長崎・稲佐山からのパノラマ
2011年11月4日(金)~5日(土)、長崎に1泊2日の家族旅行に行く。
11:00ごろ家を出て、車で長崎市内の稲佐山温泉ホテルに向かう。
●野鳥の森レストラン
11:20、国道34号線の「野鳥の森レストラン」に寄り、早めの昼食。ここは、大村市と諫早市の境界の鈴田峠に在る。鈴田峠農園が経営している農産物の直売所と併設のバイキングレストラン。和・洋・中の料理が多数用意されているが、基本的には大村近郊の食材を使った田舎料理で地元の人には評判。大人1,260円(中学生以上)、シニア1,050円(70歳以上)、小学生420円で、価格は手ごろで美味しい。
鈴田峠農園の直売所がすぐそばにある。
直売所では、親戚の生産者の名を書いた「ひょうたん型のかぼちゃ」を見つけた。
諌早ICから長崎自動車道、出島道路を経て長崎市街に入る。稲佐橋を渡って稲佐山へ向かう。
新聞・テレビに出てたが、11月1日から稲佐山の「長崎ロープウェイ」は、斬新なフォルムの新ゴンドラがデビューしたそうだ。
標高333メートルの稲佐山山頂からは、360度のパノラマで長崎市内全景を望むことができ、日本三大夜景の一つである「1,000万ドルの夜景」のビュースポットとしても有名。ロープウェイは、ふもとの淵神社駅から稲佐山まで約5分、20分間隔で運行、往復大人1,200円。
さっそく乗ってみることにするが、車でふもとのロープウェイ駅が分からず、いつのまにか山頂に着いてしまった。仕方なくそこに車を置き、稲佐山駅からロープウェイで下り、往復することにする。ゴンドラは、黒で統一されガラス張りで、しゃれた感じ。13:30出発、ロープウェイからのパノラマを楽しむ。
左手は大波止。正面は水辺の森公園や美術館、赤い屋根の活水女子大。右端に大浦天主堂やグラバー園。山の向こう側は霞んで見えないが、天草方面らしい。
市役所のある中心街、諏訪神社や長崎街道方面。遠く雲仙が遠望できる。
長崎駅(中央)に電車が並んでいる。右手に浦上川に架かる旭橋。
佐賀県境の多良山系が遠望。左下に浦上天主堂と原爆資料館、その右が長崎大学。
中央にヤマダ電機の黄色の建物と県営球場が目立つ。右端に平和公園を確認。
浦上の市街地の遠くに、大村湾が霞んで見える。
稲佐山から市街地に車で戻り、14:40グラバー園に到着。
四季を通じ様々な花が咲き誇り、緑に包まれたグラバー園は、眼下に広がる長崎港を見下ろす南山手の丘に立地。旧グラバー住宅、旧三菱ドッグハウス、旧ウォーカー住宅、旧オルト住宅など洋館9棟が点在。入園料600円。60歳以上は、保険証を見せれば減免料金で300円。
●大浦天主堂
15:50グラバー園に隣接する大浦天主堂に行く。
正式名は、日本二十六聖殉教者天主堂。中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調教会で、現存する木造教会では日本最古で国宝。拝観料300円。5月に行った「浦上天主堂」によりも、内部は狭くて薄暗く、古い歴史を感じる。内部は撮影禁止。
幕末の1865年に建立された。250年間密かに信仰を続けてきた潜伏キリシタンがここで発見され、奇跡の事件として世界的に知られたところである。信徒発見百周年の1965年に建てられた記念碑は、外の庭にあった。
●稲佐山温泉ホテルアマンディ
大浦天主堂から築町電停まで歩き、市電で長崎駅へ。そこから無料送迎バスに乗って、ホテルに17:15着。
客室、レストランや露天風呂から、長崎の夜景が一望できる稲佐山にある温泉リゾートホテル。長崎の地元素材の料理が楽しめ、岩盤浴やエステなどの癒しやアミューズメント施設(これらは有料)もある。18:30~夕食、温泉に入り、露天風呂からも長崎の夜景を楽しむ。海側のツインで1泊2食付き、一人15,000円だった。写真は、部屋の窓から撮影。
翌日11月5日(土)は、朝から雨。大波止ターミナルを見ると、五島航路の九州商船フェリー「万葉」(中央)とジェットフォイル「ぺがさす」(右)が停泊していた。5月の五島・福江島巡りで乗った船だ。
朝食はゆっくり9:00~とし、10:00少し前にチェックアウト。
●夢彩都(ゆめさいと)と観光丸
ホテルをチェックアウトして、大波止にあるショッピングセンター「夢彩都」に行く。施設は、株式会社長崎ベイサイドモールが所有、店舗の管理運営を株式会社イズミ(本社は広島県、西日本地域でショッピングセンターを展開)が行っている。2000年(平成12年)4月に開業したそうだ。
夢彩都から、観光丸が目の前に停泊しているのが見えた。(後ろは、水辺の森公園)
観光丸は、1855年にオランダ国王から江戸幕府に贈られ、日本初の蒸気船で幕府海軍の練習船として活用された。1876年に解体されたが、この船は1987年に復元されものだ。
これまでは、ハウステンボスに停泊し大村湾のクルージングなどを行っており、昨年の大河ドラマ「龍馬伝」においても、ロケに使用されたと聞く。今年5月に長崎に来た時は、この「観光丸」が停泊していた。後で調べてみると、軍艦島クルーズで有名な「やまさ海運」と「ハウステンボス」が、観光丸の3年間の借り受け契約を交わし、長崎港内遊覧船として使われているようだ。
夢彩都では、家族が買い物の後、4Fの信州そば処「そじ坊」で早めの昼食をとり、帰路へ。
●黒潮市場
国道34号線の諌早市内の貝津交差点を大村に向かって左折し、少し行ったところに「黒潮市場」という野菜と海産物の豊富な店がある。とにかく魚が生き生き新鮮で、安いとの評判で、帰りに立ち寄った。西諫早ニュータウンが近くにあり、こじんまりとでしているが、結構客で混んでいる。鯛やアジが安いと、家族が買って、13:30に帰宅。
鯛を焼き物して、あったかいうちに食べたら、ホクホクしてすごくおいしい。鯛はめったに食べないし、こんな新鮮で美味しい鯛は初めて。さすが高級魚だけの価値があった。
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