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2012年11月の10件の投稿

2012年11月21日 (水)

昭和記念公園

 2012年11月17日(土) 紅葉の「国営昭和記念公園」(東京都立川市・昭島市)に行く。

 昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年記念事業として、1983年(昭和58年)10月に開園。戦後米軍が、旧陸軍施設を接収した立川基地の跡地。11/10(土)から「黄葉&紅葉まつり」が始まり、イチョウの黄葉とモミジの紅葉がちょうど見頃。

 

 10:00、JR青梅線西立川駅に到着、駅を出るとすぐ目の前に、昭和記念公園の西立川口がある。入園料400円。 

 「水鳥の池」のそばを通り「いちょう橋」を渡ると、「うんどう広場」のイチョウ並木。

 開園以前からあった樹高20m程の大木が並び、黄葉のトンネルと黄金色のじゅうたんとなって、300mも続く。

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 イチョウ並木から15分歩いて、「日本庭園」に行く。

 ここでは、モミジ類が約300本植栽され、池を中心に一周できる。

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 13:00ごろ~昼食。「みんなの原っぱ」の東側にある中央売店で、焼きうどん400円。

 広大な「みんなの原っぱ」にあるケヤキの大木(写真下)は、公園のシンボルとなっている。

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 再び「日本庭園」へ戻り、池の周りをめぐる。

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 今日は、朝から曇りで午後から雨という予報だった。午後になってもしばらく降らなかったが、15:40ごろになって降り始め、だんだん本格な雨になった。

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 16:00、急ぎ足で出門、西立川駅へ。18:10自宅着。

2012年11月19日 (月)

スパリゾート・ハワイアンズ

 2012年11月12日(月)~13日(火)の1泊2日で、福島県の「スパリゾート・ハワイアンズ」へ行く。

 
  
 スパリゾート・ハワイアンズは、いわき市にある温泉を利用したテーマパーク、ホテル、ゴルフ場などから構成される常磐興産株式会社が運営する大型リゾート・レジャー施設。

 

 ★ ★ ★

 
 1950年後半からのエネルギー構造不況により、常磐炭鉱は人員整理が始まる。炭鉱労働者やその家族の雇用創出と新たな分野を求めて、新規事業が計画された。
 炭鉱の地下から湧き出る豊富な温泉水を利用して、ハワイ旅行が庶民の高値の花であった時代、「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」の建設を進める。

 炭鉱閉山とハワイアンセンターの誕生は、蒼井優や南海キャンディーズしずちゃんが出演した映画『フラガール』(2006年9月公開)に詳しい。1966年(昭和41年)にオープン、高度経済成長やバブル景気で入場者が増加する。1990年の25周年には「スパリゾート・ハワイアンズ」に改称し、リニューアルした。
 その後円高でハワイ旅行が普及すると入場者は伸び悩むが、映画『フラガール』の公開を機に過去最高の年間160万人超を達成した。

 
 2011年の3.11東日本大震災では、津波被害はなかったが、地震や原発事故の影響で長期休館を余儀なくされた。フラガールたちが、被災者支援の一環として、避難所のほか全国各地を公演に廻ったのは記憶に新しい。

 
   

  
 ★ ★ ★

 
 
 11/12(月)9:30、最寄り駅前に集合。9:40、総勢10人は乗用車2台に分乗して出発。東北道、北関東道を経て常磐道へ。途中の佐野SA、日立中央PAで休憩。

 
 北茨城ICで降り、国道6号線海岸沿いに「二ツ島」という岩場の一つが見えるレストラン(北茨城市磯原町)に13:00ごろ入る。昼食に、本カレーの煮付け定食980円。近くには、野口雨情の記念館や生家の案内標識があった。

 14:17、五浦岬公園から「六角堂」を観る。 東京美術学校の校長、後に日本美術院を創設した岡倉天心が設計し、ここで瞑想にふけたり、釣りをしたりした。低気圧の影響で海は荒れている。

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 15:30、塩屋崎灯台は、美空ひばりの歌「みだれ髪」(作詞:星野哲郎、作曲:船村徹)の記念歌碑がある。。

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 映画『喜びも悲しみも幾歳月』は、当時の塩屋崎灯台長夫人の手記から原案を得た内容で、この灯台がロケで使われた。佐田啓二と高峰秀子の映画と、若山彰が歌った同名の主題歌は、当時大ヒットした。

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 15:43、東日本大震災で、いわき市最多の犠牲者が出たという薄磯地区の津波跡地に行く。住宅は、基礎のみを残している。亡くなった人たちのご冥福と復興を祈る。当地区の豊間中学校は、津波の被害を受け、体育館は破壊、校庭には瓦礫が積み上げられていた(写真下)。現在も、近隣の中学校を間借して勉強しているそうだ。

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 16:30、「スパリゾート・ハワイアンズ」の敷地にある「ホテルハワイアンズ」に到着。

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 8F客室の2室に分散して入室。なお、ホテルはメインの「ホテルハワイアンズ」のほか、 新ホテル「モノリスタワー」などいくつかの宿泊施設があるそうだ。

 大浴場は、6Fにある。温泉は、常磐炭鉱跡地の鉱底をボーリングして開発され「いわき湯本温泉」が引かれているという。

 17:40~夕食は、3Fのバイキング会場「クイーン」で。

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 フラダンスショーのあるビーチシアターに20:00入場、有料予約のSS席に着席。大きな体育館かドームのようなこの建物には、椰子の木で覆われたトロピカルな温水プールやスライダーがある「ウオーターパーク」もある。暖房されていて、じーっとしていても暑い。

 
 20:30開演、サモアの火の踊りから、ハワイの華やかなフラダンス、激しい動きのタヒチアンダンスまで、約1時間を楽しむ。

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 終了後SS席客は、ダンサーと写真撮影。フラガールは全部で30数人、火の踊りの男性ダンサーは、4人ほどいるらしい。

 
 

 21:30~露天風呂「江戸情話与市」に入る。江戸時代の雰囲気がある世界最大の大露天風呂で、ギネスに認定されたそうだ。お湯につかって、フラガールが踊る影絵ショーを見る。

 24:30頃就寝。

 

 ★ ★ ★

 11/13(火)6:00起床。入浴後、7:30頃~朝食のバイキング。9:00、チェックアウト。

 9:50、小名浜港の「いわき・ら・ら・ミュウ」に行く。小名浜港で水揚げした魚介類市場やレストラン、土産コーナーなど、いわき市の観光物産センター。ここも津波被害を受け、復旧してリニューアルしたそうだ。

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 Sさんが、まぐろの刺身10パックを格安でまとめ買いし、後でみんなでシェアした。

 「いわき・ら・ら・ミュウ」や環境水族館「アクアマリンふくしま」(写真下)などは、「アクアマリンパーク」と呼ばれる小名浜港の「観光エリアとなっている。

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 また小名浜港には、ヨットハーバー、釣り専用埠頭、潮干狩り、海水浴場、海浜公園等の「いわきサンマリーナ」という海のレジャー施設のエリアもあるそうだ。

 

 常磐道から国道6号線を走り、東海村の原子力関係施設の前を通る。

 

 12:19ひたちなか市の「那珂湊港」へ着く。新鮮な魚介類の量販店街の観光市場は観光客で賑わう。海鮮料理や回転すしの食事処が多数。ここから「大洗水族館」の建物も近くに見えた。

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 昼食は、「森田水産」の海鮮売り場の2Fの食事処で。3種の海鮮が乗った三色丼1,570円。

 

 ひたちなかICから帰路、北関東道~常磐道~外環道へ。途中の守谷SA、三芳SAで休憩。もう一方のグループの車は帰路を間違え、往路と逆順に北関東道~東北道・・・へ。

 16:00出発地点の駅前に到着。しばらく待って、もう一台と無事合流。

 

 今回の茨木・福島の旅行を企画してくれた幹事のFさんと、運転手の二人に感謝。

2012年11月18日 (日)

鬼怒川温泉

 2012年11月7日(水)~8(木)  1泊2日の研修旅行に参加。鬼怒川温泉へ行く。

 鬼怒川温泉は、栃木県日光市の鬼怒川上流域にある温泉で、かつては東京の西の箱根・熱海に対し、東の温泉代表であった。割高な宿泊料金というイメージだったように思う。

 しかしバブル崩壊後、鬼怒川温泉も熱海や別府と同様に不振に陥った。廃業した大型ホテルや大型旅館もいくつかあったという。近年、リーズナブルな料金設定になっていると聞く。最近は、東京スカイツリーと鬼怒川温泉宿泊がセットになったツアーなどもあるようだ。
    

 ★ ★ ★

 
 11/07(水) 貸切りバスに乗り込み、9:00出発。

 10:45、群馬県前橋市の「赤城フーズ」を見学。明治26年創業の漬物会社で、カリカリ梅などを製造している。群馬県は、全国2位の梅の生産県だそうだ。

 赤城漬物工業は、平成5年(1993年)に創業100周年を迎え、赤城フーズに商号を変更しているが、工場の門柱の表札は、古いままだった。

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 群馬県みどり市に入り、利根川支流である渡良瀬川のダム湖「草木湖」に到着。12:30、道の駅「草木ドライブイン」で昼食。富弘美術館はすぐそばにある。

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 13:20、「富弘美術館」に入館(500円)。星野富弘氏は、中学校教諭でクラブ活動の指導中、頸髄を損傷し手足の自由を失う。口に筆をくわえて書き始めた水彩画・詩画が、多数展示されている。草木湖と山々の紅葉も楽しむ。

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 日光市に入り、15:30「片山酒造」、6代目蔵元の案内で古い酒蔵の「片山酒造」を見学。日光の名水仕込み、日光地酒のこだわりなどの話を聞く。

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 16:40、夕暮れになった「鬼怒楯岩大吊橋」を渡り、揺れて足元がすくむ橋上から鬼怒川の清流を見下ろす。

 

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 鬼怒楯岩大吊橋は、鬼怒川温泉の新名所で、2009年(平成21年)7月に完成した長さ140mの歩道専用の吊橋。時間の都合で、対岸まで行かず戻って来たが、橋を渡ると遊歩道が続き、70mを超える大岩の楯岩まで伸びている。その頂上にある楯岩展望台からは、温泉街が一望できるらしい。

 17:00「きぬ川ホテル三日月」に到着し、入浴。温泉の大浴場はかなり広い。黄金風呂と銀風呂もあった。

 「きぬ川ホテル三日月」は、「ゆったり、たっぷり、の~んびり」で知られる、全国に数か所ある「ホテル三日月」グループのホテルの一つ。「鬼怒川ホテルニュー岡部」を譲り受け、2009年9月にオープンした。

 18:00~懇親会、24:00就寝。 

 ★ ★ ★

 

 11/08(木) 6:20起床。入浴後、バイキングの朝食。9:00にホテルを出発。

 日光市の国道121号線沿いにある、おみやげ屋に寄る。9:20~「鬼怒川お菓子の城」。

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 9:40~「日光ろばたづけ」鬼怒川店。

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 10:10~名水の郷「日光おかき工房」。

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 11:20~宇都宮インターそばの「宇都宮餃子館」で、薬膳粥と餃子セットの昼食。

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 予定より30分早く、14:30出発地に到着。

 

 この日は、秋の日差しが心地よい天気で、紅葉を楽しみ、普段顔を合わせない人達とも親睦を深めた。

2012年11月17日 (土)

日本スリーデーマーチ

‎ 2012年11月3日(土)~4(日) 第35回記念大会 「日本スリーデーマーチ」の2日目と3日目に参加。

 埼玉県東松山市とその周辺を、2日間に渡って歩いた。

 

 「日本スリーデーマーチ」は、毎年11月の文化の日の前後の3日間、埼玉県東松山市を中心に開催される。主催は、埼玉県、東松山市、朝日新聞社、日本ウォーキング協会。

 
 1978年(昭和53年)から始まった国内最大のウオーキングの国際祭典で、世界各国、全国各地からウオーカーが、3日間で延べ約10万人が参加する。

 
 自分の体力にあわせて、5km~50kmの各コースを選び、歩くだけでなく参加者や市民の交流の場でもある。屋台が出たり、踊りや演奏、展示、市内パレードなど、市をあげてのお祭りにある。地元の小中学校は、これに子供に参加をさせるため、休校になるくらいだ。

 

 ★ ★ ★

 2012/11/3(土) 大会2日目 吉見百穴・森林公園ルート 20Kmコースを歩く。
 

 9:00 東松山駅東口を出発、吉見町の吉見百穴へ向かう。

 11:05 東松山市野田付近の田園地帯を行く。

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 11:35 東松山市大谷の「東松山カントリークラブ」付近を行く。

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 東松山市大谷の「あかつき園」で昼食後、滑川町にある「国営武蔵丘陵森林公園」の中央口から入り、南口に抜ける
。この日、森林公園の入園料は無料。

 14:00 森林公園の林の中を歩く。

 
  
  

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 15:30、ゴールの中央会場(東松山市立松山第一小学校の校庭)に到着。

 16:00~18:00 やきとり屋で打ち上げ。歩いた後の生ビールとやきとりは、うまい。

 

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 2012/11/4(日) 大会3日目 都幾川・千年谷公園ルートの10Kmコースを歩く。

 
 9:30 東松山市立松山中学校前に集合、9:45出発。東松山市下唐子方面に向かう。

 東松山市下唐子の「唐子中央公園」で昼食後、12:25石橋付近の田園地帯を歩く。

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 12:30 石橋付近の田園地帯を歩く。

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 13:30、パレードに参加。

 14:10、東松山市内の繁華街をパレード。

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 14:15ゴールの中央会場(東松山市立松山第一小学校の校庭)に到着。

 

 ★ ★ ★

 今年の大会3日間の延べ参加者数は、過去最多の12万人余りだったそうだ。天気も良くて、のどかな郊外の田園風景の中を歩くのは、気持ちが良い。

 毎年、コースが少しずつ変わっているが、ボランティアのスタッフが要所に立っていて、案内してくれる。そのほか、交通整理やお茶のサービスなど、参加者以外に大勢のボランティアが大会を支えていた。昨年の大震災や原発事故の影響か、外国人参加者が、以前ほどはないような気がする。

飛鳥路

 2012年11月1日木) 奈良県明日香村の「飛鳥路」を自転車で巡る。

 史跡や古刹(こさつ)の残る万葉の里「飛鳥」。ここは古代、都が置かれていた。秋の田園風景の中、のんびり、きままに半日ほどサイクリングでめぐる。

 前泊の橿原ロイヤルホテルで、7:00起床、7:30朝食。9:00チェックアウト。

 橿原神宮前駅を9:30発の吉野行きに、同行者3人と乗車。飛鳥駅に9:34着。駅前の「明日香レンタサイクル」に行く。自転車は、電動、マウンテンバイクなども置いてあったが、みんなママチャリにする。レンタル1日900円+乗り捨て料200円。

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 コースの説明を受け、10:00自転車で出発。

 10:10「猿石(さるいし)」に到着。猿石は、「欽明天皇陵」と隣接する「吉備姫王墓」内にある4体の奇石(写真)。吉備姫王は欽明天皇の孫で、皇極天皇、孝徳天皇の母、天智・天武天皇の祖母である。

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 登り坂にある「鬼の雪隠(せっちん)」と「鬼の俎板(まないた)」に行く。ギアなしの自転車は、坂道では結構きつい。10:20到着。昔、鬼が俎板(写真右)で旅人を調理し、雪隠(左)で用を足したと伝説がある。これもなぜか宮内庁が管理している。

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 ここから先は、「亀石」の案内標識があるが、ちょっと行き過ぎたので戻って、壁画で有名な「高松塚古墳」へ行く。国土交通省で整備された広大な「国営飛鳥歴史公園高松塚古墳地区」の中にあるのだが、駐輪場に自転車を置いてからうろうろする。11:00高松塚古墳を見つける。

 壁画発見時やカビによる劣化で大騒ぎになった古墳も、今ではきれいに整備してある。近くの「高松塚壁画館」に入館(入館料250円)し、壁画の模写や石室のレプリカの展示を見学。

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 再び坂を自転車で登る。急坂では自転車を押して行くことに。11:58「亀石」に到着。昔から亀石として親しまれている亀の形をした石造物。言い伝えの物語はあるが、いつ何のために造られたかは、不明だという。

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 12:09「橘寺」が田園風景の中に現れる。聖徳太子ゆかりの風情豊かな古刹。室町時代に作られた聖徳太子座像は重文。不思議な石造仏「二面石」があるそうだ。時間の都合で遠くから寺の外観だけ見て、拝観はスキップ。

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 この寺の前から三輪山の眺めが良い。中央の三輪山が頭部に、右の巻向山、左の龍王山を両翼に、さながら大鳥が飛んでいるように見えるという。

 
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 12:34「石舞台古墳」に到着。巨石を積んだ横穴式の日本最大級石室。蘇我馬子の墓とされる。(入場料250円)

 写真は、石舞台古墳の外観(写真左)と内部(右)。

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 12:45~「夢市茶屋」で昼食。夢市茶屋は、石舞台古墳西隣にある物産・土産店の「明日香の夢市」(写真)の2Fにある食事処。

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 夢市茶屋の古代米御膳(写真左)1,050円、黒米カレー(右)840円。

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 13:52竹林の中にある「酒船石遺跡」を見る。酒を造る道具、あるいは薬などを造るための道具とも言われ諸説あるが定かではない。

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 酒船石遺跡のすぐ近くに「亀形石造物」があるが、入場料300円なので入場しなかった。

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 昔読んだ松本清張の推理小説「火の路(みち)」では、飛鳥の謎の石造物は古代イラン(ベルシァ)のゾロアスター教と関連があるとの話が出てきた。


 14:05「飛鳥寺」に行く。日本最古の仏像が鎮座する飛鳥寺は見逃せない。蘇我氏の氏寺だった。拝観料350円。ちょうど修学旅行のバスが来ていて、混みあっていた。

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 本尊は「飛鳥大仏」と呼ばれる釈迦如来(写真右)。「飛鳥寺」で日本最古の仏像「飛鳥大仏」を拝観。左の写真は、大仏の左側に安置された聖徳太子像。

 飛鳥大仏は、国宝でなく重要文化財だそうだ。過去二度の火災により、顔の一部や左耳、右手指3本だけが残り、そのほかは後世に補修されているためらしい。

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 この先に「甘樫丘(あまかしのおか)」という丘陵の国営公園があり、大和三山(畝傍山、天の香具山、耳成山)が一望できるそうだが、時間の関係でオミットする。

 

 
 
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 自転車で約30分ほどかけて、橿原神宮前駅に向かう。橿原ロイヤルホテルそばを通り、線路下のトンネルを抜けて、駅の西口側に出て、15:12「橿原神宮」に到着。

 まず鳥居の大きさ、表参道の広さと長さ、境内の広さに圧倒される。創建は明治23年で、比較的新しい。祭神である神武天皇が橿原宮で即位したといわれる畝傍山の東南麓、約50万㎡もの広大な神域に建てられた。

 参道から南神門(写真)をくぐると、拝殿の前庭の広さに驚く。

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 外拝殿。通常はここで参拝する。

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 外拝殿から、内拝殿を望む。前の庭は正月などに開放される。本殿(重要文化財)は、この内拝殿の後方にあるのだろうか。

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 15:45、自転車を橿原神宮前駅の「明日香レンタサイクル」に返却。

 

 橿原市は、奈良県中部の市(人口約125,000人)で、奈良市に次ぐ県下第二の都市である。「橿原神宮」のほか、ここから北西2Kmほど先に「藤原京跡」の史跡がある。藤原京は、古代の本格的な都城で、平城京の前の都であった。

 

 この後、橿原神宮前駅15:53発の近鉄京橿特急で京都、新幹線で帰路へ。

 22:00過ぎに自宅に帰着。

2012年11月16日 (金)

三輪山と山の辺の道

 2012年10月31日(水) 奈良の桜井市にある「三輪山」に登った後、麓から古代道路「山の辺の道」を歩く。

 古代祭祀の霊地、神が鎮座する「三輪山」(標高467m)に登拝。天理市から桜井市にかけて山裾を南北につなぐ万葉の古道「山の辺の道」を探勝する。三輪山の入山時限の関係で、三輪山に登ってから天理方向に山の辺の道を北上する予定。

 山辺の道は、古道の痕跡や景観が残り、ハイキングコースとして親しまれている。桜井市の大神(おおみわ)神社付近から天理市の石上神宮までの約15km、山林、集落、田畑の間を縫うように通っていて、その多くは「東海自然歩道」となっている。

 ★ ★ ★

 前日、橿原神宮前の「橿原ロイヤルホテル」に宿泊。7:00起床、7:30朝食。同行者3人と、8:30ホテル(写真)を出発。

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 橿原神宮前駅8:45発の近鉄橿原線・大和西大寺行、8:50八木西口駅下車。徒歩約6分で、乗り換えのJR畝傍(うねび)駅(写真)へ。次のJR桜井線・奈良行の電車は9:32発で、30分ほど時間に余裕がある。

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 駅でポスターを見ると、この近くに「ならまち」のような街並みがあるようだ。駅を出て散策してみる。

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 あとでガイドブックを見ると橿原市に「今井町」という観光スポットがあった。今井町は、戦国時代の茶人「今井宗久」のゆかりの地だそうだ。現在も戦国時代、江戸時代からの商家の町並みと道路がそのまま残っていて、重要文化財の建物が8棟ある。

 しかし、撮った写真をよく見ると「八木札の辻交流館」という看板がある。今井町の蔭に隠れてしまっているが、今井町の隣町の橿原市八木町も、同様の商家が並んでいる。写真の交流館は、市指定の文化財の「東の平田家」(昔、旅籠だった)を改装して、散策の休憩場所になっているそうだ。

 9:32JR畝傍駅発、JR桜井線・奈良行。桜井線は、「万葉まほろば線」とも言われるJR西日本のローカル線。ちなみに「まほろば」とは、よく和歌にも出てくるが、「素晴らしい場所」、「住みやすいところ」という意味の古語である。

 

 9:41JR三輪駅で下車。「大神神社(おおみわ)」の摂社である「狭井(さい)神社」境内に、神聖な「三輪山」への登拝口(「登山口」ではない)がある。ちなみに摂社とは、本社に付属し、その祭神と縁故の深い神を祀った神社のこと。

 駅から土産や食事処の商店街を抜け、参道で神社の守衛らしき人に、狭井神社はどこか聞くと、大神神社は参拝しないのかと、逆に問われる。まずは大神神社(写真)を参拝する。大神神社は、なだらかな円錐形の秀麗な山「三輪山」を御神体として、大物主(おおものぬし)神(別名三輪明神)を祀る。

 
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 大神神社の脇から狭井神社に向かう。10:10狭井神社(写真)に参拝、受付で初めて登拝する旨を告げると、職員から三輪山の入山心得の説明を長々としていただいた。山は御神体であり、本来は登れないが特別に許可すること、山の草木・土・石を採取できないこと、食事は禁止、撮影も禁止など。氏名・住所・携帯電話番号などを記入し、入山カードを提出する。
 

   「三輪山入山許可証」の白襷(たすき)が渡され、入山料一人300円を払う。お祓いは、登拝口(写真)に置いてある御幣(ごへい)で、各自でしなさいとのこと。登山やハイキング目的でなく、敬虔な気持ちで参拝で登拝するのだと、自分に言い聞かせ、10:30登拝口を出発。

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 最初急坂があるが、すぐに尾根伝いの緩やかな道となる。やがて再び急坂になると、頂上近くまで続く。ほとんど直登に近い。中腹の「三光の滝」に休舎があり休憩。ここは滝に打たれて修行するところで、脱衣所もある。

 我々のような登山やハイキングの服装をしている人は、あんまり見かけない。裸足で少し駆け足で登り下りをする人を、何人か見かける。この方たちは、信者だろうか、病気平癒を願ってお百度参りをしているのだろか。

 
 やがて平坦な道になると、11:38三輪山の山頂に到着。大神神社奥ノ院の小祠に参拝し、家内安全、無病息災を祈る。途中も山頂も、見晴らしは全くない。登拝道は、結構整備してあった。

 5分後、来た道を戻る。写真を全く撮れないのが、残念。12:40狭井神社に白襷を返却する。所要時間は、2時間10分だった。片道の道のりは、4Kmだそうだ。

 

 大神神社の参道に戻り、昼食に三輪そうめんの食事処を探す。13:00、大神神社の参道脇に、ガイドブックにあった旧家を改造した「そうめん處森正」に入る。にゅうめん800円、柿の葉寿司650円。

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 13:35、再び狭井神社の前を通って、いよいよ「山の辺の道」に進む。

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 山の辺の道は、山裾にあるため開発によって道路拡張や整地されることなく、生活道路として狭い道が残ったのだろう。

 14:10、「玄賓庵(げんびあん)」の前を通過。桓武・嵯峨天皇に厚い信任を得ながら、俗事を嫌い三輪山麓に隠棲した玄賓僧都の庵である。

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 この辺りは、静寂な山林の中の狭い道で、いかにも古道という雰囲気が漂う。

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 14:15「檜原(ひばら)神社」に到着。この神社も大神神社の摂社で、天照大神を祀る。万葉集などに「三輪の檜原」と数多くの歌が詠まれた台地の上にあるそうだ。三輪山を御神体とするため、本殿や拝殿はない。

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 道端には、コスモスが咲き乱れている。奥の方はソバの白い花。のんびりと風景を楽しみながら歩く。

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 この辺りは、みかんや柿など果物の木が多く、山の辺の道の観光客やハイカー相手に、所々に地元の野菜などと一緒に、路上で無人販売している。試食で小さなみかんを食べると、甘くておいしい。同行の一人は「森岡祥章観光果樹園」に立ち寄り、「山の辺みかん」を段ボールで購入、自宅に発送する。

 

  「相撲神社」は、野見宿禰(のみのすくね)と當麻蹶速(たいまのけはや)が初めて天覧相撲を行ったところだ。山の辺の道からちょっと外れた所にあるが、見落としてしまう。

  
 15:40「景行天皇陵」に着く。森と池や柵があって、最初は古墳とは分かりにくかった。正式名称は、「渋谷向山(しぶたにむこうやま)古墳」で、日本武尊の父である12代目の景行(けいこう)天皇の御陵。龍王山の麓の丘陵を利用した全長300mの前方後円墳。

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 道端の畑で見つけた、生け花などに使う観賞用の赤ナス。最初は何か分からなかったが、花や葉っぱは食用ナスと同じだ。

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 16:10~16:40民家を開放した喫茶「卑弥呼庵」に立ち寄る。和風コーヒー(400円)、抹茶(600円)などで休憩。

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 卑弥呼庵の庭の松木の向こうに、三輪山が見える。あそこの麓からだいぶ歩いたつもりだが、すぐそばにあるように見える。

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 卑弥呼庵を後にすると、夕暮れの天理市柳本駅周辺と生駒山方面の山々。

 
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 こちらは、双耳峰の「二上山(にじょうさん)」が見える。あの麓あたりに奈良県香芝市がある。

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 次の「萗神(すじん)天皇陵」には、17:40到着。濠をめぐらした全長242mの前方後円の「行燈(あんどん)山古墳」。大和政権の初代大王の第10代崇神(すじん)天皇の御陵。

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 すでに薄暗くなっている。目標の天理駅は遠く、あまりゆっくりしすぎたため、まだ半分しか来ていない。この先はショートカットで、JR柳本駅へ向かう。電車の時刻に間に合うよう走る。

 走る途中で、「黒塚古墳」のそばを通るが、暗くて写真に撮れなかった。この古墳は、15年年前、「卑弥呼の鏡」とも呼ばれていた三角縁神獣鏡が33枚見つかったため、「邪馬台国フィーバー」が起ったという。先ほどの「卑弥呼庵」は、これにちなんで名付けられたようだ。なお、ここから2Kmほど南の「箸墓(はしはか)古墳」や、「纒向(まきむく)古墳」も卑弥呼の墓との説がある。

    
 柳本駅17:31発の電車に、ぎりぎり間に合う。17:47畝傍(うねび)駅で乗換え、また走って八木西口駅で17:55発に乗り、18:00に橿原神宮前駅に着く。

 駅前で夕食の食事処をうろうろ探し、18:30ころ居酒屋「四万十(しまんと)」に入る。

 19:40「橿原ロイヤルホテル」着。

 ★ ★ ★

 

 本日の三輪山の歩程は、往復で8Km。山の辺の道(大神神社~萗神天皇陵)は約8Kmであった。
 

  
 「萗神天皇陵」から先は、時間の都合で省略したが、その後の計画は次のようだった。

 
・長岳寺: 弘法大師・空海が、平安時代に創建した古刹。仏像、建築物の重要文化財多い。 
・衾田(ふすまだ)陵: 全長220mの前方後円古墳。継体天皇の皇后・手白香皇女の墓とされたが、現在は不明。 
・竹之内環濠集落:戦国時代、外敵の侵入を防ぐため周囲に水濠を巡らせた集落。 
・内山永久寺跡:鳥羽天皇によって建立。明治の廃仏毀釈によって廃寺となった。寺跡の池の畔に芭蕉句碑が建つ。 
・石上(いそかみ)神宮:日本最古の神社の一つ。古代豪族の物部氏の氏神。 
・天理駅:天理教本部で左折、長いアーケードを抜けると、近鉄天理駅に着く。

2012年11月15日 (木)

大台ケ原山

 2012年10月30日(火) 奈良県南部、三重県とにまたがる大台ケ原山の「日出ヶ岳(ひでがたけ)」に登る。

 大台ヶ原山は、吉野熊野国立公園にあり、周囲を傾斜が急な崖で囲まれ、頂上が平坦な地形で、奈良県吉野郡と三重県多気郡にまたがる。日本で一番雨が多い山である。日本百名山、日本百景、日本の秘境100選。最高点の「日出ヶ岳」は、標高1694.9 mで三重県の最高峰。

 ★ ★ ★

 2012/11/29(月)の午前中、奈良春日大社と東大寺を観光。昼食後、同行者6人と近鉄奈良駅を14:16出発。大和西大寺駅、橿原神宮前駅で乗換えて、奈良県吉野町の大和上市駅に15:48到着。

 大和上市駅からマイクロバスで約1時間半、奈良県川上村と上北山村、国道169号から大台ケ原ドライブウェイ(県道40号)の山道を走る。

 大台ケ原ドライブウェイのビューポイント。遠くに霞んでいるが「大峰山」か?

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 「大峰山」は、「大峰山脈」のことで、奈良県のもう一つの百名山。「八経ヶ岳」(はちきょうがたけ、標高1,915 m)を最高峰とする紀伊山地の脊梁をなす山脈である。八経ヶ岳は、近畿地方の最高峰でもある。

 薄暗くなった17:20に、大台ケ原山上の山荘「心・湯治館(こころ・とうじかん)」に着く。新館4人部屋の2部屋に分かれて入る。18:30~夕食、山荘は21:00消灯。

 ★ ★ ★

 翌日の2011/11/30、6:30に起床、7:00ごろから~朝食。山荘に不要な荷物を預け、9:00に山荘を出る。

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 大台ケ原は、東大台地区と西大台地区がある。今回の登山は、前者の一般向けの「東大台周遊コース」。コースや標識がよく整備されていて、比較的歩きやすい。約9Km、所要時間は約4時間だという。

 西大台地区は、利用を抑制することにより、原生的な植生景観を保存することを目的としている。標識等の設置は必要最小限で霧の発生も多く、迷いやすいことから地図・コンパスで道を確認しながら歩く。この地区内に入るには、事前に申請手続きが必要だそうだ。

 まず、近くにある「大台ヶ原ビジターセンター」(写真)を20分ほど見学した後、9:20日出ヶ岳を目指して登山口を出発。天気も良いし、紅葉も期待できそう。

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 山頂までの約2/3程は森林の中、緩やかな登り道が続き、後半に坂道、木の階段となるがそれ程キツイない。帰りのバスまでは十分あるので、のんびり歩く。

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 ちょうど紅葉が見頃か。

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 9:55、山頂手前に展望台がある。ここからいきなり海(熊野灘)が見えてびっくり。まさかこんなに海が近いとは。後で地図を見て、奈良盆地からこんなところまで来たのかと納得。

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 鞍部からやがて急勾配の階段が続くが距離が短く、10:15あっという間に日出ヶ岳の山頂。

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 山頂からも熊野灘や、大峰山脈の眺望が素晴らしい。遠くに富士山、南・中央・北アルプスの一部が見えるという。富士さんらしい円錐の山が見えて、望遠で写真に撮っておいただ、同定できなかった。

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 こちらが大峰山脈のようだ。

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 鞍部に戻り、周遊コースの木道を再び登ると10:40「正木峠」。

  
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 しばらく行くと原生林の倒木とミヤコザサの「正木ヶ原」に11:10ころ着く。野生の鹿も多く見かけられるというが、見あたらなかった。昔この辺りは、苔むすうっそうとした森林だったそうだ。昭和30年代に伊勢湾台風などで倒木し、ミヤコザサが地面を覆い、鹿の増加で樹木が育ちにくく、森林が衰退したという。

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 高原歩きのような平坦な歩き易い道。途中、11:20「尾鷲辻(おわせつじ)」で10分休憩する。
 11:43、「牛石ヶ原」で山荘のおにぎり弁当(630円)の昼食。ここは、神武天皇の銅像(写真)、伝説の牛石や御手洗池(写真)がある。

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 40分昼食休憩の後、最大の見どころ「大蛇嵓(だいじゃぐら)」へ。途中にセイロ嵓の絶壁と滝が見える。

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 岩尾根を注意して歩く。雨天時などは、滑り易くて危険。12:40、大蛇の頭部のような大蛇嵓に到着。鎖の柵があるが、スリル満点。直立するには勇気がいる。四つん這いで歩く。眼下は目もくらむ絶壁、展望良好。

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 13:00大蛇嵓分岐にもどり、この先は坂道をひたすら下り、「シオカラ谷」に向かう。

 13:40、シオカラ谷の小さな吊り橋(大台ケ原の最下点)を渡る。すぐ下の川は、「東ノ滝」へ流れる。この「東ノ川」は、熊野川の源流となっているようだ。

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 この辺りの紅葉もきれい。

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 ここから最後の急階段、急坂が長く続き、息を切らして登る。

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 やがて平坦になり、14:20出発地点の大台ケ原駐車場に到着。

 このあとに予定していた苔探勝路めぐり(一周約1.3Km、15~20分)は中止して、しばし休憩。

 駐車場の売店を覗いたりした後、山荘に預けた荷物を回収。バス停には、大和上市まで直行と各停の2台の奈良交通のバスが待っていた。バス停前の建物は閉まっていて、乗車券や整理券は無いようだ。出発30分前ころからバス停に並ぶ。 

 起伏は思ったより少なく、登山道もよく整備してあって、楽なコースだった。ただし、整備してある割には、駐車場以外の途中にトイレがないのは残念。

 ★ ★ ★

 大台ケ原駐車場のバス停から直行バスに乗り込み、15:30出発。予定より約10分早めの17:10に、大和上市駅に到着した。

 ここから近鉄特急で、18:13橿原神宮前駅へ。駅の東口より、徒歩約1分の「橿原ロイヤルホテル」にチェックインする。19:00ホテルから外出、駅前の居酒屋「かま善」で下山祝いの夕食。同ホテルに宿泊する。

 明日は、「三輪山」に登り、「山の辺の道」を歩く。

2012年11月14日 (水)

奈良公園(東大寺)

 
 2012年10月29日(月) 奈良の春日大社から、東大寺境内に向かう。

 若草山のゲート前から旅館街を通り過ぎた後、手向山(たむけやま)八幡宮の北に、東大寺法華堂(三月堂)がある。手向山八幡宮は創建以来、東大寺に属してその守護神とされてきたが、明治の神仏分離で東大寺から独立している。
 
 
 
●法華堂経庫
 
 法華堂経庫(きょうこ)は、東大寺三月堂(法華堂)の南に建つ。平安時代初期に建てられた正倉院のような校倉造(あぜくらつくり)の倉庫で、国の重要文化財。また法華堂経庫の手前(南側)に立っているのは、御髪塔(十三重石塔)という石塔。
 
 
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●三月堂(法華堂)と二月堂
 右手が三月堂、左手に二月堂。いずれも国宝指定。近くに四月堂という建物もある。
 三月堂は、東大寺に現存する数少ない奈良時代建築の1つで、 国宝に指定。堂内の仏像のうち14体(うち4体は東大寺ミュージアムに移動)も奈良時代の作という。
  

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●二月堂
 3月1日から14日まで、二七ヶ日夜(二週間)の間、二月堂において「修二会(しゅにえ)」の行が行われるので有名。「修二会」は、大仏開眼以来1,250年以上も続いている。「お水取り」とか「お松明(たいまつ)」とも呼ばれ、二月堂本堂に罪障を懺悔する行法で、たいまつが舞台を回る。
 
 
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●二月堂の廊下の石段
 二月堂のお水取は関西で春を呼ぶ行事で、松明が廊下の石階を登っていき、回廊に出てお堂を回る。一般に人もその階段を登って、二月堂のお堂に入ることができる。
 
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●二月堂からの見晴らし
 二月堂から奈良市街方面を見る。左の大屋根は大仏殿。向こうの山が、生駒山。
 
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●鐘楼
 天平時代に建造され、鎌倉時代に再建された。三月堂から大仏殿へ向う途中の「鐘楼ヶ丘」にある。
 巨大な梵鐘(国宝)は、752年に鋳成され、総高3.9m、口径2.7m、重さが26トンもある。
 鐘木は、長さ4.5m、直径30cm、重さ180kg、金具を入れると約200kgもある。除夜の鐘では、一般の方に先着順に8名づつ程の組になって、これに8本の小綱を付けてつくそうだ。
  
 
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●大仏殿
 「奈良の大仏」で知られる東大寺大仏殿を見る。修学旅行生や団体観光客で混みあっている。東大寺の健代は無料だが、大仏殿の拝観料は、500円。
 現在の建物は、江戸中期に再建された3代目。創建時に比べ2/3に縮小されたが、それでも幅57m、奥行き50m、高さ48mあるという。 国宝指定。
 
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 瓦葺屋根の大棟の両端につけられるシャチホコみたいな飾りを「鴟尾(しび)」と言い、火除けのまじないにした。大仏殿の鴟尾は、金色に輝いていて目を引く。
 大仏殿の前庭の両側の溝には、大屋根の鴟尾が落ち葉の散る水面に写る。鴟尾と鴟尾の間隔が、参道の幅と同じだとガイドが言う。
 
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●八角灯籠
 大仏殿の正面入り口には、国宝に指定されている銅灯籠「金銅八角灯籠」がある。大仏開眼とほぼ同時期に制作された。高さは約4.6m、現在わが国に残る銅灯籠で、最大最古のもので、天平時代の面影を今に伝える貴重な文化財。音声菩薩(おんじょうぼさつ)という天女像のレリーフが、一つおきに4つの面に施されている。
 
 
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●盧舎那仏像
 東大寺大仏殿(金堂)の本尊である大仏。高さ15mで、正式には東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)。
 
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 聖武天皇の発願で天平17年(745年)に制作開始、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会が行われた。創建当時の大仏と大仏殿の建造費は、現在の価格にすると約5000億円と言われている。大仏と大仏殿はその後2回焼失して、その都度再興された。国宝指定。
 
●菩薩坐像と観音坐像
 大仏の左右に安置される像は、木造の虚空蔵菩薩坐像(写真左)と如意輪観音坐像(右)で、重文指定。江戸時代の代表的な仏教彫刻。
  

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●四天王
 堂内の北西と北東の隅には四天王のうちの広目天像(写真左)と多聞天像(右)を安置されている。これらも江戸時代の像で、四天王のうちの持国天と増長天は未完成で、頭部のみが大仏殿内に置かれていた。

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●仁王像
 大仏殿の正門にあたる「南大門」を通る。南大門におさめられた金剛力士像の二体は、運慶・快慶らによって、1203年に完成・開眼された。 門に向かって左側(写真左)が口を開いた阿形(あぎょう)像と、右側(写真右)が口を結んだ吽形(うんぎょう)像。国宝指定。
 
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●正倉院展
 奈良国立博物館で「第64回正倉院展」が開催されていた。毎年秋に正倉院の宝物が出展されるが、相変わらずの混雑で、大変な人のようだ。昨日行こうとした友人は、入れなかったという。
 
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●三笠山
 東大寺を抜けると、ガイドの説明で、正面手前の山が「三笠山」だという。
 
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 春日大社の背後にそびえる標高283mの「御蓋(みかさ)山」は、笠を伏せたような形から「三笠山」ともいい、春日山の一峰で春日大社の神域をなす。
 百人一首、阿部仲麻呂の歌「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(古今集)は、よく知られている。
 北隣にあり、山焼きで有名な「若草山」も「三笠山」と通称するので、混同していた。
 
 
 
 奈良公園は、あちこちに鹿の糞が落ちていて、団体観光客がこれを、「チョコボールに注意」と叫んでいたので、思わず笑ってしまう。
  
 
 ここまでで12:30で、散策を始めてから3時間半が経っている。このあと、阿修羅像で有名な「興福寺」を見学する予定だった、時間が無くなったので残念ながらオミットした。
 
 
★ ★ ★
 
 予約してある近鉄奈良駅から徒歩3分の「味亭・山崎屋」の2Fで昼食。
 荷物を取りに旅館に戻り、近鉄奈良駅へ。この後「大台ケ原」に行く同行の6人と一緒に、14:16発の近鉄奈良線急行に乗車、大和上市駅に向かう。

2012年11月11日 (日)

奈良公園(春日大社)

‎ 2012年10月29日(月) 奈良公園の春日大社、東大寺、興福寺を散策。
 
 
 宿泊の「旅館江泉」で7:00起床、7:30~朝食、8:55出発。ボランティアガイドの案内で、春日大社、東大寺など奈良公園をめぐる。予定した阿修羅像のある興福寺は、残念ながら時間不足でオミットした。
 
 前日の午前中は雨で午後には止んだが、今日この日は日差しの心地よい秋晴れ。

 旅館の前にある「猿沢池」の亀や奈良公園の鹿が、日向ぼっこしているのが面白い。
 

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 一の鳥居から、春日大社へまっすぐな長い参道を歩く。反対の西の方向を見れば、まっすぐな「三条通り」がJR奈良駅へ続いていて、奈良の主要な商店街であり、平城京・三条大路の面影を伝える都大路である。
 春日大社は、さすがに全国約数千社ある春日神社の総本山、規模が大きく、荘厳な雰囲気が漂う。昔、確かにここに一度は来たはずだが、思い出せない。
  
  
 

 平城京に遷都された710年、遠く常陸の国の「鹿島神」を平城京の守りとして、春日の「御蓋山」(三笠山・みかさやま)に遷して祀り、「春日神」と称したのに始まると伝えられる。藤原氏とともに繁栄し、藤原氏の氏神で、皇族、庶民にも信仰された。


●ムクロジ
 ムクロジの大木の幹から竹が生えていて、びっくり。大木は空洞になっていて、その中を竹が伸びたそうだ。幹周4.58m、樹高15.5m。奈良国立博物館から春日大社表参道へ出たら、すぐに左に見える。

 
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 ムクロジは、中部地方以西の山野に自生しており、春日山にも多く生えているという。

●萬葉植物園
 一の鳥居から1.3Kmの参道の途中にある。万葉歌に詠まれている約300種の植物が栽培されているそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
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●世界遺産の石碑
 1998年(平成10年)12月に、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」が、ユネスコの世界遺産に登録された。
 
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●石灯篭
 石灯篭の基礎部分に、春日大社では聖なる動物として大切にされてきた鹿が彫られているものがある。
 
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 参道には古い石灯篭が多数並ぶ。こんな数は見たことはない。春日大社には、石灯籠約2000基、釣灯籠約1000基の合計約3000基あり、日本一の数を誇るそうだ。
 苔に覆われたり、磨滅・劣化した石は、長い時代を感じさせる。宝物殿には、重要文化財に指定された石灯篭も展示されているそうだ。

●神拝所
 赤い「南門」をくぐると正面に「神拝所」がある。「神拝所」は重要文化財の「幣殿」と「舞殿」が一棟になった建物。奥にある「本殿」を参拝する場所であり、ここから参拝する場合は特に参拝料は不要。屋根の上に、御神木が見える。
 
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●中門・御廊
 朱塗りで荘重な造りの「中門」と、左右に「御廊」が伸びているのが見える。「中門・御廊」は重要文化財。この奥に、四棟の「本殿」があり、国宝に指定されているそうだ。
 
   
  
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●釣灯篭
 節分とお盆には、すべての石灯籠と釣灯篭に火が入れられ、境内は幻想的な雰囲気に包まれるという。

 
 
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 春日大社の広大な境内には。多数の摂社、末社がある。水谷神社へ北へ向かう参道沿いに、総宮神社と一言主神社、さらに参道を行くと川沿いに摂社・水谷神社がある。ここから若草山のゲートへと向かう。
  

●若草山の南入山ゲート
 10:20、若草山の南入山ゲート前を通過する。
 若草山は、山全体が芝生に覆われていて、あちこちに鹿がいる。標高342m、三つの山が重なるようにみえるため三笠山とも言われている。
 
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 若草山は、ハイキングコースになっていて、桜、ススキ、紅葉など四季折々の自然や古都奈良を見晴らし、夜景が楽しめるという。また有名な山焼は、毎年1月第4土曜日に行われる新年の祭礼である。
 
 
 このあと、東大寺の境内に向かう。次回のブログ記事に続く。

2012年11月 8日 (木)

ならまち

‎ 2012年10月28日(日)  奈良市内の「ならまち」を歩く。

 奈良の旧市街地は、京都、金沢と並び戦災を免れたため、江戸末期から明治にかけての町家の面影が残る。

 元興寺の旧境内を中心とする「ならまち」は、平城京の「外京」にあたり、南都と呼ば れた「社寺のまち」からやがて「商業のまち」へと発展した。戦後は、落ち着いた住宅地へと変貌していくが、1979年から昔の活気を取り戻すべく「まちづくり」が始められ、現在は「観光のまち」となっている。

 なお、「ならまち」は通称であって、「なら町」や「奈良町」という行政地名はないという。

 
 

★ ★ ★

 新幹線で京都へ。京都からは近鉄特急で、12:28近鉄奈良駅着。

 歩いて宿泊する「旅館江泉」に荷物を置き、14:20~「ならまち」を散策する。 

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 旅館の目の前には、奈良時代に造られた「猿沢池」がある。この池には、「悲恋の采女(うねめ)と衣掛柳(きぬかけやなぎ)」という伝説があるそうだ。

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 こういった格子の家が多い。町屋は間口が狭く奥が長い「うなぎの寝床」になっている。

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 酒蔵「春鹿」では、400円でオリジナルグラスを購入すると試飲ができる。

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 下水のマンホールは、カラーの鹿の絵。

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 「奈良町資料館」は、私設の資料館。江戸~明治の民具などが展示されていた。入館無料。

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 資料館の入り口もそうだが、よく軒先に赤いぬいぐるみがぶら下がっている。「庚申(こうしん)さん」のお使いの申(さる)を型どったお守りで、家の中に災難が入ってこないように魔除けとして吊るしている。災いを代わりに受けてくださることから、「身代り申(さる)」と呼ばれているという。

 ブロック塀の向こうの住宅にイチョウの大木。「奈良市の保存樹」で、幹周3.2m、高さ10m。

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 女性に人気の小物雑貨やカフェが多い。

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 奈良漬の老舗「あしびの郷」のウインドウには、めずらしい奈良漬のサンプルが並ぶ。

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 重厚な呉服問屋を改装した店舗。この店は、「江戸川ならまち店」で、鰻、大和肉鶏や地場野菜などの料理の店。

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 約1時間半散策の後、15:50旅館に戻りチェックイン。

 18:00から、旅館で開催される団体のOB会に参加する。

 


  

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