・JR九州: 九州鉄道記念館(北九州市門司区)

 最近では、世界的な模型製作者で収集家の原信太郎氏(93)が、約80年をかけて築いた鉄道模型コレクションを展示する「原鉄道模型博物館」が、昨年7月10日に横浜でオープンしたそうだ。

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コメント

じっくり見学なさったのですね。
私も何回か訪れていますがやはりHOゲージのレイアウトは最高ですね。
いい年をして前列で何回もみています。SLと新幹線が同時に走行するのがたまりません。E6系「Sこまち」も走っているのでしょうか?走っていればすぐにも見に行きたい心境です。
写真より断然楽しい趣味ですよ。
子供の頃はAKBにあった時の交通博物館には休みの度に遊びに行っていました。大人になっても暇あればよく行っていました。
鉄道博物館も大宮でなく、都内にあればちょくちょく行っていると思うのですが、遠方なのでチョット残念です。

>Kちゃん
 コメントありがとうございます。じっくりというほど見学していませんが、模型鉄道ジオラマでは赤いE6系「スーパーこまち」は走ってなかったと思います。
 記事にあるように第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史」が、2階の「スペシャルギャラリー1」で開催されていました。その展示の副題が、「1号機関車から"スーパーこまち"まで」となっていて、ダイヤ改正のデビューにあわせて、見学した翌日の3月16日から、秋田新幹線「スーパーこまち」の模型車両が公開・展示されたようです。

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