武州寄居七福神めぐり
2012年1月14日(土) 寄居七福神めぐりウォーク
武州寄居(埼玉県大里郡寄居町)の七福神めぐりの各寺には、巨大で派手な七福神像があることで有名らしい。時間の都合で、七福神を構成する5ヶ寺のうち、3ヶ寺を徒歩でめぐる。都会の寺と違って、この辺では寺と寺の間が遠い。
JR八高線の用土駅(無人駅)を午前10時に出発、県道265号線を通って南下し約20分で最初の蓮光寺に到着。
牡丹で有名な広い境内には、金色に塗られた巨大な「布袋尊」と「福禄寿」が、目に飛び込んできた。こんな派手な像は見たことがない。布袋尊は、子孫長久、家庭円満をもたらし、福禄寿は招福(幸福)、招禄(財宝)、招寿(長寿)の三つを司る福神だ。
次は国道254号、国道140号やその脇道を通って、秩父鉄道と八高線の線路を横切り、約1時間15分をかけて極楽寺へ。この寺の小さい池の周りに「弁財天」と「毘沙門天」がある。右手に宝塔を掲げ、左手に宝棒を持ち、鬼を踏みつけ、赤く塗られた毘沙門天は、財宝・福徳を司り、武闘の神としても名高い。弁財天は、琵琶を手にした財福と学問、縁結びの女神として崇められている。寄居七福神の中で、弁財天だけが地味な色のブロンズ(青銅)だそうだ。
この極楽寺は、弘法大師が創建した由緒ある寺らしい。寄居町・埼玉県の掲示板には、「中世期には源経基、源義家、秩父十郎武鯛らが、藤田郷一円十二ヵ村を寄進してその総鎮守とし、六院を建立したと伝えられる。近世では北条氏邦が鉾形城の鎮守とし、徳川将軍家は代々朱印地20石を寄進して政道と民心の安泰を願いました。」とある。聖天堂(しょうてんどう)の額や、手水舎(てみずや)の立派な彫り物などに歴史を感じる。ここで約50分昼食、休憩。
秩父に向かう国道140号から、やがて荒川に架かる折原橋を渡り、鉢形公園に向かう途中、極楽寺から35分の所に常光寺がある。ここには、食物・財福を司る神「大黒天」がこれまた派手な真っ赤な色に塗られて立っていた。
寄居名物の手作り「織姫まんじゅう」をお土産に、小田原北条氏の拠点の一つだった「鉢形城址」に立ち寄って寄居の町を見下ろし、県道30号線を経て14時半に東武東上線鉢形駅に到着(常光寺から徒歩約50分)、電車で帰路につく。
1月の寒い日ではあったが、ウオーキングには良い日和で、歩程は11Km、約3時間であった。
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