ならまち
2012年10月28日(日) 奈良市内の「ならまち」を歩く。
奈良の旧市街地は、京都、金沢と並び戦災を免れたため、江戸末期から明治にかけての町家の面影
元興寺の旧境内を中心とする「ならまち」は、平城京の「外京」にあたり、南都と呼ば れた「社寺のまち」からやがて「商業のまち」へと発展した。戦後は、落ち着いた住宅地へと変貌していくが、1979年から昔の活気を取り戻すべく「まちづくり」が始められ、現在は「観光のまち」となっている。
なお、「ならまち」は通称であって、「なら町」や「奈良町」という行政地名はないという。
★ ★ ★
新幹線で京都へ。京都からは近鉄特急で、12:28近鉄奈良駅着。
歩いて宿泊する「旅館江泉」に荷物を置き、14:20~「ならまち」を散策する。
旅館の目の前には、奈良時代に造られた「猿沢池」がある。この池には、「悲恋の采女(うねめ)と衣掛柳(きぬかけやなぎ)」という伝説があるそうだ。
こういった格子の家が多い。町屋は間口が狭く奥が長い「うなぎの寝床」になっている。
酒蔵「春鹿」では、400円でオリジナルグラスを購入すると試飲ができる。
下水のマンホールは、カラーの鹿の絵。
「奈良町資料館」は、私設の資料館。江戸~明治の民具などが展示されていた。入館無料。
資料館の入り口もそうだが、よく軒先に赤いぬいぐるみがぶら下がっている。「庚申(こうしん)さん」のお使いの申(さる)を型どったお守りで、家の中に災難が入ってこないように魔除けとして吊るしている。災いを代わりに受けてくださることから、「身代り申(さる)」と呼ばれているという。
ブロック塀の向こうの住宅にイチョウの大木。「奈良市の保存樹」で、幹周3.2m、高さ10m。
女性に人気の小物雑貨やカフェが多い。
奈良漬の老舗「あしびの郷」のウインドウには、めずらしい奈良漬のサンプルが並ぶ。
重厚な呉服問屋を改装した店舗。この店は、「江戸川ならまち店」で、鰻、大和肉鶏や地場野菜などの料理の店。
約1時間半散策の後、15:50旅館に戻りチェックイン。
18:00から、旅館で開催される団体のOB会に参加する。
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