美ヶ原高原
2011年10月23日(日)
6:15自宅を出て、友人らと車2台に分乗、曇り空の中を天気を心配しながら、関越・上信越道、東部湯の丸ICを経て国道142号から県道62号へ。一路「美ヶ原高原」に向かう。
美ヶ原は、八ヶ岳中信高原国定公園にあり、松本市、上田市などにまたがる高原で、日本百名山の一つ。標高2,000m近い熔岩台地で、約1千ヘクタールの大草原に亜高山植物が咲き競い、美ヶ原牧場と呼ばれる牛の放牧地となっている。北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳の雄大な360度の大パノラマが展開するという。最高峰は、王ヶ頭(2,034m)。
9:40美ヶ原美術館に到着する。やはり車から出ると肌寒い。
1981年(昭和56年) ビーナスラインが開通、美ヶ原高原美術館(フジサンケイグループ、箱根・彫刻の森美術館の姉妹館)が開館して、車で手軽に行ける観光地となったそうだ。
野外彫刻見学には、入館料(\1,000の割引\900)が必要。9:55入館、丘の上の現代アートを楽しむが、夏なら気持ちがよさそうだが、この時期はやはり長くいられない。
この後の牛伏山(1,990m)へは、霧に為に中止し、11:35山本小屋ふる里館へ。ここの駐車場に車を置き、昼食に山菜そばを食べる。
12:10ふる里館を徒歩で出発、霧の中を王ヶ頭ホテルに向かって、広い遊歩道を歩く。ホテル山本小屋を過ぎ、やがて美しの塔が霧の中に現れる。
高原の中央にあるシンボルタワー『美しの塔』は、霧の発生時に鐘を鳴らし、登山者を安全に導く目的で建設された。南側には、山岳詩人尾崎喜八氏の『美ヶ原熔岩台地』の詩、北側には美ヶ原高原開拓者で山本小屋創設者の山本俊一翁のブロンズ像が刻まれている。
12:34塩くれ場に着く。石の上で、牧畜の牛馬に塩をくれたところだそうだ。
途中で、鹿撃ちのハンターと出会う。午前中、仲間とで20頭ほど仕留めたそうだ。
13:05、やや危なそうな烏帽子岩に到着(写真下の突き出た岩)。
右手に、王ヶ頭ホテルと放送・通信塔群が見えてきた。王ヶ頭は、放送局の送信所のほか、NTT、国土交通省、長野県防災無線などの中継所などが建てられており、長野県の放送・通信の要衝となっているが、なんとも景観を妨げている。
アルプスの山並みは雲や霧で見えないが、山間に水面が光るのは、諏訪湖らしい。250mmの望遠レンズで狙う。
13:33王ヶ頭の下で小休止、ホテルにはまだ時間が早いので王ヶ鼻へ向かう。
13:57王ヶ鼻に到着。
松本の市街を展望。遠くの山々は、雲がかかっていて良く確認できず。
14:36美ヶ原山頂の王ヶ頭(2,034m)に到着。山頂の石碑とその傍には石仏が。
ホテルのすぐ近くに「御嶽神社奥の院」がある。後ろには、巨大な通信設備の建物と塔。
ホテルは、美ヶ原の最高峰王ヶ頭(2,034m)に建つ。ホテルから見える烏帽子岩。
休憩後、展望風呂、露天風呂で汗を流す。宿泊者は、女性の団体客が目立つ。
17:34歓迎のシャンパンサービスのあと、17:40から~19:40まで、2階「やまぶき」で夕食・宴会。20:00から20:30まで、4階のフォトギャラリーで美ヶ原の四季のスライドショーを観る。
20:45からナイトウォッチング。ホテルのバスで美しの塔まで行く。途中、何頭かのシカに出会う。霧のため満天の星空は見えず、木星の輝きだけが目立つ。ホテルの戻って4階の図書館で、ギター伴奏に合わせて山の歌を歌って、22:30早めに就寝。
翌日10月24日(月)5:10起床。
6:02の日の出を見ようと、外で待つ。外はさほど寒くはないが、濃霧で見える様子なし。あきらめて、部屋に戻る。
6:30からのバスでの王ヶ鼻展望ツアーは中止。前日行っておいたので良かった。
7:30ホテルで朝食。8:30ホテルのバスで山本小屋ふる里館へ戻る。
ここから自家用車で、次の行程の松本へ向かう。(次の「国宝・松本城と無言館」のブログに続きます。)
他の観光客の話では、深夜1時ごろ霧が急に晴れて満天の星空が一時見えたらしい。下界は晴れだが、ちょうど美ヶ原の上に雲が被さっており、それが霧となって視界を妨げているが、時折風で晴れ間になるという。
今回は運悪く、霧や雲のために、期待した大パノラマの展望、星空、雲海、日の出を望めなかったが、十分楽しめた。王ヶ頭ホテルの宿泊費は安くはないが、サービスやもてなしも満点、機会があれば、また行きたくなるところだった。
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