吉見朝観音2012
2012年6月18日(月) 吉見観音早朝ウオークに参加。
埼玉県吉見町にある坂東33ヶ所11番札所「安楽寺」は、古くから「吉見観音」の名で親しまれている。本尊は、聖観世音菩薩。
毎年6月18日に、本尊の御開帳「厄除け朝観音」が行われ、古くから朝早くお参りするほど御利益があるといわれている。境内や参道には出店が並び、名物の「厄除け団子」を買い求める参拝客で、深夜2時ごろから早朝にかけて賑わう。
今年も午前3時半に起床し、集合場所に集まった参加者約30人は、5時ちょうどに出発。まだ交通量の少ない市街地、薄暗い木々の小道、田園の農道を通り(写真下)、吉見観音までの数キロの道のりを歩く。
吉見観音に近づくにつれ、お団子の包み手にした参拝帰りの人達とすれ違う。
約1時間でお寺に到着すると、境内は出店が立ち並び、参拝客で混み合っていた。
本堂右手にある三重塔は、今から約380年前の寛永年間に建築された。吉見観音の建物の中では最も古い。この塔は、江戸時代初期の様式をもっともよく伝えている重要な建造物だそうだ。本堂、仁王門とともに県の指定有形文化財である。
本堂から仁王門を見下ろす。境内には厄除け団子の出店が並ぶ。
参道には、大判焼き、たこ焼き、焼きそばなどの出店も並んでいる。参道には団子屋の店があるが、この日は閉まっていて、おそらく境内でテントを張って団子を販売しているのだろう。
お土産の団子を手に入れ、朝食のおにぎりを食べた後、6時半には帰路へ。
まだ続々とやって来る他のウォーカーたちとすれ違いに挨拶を交わしながら、帰宅した。
★ ★ ★
ところで吉見観音は、数年前から別の事で有名になった。若い女性の間には、願い事が叶うパワースポットとして知られている。
この吉見観音をテレビ・雑誌・ブログなどで広めたのは、ファッションモデルで女優の上原歩だ。
ここの絵馬に結婚の願い書いてお参りしたところ、その願いが叶ってテレビ紹介され、ブログで話題が広まり、行列ができる「婚活寺」として有名になったという。
朝観音や厄除け団子の吉見観音は知らなくても、婚活寺の吉見観音なら知っているという女性が多いという。
吉見観音に願い事をするときのルール(ジンクス?)が、ネットで広まっている。
<願い事のルール>
・晴れている日に行く。(6月18日の朝観音の日とは、関係ない)
・電車で行くこと。車はNG。
・池袋駅で東上線改札口近くのパン屋ハイジで白パンを購入、電車内で食べる。
・東松山駅で、たこ焼きを買って食べる。
・駅からは吉見観音までは、ケチらずにタクシーでいく。
・吉見観音の前にある団子屋で、団子を食べる。
・おみくじを「大吉」が出るまで引く。
・絵馬を買い、願い事をいくつでも書き、絵馬とおみくじを結ぶ。
以上はベストば方法なので、参考にして実行しても願いが叶うらしい。また現在、池袋駅のパン屋ハイジと東松山駅のたこ焼き屋は閉店したので、代用の物で済ませたという記事もある。
「上原歩」、「吉見観音」、「願い事」などをキーにしてインターネットで検索すると、ブログなどの情報がたくさん出て来る。
« 信州松代の史跡巡り | トップページ | 珍獣?霊獣?象が来た! »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 川の博物館と鉢形城公園(2023.10.31)
- 古賀志山(2023.09.25)
- 白駒の池周辺の山歩き(2023.08.24)
- 富士見高原リゾート花の里(2023.08.05)
- 再び妻沼聖天山(2023.07.09)
コメント