月山(がっさん)
2012年7月28日(土)~30日(月)、2泊3日の鶴岡・月山・羽黒山の旅。
2日目の7月29日は、月山(がっさん)登山。月山は、山形県中央で出羽丘陵南部に位置する標高1,984mの火山。湯殿山(1,500m)、羽黒山(414m)とともに「出羽三山」の一つで、山岳信仰の山として知られる。山頂には月山神社がある。磐梯朝日国立公園の特別区域に指定、日本百名山のひとつ。
羽黒山神社宿坊「神林勝金」で5:00起床。6:00~精進料理に当地名物の餡子でくるんだ「力餅」の朝食。
6:50宿坊からワゴン車で出発。県道47号鶴岡羽黒線(羽黒山街道)~県道211号月山公園線・月山高原ラインを経て、 八合目駐車場に7:45到着。
日曜日でもあり、駐車場は、観光客や登山客、白装束の参拝客の大型バスや乗用車で混み合っている。やっと駐車スペースを確保。混雑すると六合目で交通規制があり、シャトルバスに乗り換えるらしい。
8:00、駐車場のレストハウス脇にある登山口を出発。
登山口から「阿弥ヶ原」の湿原(標高1,400~1,500m)が広がる。
ニッコウキスゲの群落。
御田原参篭所(みたはらさんろうしょ)の前。ここで登山の安全を祈願して出発するらしい。参篭所は宿泊もできるそうだが、1階は休憩所になっているようだ。
「阿弥ヶ原」湿原を過ぎると、無量坂を登る。登山客、参拝客多くて、すれ違いが大変。
一の岳を通過。曇っていて、鳥海山は見えず。あちこちに雪渓があり、時々霧が漂う。
9:53、仏生池小屋前で約10分休憩。有料トイレがきれいなのに驚く。近くに二の岳(仏生岳)がある。
仏生池小屋を振り返る。
「行者返し」の道標あり。なだらかな登りが続くが、ここが一番の急坂の岩場である。道標には、「役の行者が月山登拝の折り、月山大神より修行未熟を悟され、羽黒山に返された地」と書いてある。役の行者(えんのぎょうしゃ)は、7世紀末に大和国の葛城山を中心に活動した呪術者で、後に修験道の開祖(山伏の元祖)として尊崇された人物である。
山頂手前に、三角点1980mがあるらしい。
11:20、月山山頂(標高1,984m)に到着する。山頂にある「月山神社」付近は、混み合っていて参拝せず。写真を撮るのも忘れる。霧がかかり、周りの眺望はない。山頂付近がこんなに人込みのある山も珍しい。
宿坊のおにぎりで昼食。「頂上小屋」付近にあるここのトイレもきれい。
11:55、下山開始。
15:10、八合目駐車場に到着。
休憩を除く歩行時間は、5時間55分(登り3時間5分、下り2時間50分)。標高差=594m、往復の歩程は、10kmだった。
月山は、尾根沿いの緩やかな登りが続く山で、登山道は石が敷き詰められ、所々木道があって整備されていて、登り易い山だった。曇っていて眺望は全くなかったが、暑くも無く、湿原や池塘、残雪、高山植物を楽しめた。
ハクサンイチゲ ウサギギク ミヤマリンドウ
ハクサンシャジン? ヒナザクラ ヨツバシオガマ
イワカガミ イブキセリ ハクサンフウロ
ウスユキソウ ヤマハハコ キンコウカ
15:34、駐車場を出て県道211を経て、県道47号を西(海岸の方向)に向かう。
17:00、湯野浜温泉・民宿「真砂子屋」(鶴岡市湯野浜、宿泊料8,000円)に到着。
到着後、温泉に入浴。6:45、日本海に沈む夕陽を見に近くの浜辺に行く。水平線には雲があって、沈む頃には見えなくなった。
19:00~タラバ蟹付きの夕食。22:15頃には就寝。
明日は、2,446段の石段がある羽黒山に登る。
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