映画「コクリコ坂から」
2011年9月3日(土)、映画「コクリコ坂から」を観る。
企画・脚本:宮崎駿 監督:宮崎吾朗 キャスト:長澤まさみ 岡田准一 竹下景子 石田ゆり子
原作は、1980年頃に少女マンガ誌「なかよし」に連載されていたコミックだそうだ。宮崎駿と吾朗親子のスタジオジブリ作品。
高校二年の女子高生松崎海(声:長澤まさみ)は、同じ高校に通う新聞部の部長・風間俊(岡田准一)と出会い、次第に心を寄せる。
東京オリンピック開催を目前に控えた1963年、横浜を舞台にした懐かしい街の様子や風景が再現されている。1960年前後のあのノスタルジックな『三丁目の夕日』と同時代である。人間模様も、我々の高校の青春時代と重なる。
ジブリ作品は、「千と千尋の神隠し」など、だんだんと凝り過ぎてきて、グロテスクになって嫌になったが、「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」のような素朴さや、絵の美しさが少しは復活したような気がする。
マンガ的なストーリー展開でちょっと無理があるが、二人が路面電車を待つ電停で、海の方から俊に告白するシーンは、アニメとは思えない。いじらしくて胸が熱くなる。
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