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2013年2月12日 (火)

映画「レ・ミゼラブル」

 2013年2月11日(火)、映画「レ・ミゼラブル」を観る。

 映画「レ・ミゼラブル」が、昨年の12月21日から公開されている。1985年の初演以来、世界各国で上演されてきた同作の舞台ミュージカルを映画化。アカデミー監督賞を受賞したトム・フーパーが監督、イギリスの映画会社ワーキング・タイトル社が制作。

 

 2月4日、配給元の東宝東和は、公開7週目で342万人以上の観客を動員、興行収入が41億円を突破したと発表。テレビのニュースで、取り上げられていた。これまで1位だった「オペラ座の怪人」の興収記録40億8400万円を抜き、日本のミュージカル映画での歴代1位になったそうだ。なお、3位は「シカゴ」、4位は「マンマ・ミーア」となる。
 今年の第58回アカデミー賞には、8部門でノミネートされており、受賞の期待が高まっているという。

 昨年末から気になっていたが、この映画も見逃せない。ミュージカル映画を観るのは、2009年の「マンマ・ミーア」以来だから、4年ぶり。

Poster

 

 原作は、フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーが1862年に発表した大河小説で、「レ・ミゼラブル」(Les Misérables)は「悲惨な人々」という意味。格差と貧困にあえぐ民衆が、自由と平等の社会を求めて立ちあがった19世紀のフランスを舞台に、元囚人の男ジャン・バルジャンの波乱万丈の物語。作品は、ナポレオン戦争終結の1815年から、七月革命後の1833年までに相当する18年間が描かれている。

 日本では、「ああ無情」の邦題でも知られている。

 

★ ★ ★

 貧しさからパン1つを盗んだために、19年間もの投獄生活を送ることになった主人公のジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)。1815年、仮釈放されたが生活に行き詰まり、老司教の銀食器を盗む。しかし司教の心優しさに触れ、生まれ変わることを誓う。

 
 マドレーヌと名前を変えて工場主として成功を収め、1819年その人望から市長の座に就く。しかしジャベール警部(ラッセル・クロウ)は、彼が仮釈放中に姿を消したバルジャンではないかと疑い、執拗に追いかける。

 
 1823年、娘を養うため極貧生活を送るファンティーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合う。病弱な彼女は、幼い娘コゼットをバルジャンに託し息を引き取る。ところがある日、自分と間違えられ逮捕された男を救うため自分の正体を明かし、再びジャベール警部に追われることになる。追跡をかわし、コゼットを連れてパリへ逃亡する。

 
 そして、父親としてコゼットに愛を注ぎ、美しい娘(アマンダ・セイフライド)に育てあげる。そんな中で1832年、パリの街角で革命を目指す学生・マリウス(エディ・レッドメイン)たちが蜂起、二人は激動の渦に巻き込まれていくのだった。

 

★ ★ ★

 映画は、ジャン・バルジャンたち多くの囚人たちが、巨大な船をドックに引き揚げる壮大なシーンから始まる。その次のシーンでは、釈放された主人公が飢えに苦しむ・・・と、ストーリーの展開が早い。18年間という時間が、2時間40分の映画に圧縮してある感じで、どんどん話が進んでいく。歌の中で、出来事の経過や心の動きを表現してしまうので、字幕を注意して見てないと筋書きが分からなくなりそうだ。

 「シカゴ」や「マンマ・ミーア」のミュージカル映画に比べ、この「レ・ミゼラブル」はダンスが全くなかった。セリフもほとんどなく、ほとんどが歌唱。ミュージカル映画は、普通は演技と別に歌を録音する口パクだそうだ。歌中心の映画になっているせいか、舞台のように生の歌声を発して、臨場感を高めたそうである。

 飢えで倒れるバルジャン役の俳優は7Kgほど減量、ファンティーヌがロングヘアーを切られるシーンは、女優の髪がカメラの前で実際に切られたり、役作りの迫力もはっきり見える。

 19世紀フランス史を復習してみると、フランス革命以後、共和制になったり王政に戻ったり、政治体制がコロコロ変わっていて頭が混乱してしまう。しかし映画では、当時の民衆の生活や社会情勢が描かれていて、実に興味深い。終盤で、将軍の葬儀をきっかけに学生たちが武装蜂起する出来事は、七月革命をモデルにしているらしいが、史実ではないようだ。

 祝福の一方で悲しい結末には、胸を打たれる。そして、ラストシーンでバリケードの上で「民衆の歌」が響き渡る幻想的なシーンは、希望がわいてくる。

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コメント

みようと思ったのですが少し重たそうなのでやめました。
やっぱりハリウッドのアクションものがすきです。
来週「フライト」&「ラルゴ」をみる予定です。
因みに今年は「ストロベリーナイ」トしかまだめてません。「96時間リベンジ」は残念乍見過ごしました
12年の実績は16回、11年は29回でした。
教室出席の影響ですかね。鑑賞がガッタと減りました。

5期のKちゃん、コメントありがどうございます。

Kちゃんが、映画好きで、ハリウッドのアクションものが好きとは、知りませんでした。
年間鑑賞回数が、29回とか16回とかで、びっくりです。
私も最近観るのが減ってきました。「フライト」は、まだ観ていませんが面白そうですね。
このブログの右サイドバーの「カテゴリー」欄に、「映画・テレビ」の項目がありますので、こちらもクリックすると過去の記事が出てきます。

<ものみ・ゆさん>

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