ものみ・ゆさん
このブログ「ものみ・ゆさん」のサブタイトルは、
物見遊山で終わらない-学ぶ「ものみ・ゆさん」
です。
広辞苑(第六版)によると、「物見遊山」は、「物見と遊山。見物して遊びまわること」とあります。
また「物見」とは「物事を見ること」、「遊山」は「①山野に遊びに出かけること」です。
江戸時代には、「遊山茶屋」、「遊山船」とか「遊山宿」などという言葉も登場し、山などの風景を楽しみにいく遊びという意味が定着したそうです。今では、あまり良い印象の言葉ではありません。
しかし「遊山」は本来は仏教語で、広辞苑(第六版)にも、「②禅家で、すでに修行を終えた後、諸方に遊歴すること」ともあります。
(写真は、広辞苑第二版補訂版。内容は六版とやや異なる。)
「遊」は自由に歩きまわること、「山」は寺のことです。つまり、他山(他の寺)に修行遍歴の旅をすることとなります。
それが次第に、寺院での修業を終えた僧侶が独自の悟りを開くため、山中へ籠もって更なる修行をすると言う意味に変化したということです。
転じて、山野の美しい景色を楽しみ、曇りのない心境になることを意味するようになったそうです。
この平仮名の「ものみ・ゆさん」は、単なる「物見遊山」でなく、
山野の自然を楽しみ、歴史と文化を旅し、真実を学ぶ
ことを意味しています。
« テレビ「蝶々さん」その2 | トップページ | エミー・ジャクソン »
「ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事
- ものみ・ゆさん(2011.12.04)
コメント