エミー・ジャクソン
最近、テレビの懐メロ番組を見てたら、安西マリアが1970年代の曲「涙の太陽」を歌っていた。すぐには名前が出てこなかったが、エミー・ジャクソンを思い出した。もうずーっと彼女をテレビで見たことがない。
「涙の太陽」のオリジナルは、エミー・ジャクソンのデビュー作、代表作。
エミー・ジャクソンは、日本のアイドル歌手で、和製ポップスの元祖。1945年にイギリスで生まれ、父方の祖父がイギリス人という。1964年に、ラジオ関東のDJ番組のアシスタントを勤めていた時、湯川れい子に見いだされ、翌65年4月に日本コロムビアよりデビューした。
同じ年の5月に、青山ミチによる日本語バージョン(作詞:湯川れい子)が発売され競作になったそうだが、あまり憶えていない。むしろ、不祥事を起こして復帰した時に歌った、「叱らないで」という曲が記憶にある。その後、1978年に覚せい剤で逮捕され、芸能界から追放された。
8年後の1973年、安西マリアが青山ミチの日本語バージョン「ギラギラ太陽が燃えるように・・・」を歌い、ヒットした。
「涙の太陽」と聞くと、安西マリアよりも自分の世代は、断然60年代のエミー・ジャクソンだ。エミーは、一度芸能界を引退したが、現在はライブハウスなどで歌っているらしい。懐メロ番組には、安西マリアしか出て来ないのは残念だ。
あの60年代には、思い出に残る良い曲がたくさんあった。高校の友人が、洋楽ポップスのレコードを持っていて、よく聞かせてもらった。ラジオの深夜放送も良く聞いていた。
中でも「涙の太陽」は、エレキギターのリズムにのせた迫力あるイントロで、ハーフの女の子の英語の発音が新鮮で、衝撃を受けた。歌詞も切なくて、彼女は少しボーイッシュで、チャーミングだった。
当時、プレイヤーは持っていなかったのだが、初めて買ったのがこのレコードだった。
「涙の太陽」 Crying in a storm
歌手:エミー・ジャクソン Emy Jackson
作詞:R.H.Rivers (「Reiko Hot Rivers」と名乗っている湯川れい子のこと)
作曲:中島泰利
Take me take me
take my heart and all
I was born to be yours
Love me love me
get me hold me tight
Now I'm crying in a storm
この先の歌詞は曲が早すぎて、何度もトライしても、歌えなかった。
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今後のエミージャクソンのライブの予定が知りたいです。宜しくお願いします。
投稿: 九条五郎 | 2019年6月22日 (土) 14時08分
>九条五郎様
Emy Jackson Home Page に、2019年7月11日のライブを見つけました。
http://www.emyjackson.com/index.html
投稿: ものみ・ゆさん | 2019年6月22日 (土) 22時16分
私が中学3年生の時親父のポケットから300円抜いてレコードを買い仁行った、あの頃を思い出します。懐かしい。
投稿: ユキヤンサン | 2021年11月12日 (金) 03時54分
>ユキヤンサン さん
わたしのブログ記事「エミー・ジャクソン」を読んで戴き、ありがとうございます。
「涙の太陽」 Crying in a stormのレコードは、今でも持っています。
投稿: ものみ・ゆさん | 2021年11月12日 (金) 23時15分