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2012年12月の6件の投稿

2012年12月15日 (土)

赤城山の冬景色

 2012年12月11日(火)早朝、上州の「赤城山」に行く。

 この日は冬型の天気で、各地で降雪の予報が多い。群馬県では、南部は晴れだが北部は雪の予報が出ていた。

 まだ真っ暗な午前4:00、友人の車に同乗して出発。赤城山に向かう。

 

 ★ ★ ★

 赤城山は群馬県の中央に位置し、カルデラとカルデラ湖を持つ火山。榛名山、妙義山と並んで上毛三山の一つ、日本百名山。

 中央のカルデラの周囲を1,200m~1,800mの外輪山が取り囲む。その外側は、広くて緩やかな裾野をなしている。最高峰は、黒檜山(くろびさん)1,828m。中央部のカルデラ内には、3つの湖沼がある。

 

 ★ ★ ★

 午前6:00、赤城山「鳥居峠」(標高約1,400m)の駐車場に到着。雪は降っていない。いつ降ったのか、数cm積っている。気温は-7℃。

 「鳥居峠」から望む桐生市街の夜景。月は、有明月(この日は月齢27日)。その左下に光るのは、明けの明星か。東の空が茜色に染まり、夜明けはもうすぐ。

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 鳥居峠駐車場で少し時間をつぶし、夜明け直前を待って、「覚満淵」(かくまんぶち)に行く。「覚満淵」は、標高1,360m、周囲800mほどで、カルデラ湖の一部だが高層湿原化している。湿原の向かいには県立赤城高原ビジターセンターと駐車場がある。

 木道に沿って湿原にいくと、水面は全面氷結している。

 日の出は6時半だが、6:39時点ではまだ薄暗く、ここでまで朝日は昇っていない。防寒具を準備しているが、手足の指先がしびれる。写真は、鳥居峠のある南東方向。

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 6:44、赤城山の「駒ヶ岳」(1,685m)の山頂付近の樹氷が、やがて朝日を受けピンク色に染まる。駒ケ岳は外輪山で、黒檜山(くろびさん)に次いで2番目に高い。

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 北の方角を望む。

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 山頂に電波中継局が置かれている「地蔵岳」(1,674m)は、西の方向にあって、朝日を浴びて明るい。

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 北西を望む。この方向には見えないが「大沼」があり、その向こうの外輪山の「薬師岳」(1,528m)などの五輪尾根が見える。

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 駒ケ岳に、朝日が当たり湖面に映り込む。

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 7:35ころ鳥居峠の方向からやっと太陽が昇り、覚満淵に陽が射してきた。

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 次に、「小沼」(こぬま、この)に行く。北西に位置する地蔵岳(1,674m)が、目の前に。

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 駐車場から小沼平に降りると、岸の近くが凍っているが、中央部は静かな水をたたえている。「長七郎山」の火山活動でできた火口湖で、標高1,470m。周囲は1Kmほど。

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 左手は、「小沼」を囲む火口壁の一部である「長七郎山」(1,579m)と「小地蔵岳」(1,574m)がある。朝日が昇っている。

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 反対方向(右手)には、「地蔵岳」。

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 中央部のカルデラ内には、カルデラ湖の「大沼」(おおぬま、おの)がある。この大沼の「小鳥ヶ島」に、「赤城神社」が鎮座している。

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 「赤城神社」は、赤城山と湖の神様「赤城大明神」を祀る。1970年(昭和45年)に地蔵岳の中腹から、この地に遷宮された。このほか、本社を主張している前橋市三夜沢町の「赤城神社」、前橋市二之宮町の「二宮赤城神社」がある。

 しかし群馬県内から関東一円、全国各地に「赤城神社」は多数ある。山岳信仰により自然的に祀られたものと、江戸時代に分祀されたものがあるそうだ。

 

 「大沼」湖畔のキャンプ場に車を止め、湖岸に降りる。

 朝日で湖面が光る。右の「地蔵岳」の左手には、「小地蔵岳」、谷の部分が鳥居峠。

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 「大沼」は、標高1,345mにある周囲4km。キャンプやボート、散策、サイクリング、釣り、スケートなどのレジャーの中心地。例年9月1日~翌年3月31日、ワカサギ釣りが解禁される。全面氷結する1月~3月頃は、朝6時から氷上ワカサギ釣りでにぎあう。

 鳥居峠の左手には覚満淵で見た「駒ケ岳」。

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 駒ケ岳の更に左手には、赤城山最高峰の「黒檜山」(くろびさん、1,828m)。

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 所々に透き通った氷があって、湖底が見える。

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 キャンプ場に戻り、大沼を一周して帰路へ。

 

 ★ ★ ★

 赤城山から前橋市街地に向かう途中、「道の駅ふじみ」の農産物直売所「風ラインふじみ」に立ち寄る。道の駅は、赤城山の中腹を東西に走る国道353号沿いにある。

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 ここには、ほかに日帰り温泉「富士見温泉見晴らしの湯ふれあい館」、ふれあい公園、展望台などの施設があった。

 

 昼食に、国道407号線沿いにある「元祖田舎っぺうどん」熊谷北店(熊谷市代1061)に入る。

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 「元祖田舎っぺうどん」は創業38年で、埼玉県では結構有名な武蔵野うどんチェーン店。熊谷市とその周辺に10店ほどある。

 温かいつけ汁の肉ねぎ汁(もり630円)と名物きんぴら(210円)を食べる。一番少ない「もり」だが、けっこう食べ応えが量だ。

 
 うどんの量は、もりのほか、大盛り、特大盛り(もりの1.5倍)、重ね盛り(もりの2枚分)、1kg(もり+大盛りの量)、2Kg・・・・があった。

 

 13:30ごろ帰宅。山の雪の中を歩いたのは、何年ぶりだろうか。朝早く起きたので眠い。

2012年12月13日 (木)

妻沼聖天山

 2012年12月9日(日)、埼玉県熊谷市妻沼の「妻沼聖天山」(めぬま・しょうでんざん)に行く。

 

 「妻沼聖天山・歓喜院(かんぎいん)」は、日本三大聖天の一つとされ、また「埼玉の小日光」とも言われる。地元では「妻沼聖天」、「聖天さま」などと呼ばれ、古くから縁結びや厄除けの神様としても厚い信仰を集めている。
 

 平安時代末期の武将・斎藤別当実盛(さねもり)は、1179年(治承3年)武蔵国長井庄(現在の熊谷市、旧妻沼町)に大聖歓喜天を奉り、「聖天宮」を開いた。これが、「妻沼聖天山」の始まりだそうだ。

 中世には忍(おし)城主の庇護を受け、近世初頭には徳川家康によって再興されたが、1670年の妻沼の大火で焼失した。
 現存する「聖天堂」(本殿)は、享保から宝暦年間(18世紀半ば)にかけて、妻沼の名工・林兵庫正清(はやしひょうごまさきよ)及び正信らによって再建されたものである。

 

 2003年(平成15年)から7年をかけて、本殿である「歓喜院聖天堂」の修復工事が行われた。2011年(平成23年)6月1日に竣功奉告法会を執行、その日から一般公開が始まった。

 
 2012年9月23日(日)午前8:00~、NHKの番組「小さな旅」で「聖天さまの贈りもの~埼玉県熊谷市妻沼~」と題して放送されたが、その再放送を見た。古刹(こさつ)・妻沼聖天山は今も町の宝として、「聖天さん」に日々の幸せを願う人々の姿を描いてあった。

 
 本殿は、日光東照宮の創建から百年余り後の江戸時代装飾建築の頂点をなす価値の高い建物として、今年7月に国宝の指定された。

 

 ★ ★ ★

 9:00熊谷駅前に集合。車に分乗して「聖天山」に行く途中、国道407号線沿いの「道の駅めぬま」に立ち寄る。

 荻野吟子の像が立つ「道の駅めぬま」の写真は、案内板「熊谷市めぬま観光案内」から引用した。

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 ここの2Fには、女性第1号となった偉人の業績や写真が展示してある。1885年(明治18年)、国家資格の女医1号となった荻野吟子は、1851年(嘉永4年)に現在の熊谷市俵瀬(旧大里郡妻沼町大字俵瀬)に生まれている。女史の生い立ち、書簡や医学書などの資料を展示した「荻野吟子記念館」が、2006年5月その生誕地にオープンしたそうだ。 道の駅に以前には、女史の資料を展示をしてあったが、この記念館に移したとのこと。

 なお、医術開業試験制度がなかった時代の女性医師としては、すでに開業していたシーボルトの娘・楠本イネがいる。

 

 ★ ★ ★

 10:05、県道341号線沿いの「妻沼聖天山」に到着。めぬまガイドボランティア「阿うんの会」 から、1時間半ほど案内してもらう。

 聖天山の正門である「貴惣門」は、国指定の重要文化財である。高さ18mの銅板葺きの八脚門。持国天、多聞天の像を左右に安置。妻沼の林正道により、安政2年(1855年)頃の完成。主要部材に、寄進者の名が刻まれているのが珍しいという。

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 「貴惣門」の精緻な龍の木彫り。白木で、彩色はない。

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 「貴惣門」は屋根を上下二重とし、側面から見ると破風(妻)を3つ重ねた形に特徴がある。

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 「斎藤別当実盛公」の銅像が、平成8年(1996年)に建立された。手鏡を見ながら髪を染めている姿で、スピーカーから尋常小学校唱歌「斎藤実盛」が流れている。こんな唱歌があったのかと驚く。きっと戦前の人たちは、実盛公の遺徳を小学校で習っていたのだろう。

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 斎藤実盛は越前国の出で、武蔵国長井庄(旧妻沼町)を本拠とし、長井別当と呼ばれる。長井庄内の開拓、治水や土地改良に努め、農作物の面倒をよく見て農民から大きな信頼を得ていた。厚い信仰心を持つ実盛は、庄内の平和と戦死した武士の供養、領内の繁栄を願って、上述のように1179年長井庄の総鎮守として「聖天宮」を建立した。

 
 1183年、源平の篠原の戦いで木曽義仲の軍勢と戦い、壮烈な討死をする。享年73歳。出陣前から、戦いの加賀国篠原を最期の地と覚悟し、若々しく戦いたいという思いから白髪を染めた。この戦の悲劇は、後に「平家物語」、「源平盛衰記」、歌舞伎、謡曲など、数多く語り継がれたという。

 

 2番目の門の「中門」(四脚門)は、室町期の建物で、妻沼の大火で焼け残り、1910年(明治43年)の大洪水の痕跡を残している。

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 境内に建つ「平和の塔」。昭和33年(1958年)に、戦没英霊の供養と世界恒久平和を祈願し建立した多宝塔。手前に赤い太鼓橋がある。

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 3番目の門は、1658年(万治元年)の創立の「仁王門」。1891年(明治24年)台風で倒壊、1894年(明治27年)に再建された。門の左右に配置された仁王(金剛力士)像は、口を開けた「あ」形と口を結んだ「うん」形。

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 仁王門をくぐると、本殿の「歓喜院聖天堂」がある。

 本殿は、拝殿、中殿(相の間)、奥殿からなるが、日光東照宮などに見られるように複数棟を一体とした権現造りだそうだ。

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 修復工事により、創建当初の極彩色の彫刻が蘇った。費用が気になるので調べてみると、総工費は13億5千万円。9億6千万円が、国と県と市の補助金、3億5千万円が信徒の寄付だそうだ。

 

 本殿の拝殿正面には、書・琴・囲碁・絵画の透かし彫り。その下は、龍の丸彫り。

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 虎と邪鬼。邪鬼は、木を噛んでいる。

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 拝殿正面を横から見る。屋根の下の梁の部分は、S字状に湾曲した海老虹梁(えびこうりょう)というらしい。

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 拝殿の左にある受付で、拝観料700円を払い入場する。本殿の外周が透塀(玉垣)で囲われていて、その塀の中に入る。なお、本殿の建物内部には入れない。 

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南側の奥殿。色彩豊かで、豪華壮麗な装飾に感動する。

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 南側の大羽目板の彫刻は、陽が当たってまぶしい。鹿を連れた福禄寿や長寿の鶴や亀。

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 龍、麒麟、白象、鳳凰などの架空の動物たちが、屋根を支える。白象の右の一部を塗り残し、未完成であることにしてある。

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 奥殿南側の木階周り。激流に落ちた猿(民衆)を救う鷲(聖天)。左甚五郎作と伝えられている。

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 奥殿の西面にある有名な囲碁彫刻。七福神が対局していて、なんともほほえましい。昨秋に日光東照宮に行った時、陽明門で見た彫刻の中にも、賢人の囲碁対局の図があったのを思い出す。
 

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 「聖天堂」が修復された際、囲碁彫刻がよみがえった縁で、今年5月に囲碁本因坊戦がここ聖天山歓喜院で行われた。

 七福神が囲碁に夢中なので、恵比寿様の鯛や、大黒様の米俵で遊ぶ唐子。

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 布袋様の袋や、大黒様の打出の小槌で遊ぶ唐子。

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 お祭りの様子?

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 唐子の凧揚げ。

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 川遊び。フルチンの唐子もいる。職人の遊び心が見る人の心をなごませるという。

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 奥殿北側の大羽目彫刻。右の図は、琵琶と宝珠を持つ弁天様と吉祥天様。左では、すごろく遊びをしている。邪鬼が、右の二人に手招きしている。平和を象徴している。

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 唐子の獅子舞。獅子の中から顔を出した唐子は、「あかんべー」をしている。

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 唐子の雪だるま遊び。

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 唐子の相撲。

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 上の写真左手の床を支える龍の拡大写真。あちこちに龍の彫刻があるが、一つとして同じ形は無いという。

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 奥殿北側にある大羽目板の滝と鷲。南面にある激流に落ちた猿を救う前の状態の鷲で、滝の前で羽づくろいをしている。

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 同じようなパターンが南面にもあったが、拝殿と奥殿を結ぶ中殿の北面を飾る長命水滝とその下に雷神。写ってないが、その下には唐獅子が描かれている。

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 北側の奥殿と中殿の全景。中殿の唐獅子が見える。

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 南側の入り口に戻って、退場する。 

 

 装飾の素晴らしさもさることながら、ボランティアガイドの豊富な知識と、次々と出てくるよどみない説明に魅了される。聖天山は、妻沼の誇りであり、地元の人たちの愛着が伝わってくる。この日は真冬並みの気温であったが、寒さも時間の経つのも忘れ、一個一個の彫刻の奥の深いうんちくに聞き入った。

 以上、主な彫刻だけをこの記事に載せた。写真がうまく撮れなかったり、聞いた説明を忘れてしまったりして、全部をここに紹介しきれないのが残念。

 

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 聖天山の周辺は、門前町のような商店が並ぶ。12:00頃~「大福茶屋さわた」で休憩。築100年の建物を改装した店で、今年になって開店したという。なお、本店もこの近くの県道341号線沿いにある。

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 昼食に事前に予約してもらった「聖天寿司」のパック(430円)を食べる。1人前でも、結構ボリュームがある。

 聖天寿司は、妻沼の名物の稲荷寿司。細長い形状で200年以上も伝わっていて、巻き寿司とのパックで販売されることが多く、周辺3店舗でそれぞれ製造販売されている。

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 午後、車で熊谷市街地に戻る。14:00~16:00熊谷市立文化センターで、「クリスマスコンサート」と題したチェロ・ヴァイオリン・フルート・ピアノの室内楽コンサート観賞。

 17:00~創作酒房「吉左右」(きっそう)にて忘年会。19:00~「カラオケマック」で二次会。21:00過ぎに解散。

 この日は盛り沢山な行事で忙しかったが、有意義な1日であった。幹事さんに感謝。

2012年12月12日 (水)

葛西臨海公園の夕陽

 2012年12月8日(土) 寒い中を「葛西臨海公園」に撮影に行く。

 前回行ったのは、まだ暑かった3か月前の9/15だった。

 13:00前に入園。13:20まず園内の水族館に入館する。館内は寒くないので、結構子ども連れの家族が多い。

 (写真はダブルクリックすると、拡大表示されます。)

 

 イワシとサメの水槽。

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 大水槽には、子供より大きいマグロが回遊。

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 水族館の写真は、やっぱり難しい。

 

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 15:00、海上にある人工渚に架かる「葛西渚橋」を渡り、前回行かなかった海浜公園「西なぎさ」へ。この時刻、冬の太陽はだいぶ傾いている。

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 「西なぎさ」から渚橋を見る。左手に大観覧車が見える。

 橋を渡ると、海風がまともに吹きつけて、体感温度は急に下がる。

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 対岸の埋め立て地「若洲」方面。風のせいか、波は荒い。

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 北西の江東区方面のビル群。寒いので、人影は少ない。

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 南東にディズニーランドのホテル群。この渚の先にも人工の「東なぎさ」があるが、野鳥など生態保護のため立ち入り禁止で橋はない。

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 北の方角に荒川河口橋が見える。写真右手には東京スカイツリーも。

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  対岸の若洲と中央防波堤に架かる東京ゲートブリッジ。右手に「若洲海浜公園」にある風力発電施設がある。西の空がピンク色に染まり始める。

 「若洲海浜公園」は、昔は東京湾岸のゴミの最終埋立地だった。都の計画により海浜公園として、1990年(平成2年)に整備された。行ったことはないが、ゴルフ場、デイキャンプ施設、自転車ロード 、 ヨット訓練場、海釣りができる人工海岸などあるそうだ。 

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 風車の右手にある若洲のゴルフ練習場と倉庫ビルとの谷間に陽が沈む。

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 16:21、夕陽を浴びた東京ゲートブリッジ。空も橋も茜色に染まる。

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 なお、東京ゲートブリッジは、横から見ると恐竜が向かい合っているような形をしているので、恐竜橋と呼ばれるそうだ。東京港臨海道路の一部で、全長2,618mのトラス橋。水面から橋梁最上部の高さが87.8m、海上を跨ぐ長さは1,618mで、横浜ベイブリッジやレインボーブリッジの約2倍あるという。2012年(平成24年)2月に開通。

 またレインボーブリッジと同様に遊歩道(横浜ベイブリッジの遊歩道は閉鎖)が付いている。通常の開場時間は午前10時~午後5時であるが、年始の開場は1月1日午前6時~、初日の出を見ることができる。

 16:28、日没。海浜公園は閉鎖される時刻とのアナウンスが流れ、急いで渚橋を渡る。

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 海浜公園を出ると、風は止み、寒さも落ち着いた。

 16:45、公園入り口に戻る。大観覧車のシルエット。

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 年始には人工渚からも、東京ディズニーランド方向より昇る初日の出が見られるそうだ。1月1日の午前5時~渚橋を開門。また大観覧車からも初日を見ることができ、大晦日10時~元日8時まで運行されるという。

 17:00ごろ、葛西臨海公園駅から帰路へ。

 

 前回の「葛西臨海公園」の記事は、ここです。

 http://otsukare-sama.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/index.html

 

2012年12月 8日 (土)

映画「のぼうの城」

 2012年12月7日(金)、映画「のぼうの城」を観る。

 和田竜(りょう)のオリジナル脚本「忍ぶの城」が、2003年に新人脚本家のための賞「城戸賞」を受賞。

 その小説化作品「のぼうの城」(小学館)は、2008年上半期の「直木賞」候補作となった。同年、花咲アキラ作画により同名作品が漫画化、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載されている。

 
 2011年11月、映画「のぼうの城」の製作完成。2012年11月2日から全国の映画館で公開された。

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 天下統一を目指す豊臣秀吉(市村正親)は、唯一残った敵である北条を攻めようとしていた。人柄から農民たちに「のぼう様」(でくのぼうの意)と親しまれている城代・成田長親(ながちか、野村萬斎)は、北条方の支城として周囲を沼で囲まれた忍城(おしじょう)を守る。
 2万人の大軍を指揮する石田三成(上地雄輔)は、降伏・開城を迫る。しかし三成の軍使の傲慢な態度に、長親は戦うことを宣言、誰の目にも絶対不利なたった500人の軍勢は、2万の大軍を相手に戦うことになる。

 三成は、忍城を一望する近くの丸墓山古墳(埼玉古墳群)に本陣を置く。近くを流れる利根川を利用した水攻めを行うことを決定、総延長28Kmに及ぶ石田堤を建設した。しかし領民の助けもあり忍城は落城せず、結局は小田原城が先に落城したことにより開城となる。

 豪華キャストは他にも、西村雅彦、平泉成、佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充、榮倉奈々、鈴木保奈美、山田孝之、平岳大、尾野真千子、芦田愛菜、前田吟、中尾明慶、夏八木勲など、多彩。犬童一心と樋口真嗣が、ダブル監督。上映時間2時間半という大作だった。

 

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 忍城は、関東七名城の一つで、埼玉県の旧跡に指定されている。映画を通じて舞台となった行田市と埼玉県は、地域のPRに様々なイベントを開催している。

 埼玉県北部にある行田市は、人口8万数千人。足袋の街として知られている。行田市の古墳公園付近は、万葉集に「さきたま」と記されており、「さいたま」の発祥の地とされる。

 戦国時代1478年頃、地元豪族であった成田一族が、この地を支配し扇谷(おうぎがや)上杉家に属していた忍一族を滅ぼし、忍城を築城したといわれている。扇谷上杉家、北条氏、そして1574年には上杉謙信も忍城を攻略するが、持ちこたえている。

 江戸時代の忍城の忍藩は、松平家や阿部家など、藩主や石高が目まぐるしく変わる。城下町は、中山道裏街道の宿場町として、利根川水運の物流路として繁栄した。また江戸時代後期からは、足袋の産地としても有名になった。

 明治以降、廃城となった城跡は、忍公園として整備された。1988年、行田市郷土博物館が開館、櫓(やぐら)の外観が博物館の一部として復興。ただしその位置や規模は、史実とは異なるそうだ。

 

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 野村萬斎ならではの田楽踊り、狂言を思わせるような仕草など、全体を通じてコミカル。特に成宮寛貴や榮倉奈々の台詞は、現代風にしてある。三国志の「レッドクリフ」のような戦闘シーンもあったり、どこかドタバタ劇のような、これは娯楽映画だ。むしろ上地雄輔が、彼の持つイメージよりもシリアスな演技をしている。
 

 CGを使っているとはいえ、北海道の広大な土地に作った沼に囲まれた忍城のオープンセットと、18トンも貯めた水を一挙に流すという水攻めのシーンは、迫力がある。

 
 この映画は、昨年秋に公開予定だったという。テレビで何度も見た忌まわしいあの3.11の津波と、映画の水攻めで村や田畑を飲み込むシーンが、確かに重なってしまった。一部を削除や変更されたが、公開を自粛して延期したといういきさつがあったようだ。

 
 しかし実際の水攻めは、津波のように一挙に大量の水が押し寄せるのではないと思う。川から引いた水で、徐々に水かさが増してくるのだろうと、思うのだが。

 映画のラストでは、現代の行田市の田園風景、忍城の遺跡や水攻めの石田堤が、写し出される。現在と対比させて、フィクションとはいえ、あらためてあの時代の史実が想起される。

2012年12月 6日 (木)

映画「人生の特等席」

 2012年12月6日(木)、久しぶりの映画、「人生の特等席」を観る。

 昨年観たブラッド・ピット主演の映画「マネーボール」は、オークランド・アスレチックスの実在GM(ゼネラルマネージャー)のデータ重視の野球物語であった。
 「人生の特等席」は、数字で得られないスカウトの目を信じるという「マネーボール」と対極的なテーマで、父と娘の野球人生の絆の話である。

 ハリウッドの名監督、名俳優である主演のクリント・イーストウッドは、家具につまづき、声はぼそぼその「老い」を演じているといっても、すでに82歳だという。70年代に見た映画「ダーティーハリー」に出てきた、格好良い刑事役が懐かしい。

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 大リーグのスカウトマンとして生涯を捧げてきたガス・ロベル(クリント・イーストウッド)は、コンピュータのデータも使えず、老いにより視力は衰え、球団フロントはその能力に疑問を抱き始める。球団はデータ重視に傾いており、あと3カ月後の契約が切れれば、首になりそうである。

 長年離れて暮らしていた一人娘で、必死に勉強して弁護士となってキャリアを積んだミッキー(エイミー・アダムス)は、法律事務所のパートナー(共同経営者)への昇格のチャンスにもかかわらず、父親の友人のアドバイスで、恐らく最後となるスカウトの旅に付き添い、手助けをすることになる。

 女優エイミー・アダムスは、2009年に日本で公開された映画「ダウト〜あるカトリック学校で〜」で、校長役のメリル・ストリープと一緒にシスターとして出演していたのを、後でパンフを見て思い出した。他のキャストに、若手スカウトマンのジョニー役に、ジャスティン・ティンバーレイク 。監督は、イーストウッドからじかに映画制作を学んだという、ロバート・ロレンツ。

 幼い時に母親を亡くし、父親に対するわだかまりを感じていた娘は、やがて旅を通して父親との愛情を取り戻していく。

 

 原題は、"TROUBLE WITH THE CURVE"だが、最初どういう意味かわからなかった。多くのスカウトマンが、有力な高校生選手に強い関心を持っている中、ガスは打音を聞き分け、ミッキーの目を助けを借りて、その選手が「カーブ(変化球)に難あり」と見抜く。つまり、速球に対してはホームランを連発するが、変化球に対しては全くダメな選手なのだ。

 そして、いよいよドラフト会議がはじまる・・・・・。

 

 映画の最後の方で、父親がスカウトマンの席を「三等席」と言うと、娘が「特等席」という台詞が出て来る。そして、それまで弁護士として連絡に使っていた携帯電話をゴミ箱に投げ捨てた時、この映画の主題「人生の特等席」が見えてくる。

 野球が題材になることや、旅先のモーテル、地方の居酒屋の風景は、いかにもアメリカ映画らしい。

2012年12月 2日 (日)

新宿御苑と神宮外苑

 2012年12月1日(土) 紅葉の新宿御苑に行く。晴れ時々曇りの予報だったが、朝から曇り空。

 9時頃に最寄駅を出発、新宿駅から歩いて新宿御苑に10:30頃到着。

 新宿門から入門して、大木戸門の方に歩くと、すぐに紅葉したカエデの並木がある。

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 「丸花壇」の真ん中には、メキシコ原産の巨大な「コウテイ(皇帝)ダリア」が、いちょうの葉を背景に咲いている。 

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 「手向山紅葉(タムケヤマモミジ)」というカエデらしい。葉が細く切り込みがあり、枝が垂れ下がる。

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 新宿御苑は、もともと信濃の高遠藩内藤家の下屋敷があった敷地。 「玉藻池」(写真下)を中心とする日本庭園は、その庭園『玉川園』であった。

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 「玉藻池」のマガモ。

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 「フランス式整形庭園」に行く。

 「アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)」(北アメリカ南部原産)とバラ花壇の真っ赤なバラ。

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 枯れ葉になったプラタナスの並木。

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 「中の池」とカエデ。

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 「桜園地」の付近の枯れ葉の上を歩く。12時前ごろから雨がパラパラ降り出す。

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 「千駄ヶ谷休憩所」付近からの紅葉とNTTドコモビル。

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 「千駄ヶ谷休憩所」付近の「手向山紅葉(タムケヤマモミジ)」。

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 再び「中の池」を眺めながら、橋を渡り「中央休憩所」に向かう。

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 「中央休憩所」に立ち寄った後、「日本庭園」の方に向かうと、「旧御凉亭」(台湾閣)が正面に見える。この建物は、皇太子時代の昭和天皇(1901-1989)の御成婚を記念して、台湾在住邦人から贈られたそうだ。

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 「日本庭園」付近にあるカエデの大木。

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 12:15頃「西休憩所」に入り、いなりと太巻きセットの京樽弁当650円、甘酒300円。

 食事中、にわか雨が降り出し、突風が吹き、枯れ葉が舞う。しばらくすると雨は止むが、急に気温が下がったのか寒い。

 13:00過ぎ、新宿御苑の千駄ヶ谷門を出て、歩いて神宮外苑に向かう。

★ ★ ★

 

 JR千駄ヶ谷駅前を通り過ぎ、国立競技場の青山門の前。

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 神宮外苑のいちょう並木・噴水池の周辺では、「神宮外苑いちょう祭り」が11/17(土)~12/9(日)で開催されている。

 「聖徳記念絵画館」の前では、トヨタ博物館がトヨタ創立75周年記念の「クラシックカーフェスタ」を開催、日欧米のクラシックカー約100台が展示、デモ走行が行われていた。

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 大正12年に植栽されたという有名な「いちょう並木」の歩道は、ものすごい人出。

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 横断歩道から車道の「いちょう並木」と正面の「聖徳記念絵画館」を撮影。

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 噴水池周辺では模擬店が多数並び、賑わっている。こんにゃく煮込み(小)350円、カップ酒300円。

 その後、「聖徳記念絵画館」に入館(500円)。明治天皇・昭憲皇后と、幕末~明治の歴史的光景が描かれた名画80枚が、展示されている。時間の都合で、駆け足で観賞する。

 絵画館前を14:30頃出発、千駄ヶ谷駅から電車で帰路へ。

 

 先々週の「昭和記念公園」に続いて「新宿御苑」と「神宮外苑」と、都内名所の紅葉&黄葉を満喫。秋も深まって、いよいよ今年最後の12月。

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