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2012年11月14日 (水)

奈良公園(東大寺)

 
 2012年10月29日(月) 奈良の春日大社から、東大寺境内に向かう。

 若草山のゲート前から旅館街を通り過ぎた後、手向山(たむけやま)八幡宮の北に、東大寺法華堂(三月堂)がある。手向山八幡宮は創建以来、東大寺に属してその守護神とされてきたが、明治の神仏分離で東大寺から独立している。
 
 
 
●法華堂経庫
 
 法華堂経庫(きょうこ)は、東大寺三月堂(法華堂)の南に建つ。平安時代初期に建てられた正倉院のような校倉造(あぜくらつくり)の倉庫で、国の重要文化財。また法華堂経庫の手前(南側)に立っているのは、御髪塔(十三重石塔)という石塔。
 
 
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●三月堂(法華堂)と二月堂
 右手が三月堂、左手に二月堂。いずれも国宝指定。近くに四月堂という建物もある。
 三月堂は、東大寺に現存する数少ない奈良時代建築の1つで、 国宝に指定。堂内の仏像のうち14体(うち4体は東大寺ミュージアムに移動)も奈良時代の作という。
  

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●二月堂
 3月1日から14日まで、二七ヶ日夜(二週間)の間、二月堂において「修二会(しゅにえ)」の行が行われるので有名。「修二会」は、大仏開眼以来1,250年以上も続いている。「お水取り」とか「お松明(たいまつ)」とも呼ばれ、二月堂本堂に罪障を懺悔する行法で、たいまつが舞台を回る。
 
 
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●二月堂の廊下の石段
 二月堂のお水取は関西で春を呼ぶ行事で、松明が廊下の石階を登っていき、回廊に出てお堂を回る。一般に人もその階段を登って、二月堂のお堂に入ることができる。
 
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●二月堂からの見晴らし
 二月堂から奈良市街方面を見る。左の大屋根は大仏殿。向こうの山が、生駒山。
 
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●鐘楼
 天平時代に建造され、鎌倉時代に再建された。三月堂から大仏殿へ向う途中の「鐘楼ヶ丘」にある。
 巨大な梵鐘(国宝)は、752年に鋳成され、総高3.9m、口径2.7m、重さが26トンもある。
 鐘木は、長さ4.5m、直径30cm、重さ180kg、金具を入れると約200kgもある。除夜の鐘では、一般の方に先着順に8名づつ程の組になって、これに8本の小綱を付けてつくそうだ。
  
 
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●大仏殿
 「奈良の大仏」で知られる東大寺大仏殿を見る。修学旅行生や団体観光客で混みあっている。東大寺の健代は無料だが、大仏殿の拝観料は、500円。
 現在の建物は、江戸中期に再建された3代目。創建時に比べ2/3に縮小されたが、それでも幅57m、奥行き50m、高さ48mあるという。 国宝指定。
 
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 瓦葺屋根の大棟の両端につけられるシャチホコみたいな飾りを「鴟尾(しび)」と言い、火除けのまじないにした。大仏殿の鴟尾は、金色に輝いていて目を引く。
 大仏殿の前庭の両側の溝には、大屋根の鴟尾が落ち葉の散る水面に写る。鴟尾と鴟尾の間隔が、参道の幅と同じだとガイドが言う。
 
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●八角灯籠
 大仏殿の正面入り口には、国宝に指定されている銅灯籠「金銅八角灯籠」がある。大仏開眼とほぼ同時期に制作された。高さは約4.6m、現在わが国に残る銅灯籠で、最大最古のもので、天平時代の面影を今に伝える貴重な文化財。音声菩薩(おんじょうぼさつ)という天女像のレリーフが、一つおきに4つの面に施されている。
 
 
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●盧舎那仏像
 東大寺大仏殿(金堂)の本尊である大仏。高さ15mで、正式には東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)。
 
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 聖武天皇の発願で天平17年(745年)に制作開始、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会が行われた。創建当時の大仏と大仏殿の建造費は、現在の価格にすると約5000億円と言われている。大仏と大仏殿はその後2回焼失して、その都度再興された。国宝指定。
 
●菩薩坐像と観音坐像
 大仏の左右に安置される像は、木造の虚空蔵菩薩坐像(写真左)と如意輪観音坐像(右)で、重文指定。江戸時代の代表的な仏教彫刻。
  

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●四天王
 堂内の北西と北東の隅には四天王のうちの広目天像(写真左)と多聞天像(右)を安置されている。これらも江戸時代の像で、四天王のうちの持国天と増長天は未完成で、頭部のみが大仏殿内に置かれていた。

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●仁王像
 大仏殿の正門にあたる「南大門」を通る。南大門におさめられた金剛力士像の二体は、運慶・快慶らによって、1203年に完成・開眼された。 門に向かって左側(写真左)が口を開いた阿形(あぎょう)像と、右側(写真右)が口を結んだ吽形(うんぎょう)像。国宝指定。
 
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●正倉院展
 奈良国立博物館で「第64回正倉院展」が開催されていた。毎年秋に正倉院の宝物が出展されるが、相変わらずの混雑で、大変な人のようだ。昨日行こうとした友人は、入れなかったという。
 
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●三笠山
 東大寺を抜けると、ガイドの説明で、正面手前の山が「三笠山」だという。
 
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 春日大社の背後にそびえる標高283mの「御蓋(みかさ)山」は、笠を伏せたような形から「三笠山」ともいい、春日山の一峰で春日大社の神域をなす。
 百人一首、阿部仲麻呂の歌「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(古今集)は、よく知られている。
 北隣にあり、山焼きで有名な「若草山」も「三笠山」と通称するので、混同していた。
 
 
 
 奈良公園は、あちこちに鹿の糞が落ちていて、団体観光客がこれを、「チョコボールに注意」と叫んでいたので、思わず笑ってしまう。
  
 
 ここまでで12:30で、散策を始めてから3時間半が経っている。このあと、阿修羅像で有名な「興福寺」を見学する予定だった、時間が無くなったので残念ながらオミットした。
 
 
★ ★ ★
 
 予約してある近鉄奈良駅から徒歩3分の「味亭・山崎屋」の2Fで昼食。
 荷物を取りに旅館に戻り、近鉄奈良駅へ。この後「大台ケ原」に行く同行の6人と一緒に、14:16発の近鉄奈良線急行に乗車、大和上市駅に向かう。

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