奈良公園(春日大社)
2012年10月29日(月) 奈良公園の春日大社、東大寺、興福寺を散策。
宿泊の「旅館江泉」で7:00起床、7:30~朝食、8:55出発。ボランティアガイドの案内で、春日大社、東大寺など奈良公園をめぐる。予定した阿修羅像のある興福寺は、残念ながら時間不足でオミットした。
一の鳥居から、春日大社へまっすぐな長い参道を歩く。反対の西の方向を見れば、まっすぐな「三条通り」がJR奈良駅へ続いていて、奈良の主要な商店街であり、平城京・三条大路の面影を伝える都大路である。
春日大社は、さすがに全国約数千社ある春日神社の総本山、規模が大きく、荘厳な雰囲気が漂う。昔、確かにここに一度は来たはずだが、思い出せない。
平城京に遷都された710年、遠く常陸の国の「鹿島神」を平城京の守りとして、春日の「御蓋山」(三笠山・みかさやま)に遷して祀り、「春日神」と称したのに始まると伝えられる。藤原氏とともに繁栄し、藤原氏の氏神で、皇族、庶民にも信仰された。
●ムクロジ
ムクロジの大木の幹から竹が生えていて、びっくり。大木は空洞になっていて、その中を竹が伸びたそうだ。幹周4.58m、樹高15.5m。奈良国立博物館から春日大社表参道へ出たら、すぐに左に見える。

ムクロジは、中部地方以西の山野に自生しており、春日山にも多く生えているという。
●萬葉植物園
一の鳥居から1.3Kmの参道の途中にある。万葉歌に詠まれている約300種の植物が栽培されているそうだ。
●萬葉植物園
一の鳥居から1.3Kmの参道の途中にある。万葉歌に詠まれている約300種の植物が栽培されているそうだ。
参道には古い石灯篭が多数並ぶ。こんな数は見たことはない。春日大社には、石灯籠約2000基、釣灯籠約1000基の合計約3000基あり、日本一の数を誇るそうだ。
苔に覆われたり、磨滅・劣化した石は、長い時代を感じさせる。宝物殿には、重要文化財に指定された石灯篭も展示されているそうだ。
●神拝所
赤い「南門」をくぐると正面に「神拝所」がある。「神拝所」は重要文化財の「幣殿」と「舞殿」が一棟になった建物。奥にある「本殿」を参拝する場所であり、ここから参拝する場合は特に参拝料は不要。屋根の上に、御神木が見える。
●神拝所
赤い「南門」をくぐると正面に「神拝所」がある。「神拝所」は重要文化財の「幣殿」と「舞殿」が一棟になった建物。奥にある「本殿」を参拝する場所であり、ここから参拝する場合は特に参拝料は不要。屋根の上に、御神木が見える。

●釣灯篭
節分とお盆には、すべての石灯籠と釣灯篭に火が入れられ、境内は幻想的な雰囲気に包まれるという。
春日大社の広大な境内には。多数の摂社、末社がある。水谷神社へ北へ向かう参道沿いに、総宮神社と一言主神社、さらに参道を行くと川沿いに摂社・水谷神社がある。ここから若草山のゲートへと向かう。
●若草山の南入山ゲート
10:20、若草山の南入山ゲート前を通過する。
若草山は、山全体が芝生に覆われていて、あちこちに鹿がいる。標高342m、三つの山が重なるようにみえるため三笠山とも言われている。
若草山は、ハイキングコースになっていて、桜、ススキ、紅葉など四季折々の自然や古都奈良を見晴らし、夜景が楽しめるという。また有名な山焼は、毎年1月第4土曜日に行われる新年の祭礼である。
このあと、東大寺の境内に向かう。次回のブログ記事に続く。
« ならまち | トップページ | 奈良公園(東大寺) »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 古墳群と足袋蔵のまち行田(2023.02.02)
- 嵐山渓谷の秋2022(2022.11.29)
- 三渓園と三浦半島(2022.11.28)
- 秋の赤城自然園(2022.11.27)
- 日本スリーデーマーチ2022(2022.11.27)
« ならまち | トップページ | 奈良公園(東大寺) »
コメント